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11-12 プレミアリーグ総括 (1位~2位) [League 11-12]
1位:マンチェスター・シティ
2位:マンチェスター・ユナイテッド
3位~5位はこちら(11-12 プレミアリーグ総括)
6位~10位はこちら(11-12 プレミアリーグ総括)
11位~15位はこちら(11-12 プレミアリーグ総括)
16位~20位はこちら(11-12 プレミアリーグ総括)
(参考)11-12 プレミアリーグ前半戦を振り返る
2011-12 プレミアリーグ総括(1位~2位)
1位 マンチェスター・シティ
勝ち点89/28勝5分5敗/93得点23失点
ホーム:18勝1分0敗 アウェイ:10勝4分5敗 無失点試合:17
これ以上ない優勝だったが二度と経験したくないというキャプテンのヴァンサン・コンパニの言葉通りだった。
44年ぶりとなる見事な優勝。金で買い漁った即戦力たちは、金だけのためではない事を証明した。
問題児バロテッリとテベスを擁しながら、また、彼らの活躍により優勝を手繰り寄せた。
加入したてのアグエロ、ナスリらがすぐにフィットし、開幕戦からその力を発揮。トッテナム、最大のライバル、マンチェスター・ユナイテッドにオールド・トラッフォードで1-6と歴史的な大勝を飾る。さらにチェルシーに敗れるまで無敗を維持。CLはグループステージで敗れ、テベスも出場を拒むなど、ピッチ内外のゴタゴタが続いたが、マンチーニ監督の目標は変わらなかった。勝てない時期が続き、バロテッリの退場などでライバルに8ポイント差までつけられたこともあったが、プレミアリーグ優勝を決定付けるであろうマンチェスター・ダービーで勝利。得失点差で首位奪還すると、最終節にはこれ以上ないドラマティックな展開で優勝を手にした。それを証明するように、ホーム無敗記録に合計ゴール数、総失点数もプレミア・ナンバーワンという事を物語っている。
次なる目標はチャンピオンズリーグの制覇だろうか?
来季に向けてすでに着手しているだろうが、ACミランのズラタン・イブラモヒモヴィッチを狙っているなど、再び大金をかけるともっぱらの噂。
最多得点 | セルヒオ・アグエロ | 26得点(全30得点) |
最多アシスト | ダビド・シルバ | 14アシスト(全17アシスト) |
最多パサー(成功) | ヤヤ・トゥレ | 2248本(1895本)/84.3% |
マン・オブ・ザ・マッチ | セルヒオ・アグエロ | 7回 |
プレイヤー・オブ・ザ・シーズン | セルヒオ・アグエロ | |
選手による プレイヤー・オブ・ザ・シーズン | ダビド・シルバ | |
ゴール・オブ・ザ・シーズン | セルヒオ・アグエロ vs Nowrich |
2位 マンチェスター・ユナイテッド
勝ち点89/28勝5分5敗/89得点33失点
ホーム:15勝2分2敗 アウェイ:13勝3分3敗 無失点試合:20
サー・アレックス・ファーガソン監督の25周年に最高のプレゼントを贈ることは出来なかった。
最終節は屈辱的な展開で優勝を逃した。勝ち点89をもってしても、マンチェスターのライバルに及ばなかった。
開幕前はポール・スコールズとファン・デル・サールが引退を発表。新たなレジェンドたちがマンチェスター・ユナイテッドの歴史に名を刻んだ。彼らの功績は大きく、シーズンを通してマンチェスター・ユナイテッドに必要不可欠な選手ということを改めて証明した。夏に獲得したフィル・ジョーンズ、アシュリー・ヤング、ダビド・デ・ヘアは活躍はしたものの、まだまだ経験不足だった。
去年は移籍騒動の渦中だったウェイン・ルーニーは、自分の髪の毛を植毛したことで紙面の見出しを飾っていた。しかし開幕からそれを払拭してみせた。アーセナル戦では歴史的大勝を飾り、自身もハットトリックを達成。絶好調なウェインはボルトン戦でもハットトリックを達成し、開幕5試合で9得点と爆発的な活躍を見せた。
しかし10月23日、大一番のマンチェスター・ダービーで屈辱的な大敗を喫する。明らかな力の差を見せつけられたサー・アレックスだったが、屈する事なく立て直した。ライバルの取りこぼしを待つように5ポイント差で2位につけていた彼らだったが、再びホームでブラックバーンに逆転負けという不甲斐ない試合を披露してしまう。この試合で戦犯ともされるゴールキーパーのデ・ヘアは視力が悪かったと言い訳。ファーガソン監督は彼を見切り、リンデゴーアにゴールマウスを託したが、続くニューカッスル戦でも完封負けを喫した。
次第にサポーターたちの声はスコールズ、ファン・デル・サール、しまいにはギャリー・ネヴィルらレジェンドを復帰させろという無茶なお願いを叫んでいた。その願いに駆け付けたのはポール・スコールズ。スコールズをもってしてもサー・ファギーに言われたら承諾せざるを得ないだろう。引退を撤回しろと要求したのか、むしろ頭を下げていたかもしれないが、半年間の眠りについていた彼は2年前よりも覚醒していた。ノリッジ戦で彼は復帰初ゴールを含むシーズン合計4ゴールを決めた。中盤での存在感は際立っていたが、その一方で900試合目の出場だったレジェンドのライアン・ギグスが決勝点を挙げる活躍を見せ、ベテランの存在の大事さをサポーターに焼き付けた。彼らはそこから怒涛の追い上げを見せ、12試合無敗。その間にシティは取りこぼし、赤いマンチェスターは首位に立っていた。そのままシルバーウェアが彼らのものとなればよかったが、シーズン終盤戦はやはり難しいもので、降格圏に瀕するウィガン相手に黒星。エバートン戦でも追いつかれて引き分け。勝ち点8ポイント差がいつの間にか1試合差となる3ポイント差で頂上決戦となるマンチェスター・ダービーを迎える。残り3節、この試合に勝てばタイトルは確定したはずだったが、彼らのホームの強さに屈し、4月30日にマンチェスター・シティに首位を渡してしまう。残り2節は着実に勝ちにいったが、得失点差は埋まる事もなく、コミュニティー・シールドという1冠だけでシーズンに幕を閉じた。マンチェスターは青く彼らに残ったのはコミュニティー・シールドだけの1冠となった。
シティに近づく、あるいは越すためには、補強は急務。スコールズは来季も残留を宣言したが、頼りすぎると今年のようになってしまう。怪我人の復帰も一番だが、代わりになる選手と得点に近い選手を獲得できれば・・・。
そこで一番獲得に近づいているのは香川真司。移籍金約1200万ポンド(出来高で1500万ポンド)で合意間近(5/30現在)と報道されている。エデン・アザールはチェルシーに決まったため、彼をどうしてもとりたいらしい。
そういえば最近Man Utdは世界で最もファンが多いフットボール・クラブで、その中でもアジア圏での人気は群を抜いているとあった。だからパク・チソンに代わる(即戦力となる)新たなアジア人が欲しいのかもしれない。
最多得点 | ウェイン・ルーニー | 27得点(全34得点) |
最多アシスト | アントニオ・バレンシア | 13アシスト |
最多パサー(成功) | マイケル・キャリック | 2192本(1975本)/90.1% |
マン・オブ・ザ・マッチ | ウェイン・ルーニー | 9回 |
プレイヤー・オブ・ザ・シーズン | アントニオ・バレンシア | |
ゴール・オブ・ザ・シーズン | アントニオ・バレンシア vs Blackburn |
最終節を振り返る
All ManCity 11/12 Premier League Goals
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