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FAカップ準決勝 リバプール vs. エバートン [2012.4.14] [League 11-12]
FAカップ準決勝
リバプール vs. エバートン
Stadium: Wembley Stadium (NorthWestLondon, 105 x 68 m)
Referee: Howard Webb
Attendance: 87,231
Liverpool (4-4-2)
01 Jones, 02 Johnson, 05 Agger, 23 Carragher, 37 Skrtel, 08 Gerrard, 14 Henderson (Maxi - 75' ), 19 Downing (Bellamy - 84' ), 20 Spearing, 07 Suarez, 09 Carroll
Substitutes
42 Gulacsi, 03 Jose Enrique, 34 Kelly, 11 Maxi, 33 Shelvey, 18 Kuyt, 39 Bellamy
Everton (4-5-1)
24 Howard, 03 Baines (Anichebe - 88' ), 05 Heitinga, 15 Distin, 18 Neville, 04 Gibson, 17 Cahill, 21 Osman, 25 Fellaini, 07 Jelavic, 19 Gueye (Coleman - 68' )
Substitutes
12 Hahnemann, 02 Hibbert, 06 Jagielka, 23 Coleman, 11 Stracqualursi, 14 McFadden, 28 Anichebe
リバプールは、リーグ戦から7名を変更。GKのレイナとドニは出場停止。
アッガーが先発に復帰。エンリケ、カイトは再びベンチスタート。
エバートンは、リーグ戦から5名を変更。休養していたベインズが復帰。
キックオフ前には、リバプールのキャプテンのスティーヴン・ジェラードと、エバートンのキャプテン、フィル・ネヴィルが遺族へ花束を贈り、1分間の黙とうが行われた。
218回目のマージーサイド・ダービー。
悲劇が起きた1989年にもこのマージーサイド・ダービーが行われていた。
その時はFAカップ決勝でリバプールが優勝している。
ハワード・ウェブがマージーサイド・ダービーを裁くのは初めてのこと。
前半開始。
エバートンボールでキックオフ。
中盤の攻防が続く。
徐々にリバプールペースへ。
スピアリング!惜しい。
キャロルが裏でボールを貰って切り返してマイナスのパス。
スピアリングのシュートは惜しくもバーを越える。
リバプールのファーストシュート。
アッガーがイェラヴィッチを倒してファール。
エバートンがボールをつないでエリア手前25m付近でFK獲得。
ベインズのFKはバーを越える。
イェラヴィッチが裏へ抜けたところはグレン・ジョンソンが対応。
ラインが高いエバートンに対し、リバプールが裏を狙う姿勢。
ハイティンガがドリブルでボールを運ぶがDFに対応される。
ダウニングの右足のシュートはミートせず。
ヘンダーソンがギブソンの腕を引っ張ってボールを奪ったがファール。
ケーヒルからイェラヴィッチ。右エリア手前でシュートはDFが体でブロック。
フィル・ネヴィルがロングスローを見せかけて普通のスローイン。
しかしオズマンとのワンツーは意志疎通がなかった。
ギブソンのパスをジェラードが奪って相手に当ててスローイン。これにサポーターが湧く。
ルイス・スアレスがエリア右手前で倒されてFK獲得。
これはリプレイで見てもダイブではなかったが、貰いに行った感。
FKは、左足でアッガー。壁に阻まれる。
こぼれ球をシュクルテル!しかししっかりとミートせずGK正面。
エバートンが右サイドをワンツーで崩し、ボールをキープ。
左に展開し、ゲイが走りこんできたオズマンにスルーパス。
クロスはスピアリングがブロック。
コーナーは、ディスタンがプッシングでファールを取られる。
ジェラードの浮き球のパス。ベインズがうまく対応してコーナーへ。
リバプールの最初のコーナー。中の選手には合わず。
エバートンのカウンター。
オズマンが右サイドから中に切れ込んでボールを運ぶ。
左サイドをイェラヴィッチが走り、合わせるパスを出すがパススピードが弱く対応される。
エバトニアンはフラストレーションを募らせる。
イェラヴィッチ!オーバーヘッドはGK正面。
右サイドをフィル・ネヴィルが突破してラストパス。
これはDFにブロックされるが、こぼれ球をイェラヴィッチが合わせた。
GKブラッド・ジョーンズのフィードから、スアレスが裏へ抜ける動き、しかしオフサイド。
イェラヴィッチ!スコア―!0-1。
キャラガーとアッガーがまさかのお見合い。
散々お見合いした挙句、キャラガーがクリアするが、ケーヒルに当たってイェラヴィッチの足元へ。
GKの股を抜いてゴール!これはうまい。
イェラヴィッチはここ5試合で5ゴール目。
Yeeeeeeessssssssss jelavic
— Wayne Rooneyさん (@WayneRooney) 4月 14, 2012
さすがエバトニアンのルーニー。
デビッド・モイーズ監督もガッツポーズで嬉しそう。
イェラヴィッチは、1月にレンジャーズからエバートンに加入。いい補強だ。
左サイドからダウニングのクロスにキャロル!惜しくも合わず。
28分、グレン・ジョンソンの左足クロスは、スアレスに合わずラインを割る。
キャロルからスアレス。中央に走りこんできたジェラードに合わせるラストパス。
しかしDFがクリア。
イェラヴィッチが前線でポストプレーが光る。
ヘンダーソンがキャロルへパス。
しかしキャロルの動きとは合わず。
ダウニングのクロスはGKハワードがキャッチ。
残り10分。
スアレスが倒されるが、プレーオン。
しかしアッガーがパスミス。
スアレスを倒したディスタンにイエローカード。
ギブソンが右サイドのタッチライン際をパス、しかしシュクルテルが対応。
右サイドをグレン・ジョンソンが崩してクロスは精度を欠く。
ゴールネット裏には6-7台のカメラが用意されている。
シュクルテルがイェラヴィッチを倒してファール。
エバートンが再び25m付近のFKを獲得。
スアレスがハイティンガを倒す。
相当フラストレーションが溜まってるスアレス。
彼らはアヤックスのチームメイトだった。
スアレスがまたもハイティンガを倒す。大ブーイング。
なんで相手にタックルしてんだ。しかしイエローも出ない。
アディショナルタイム1分。
前半終了。
前半のキャロルのボールタッチ数はたった10。これはピッチ上の選手で最も少ない。
後半開始。
ヘンダーソンが左にポジションを移す。
リバプールボールでキックオフ。
キャロル!外した!
早速のチャンスだった。
ダウニングが右サイドから右足でクロス。
ファーサイドにぴったり合ったが、キャロルのフリー・ヘッダーは惜しくも枠に左。
なぜ外した・・・ポジショニングは抜群だった。
頭を抱えるダルグリッシュ。キャロルはシャツで顔を覆う。
スタンドにいたイアン・ラッシュも顔を覆っていた。
キャロルが右に開いてボールを受け、DFを振り切ったがなぜかバックパス。そしてミス。
やっぱりおかしいな。
ゲイのクロス。アッガーが胸でクリア。
スアレスが左サイドを独走。しかしファーサイドに走っていた選手には出さず。
自分でキープするが判断が遅れてバックパスし、右に展開。
ジェラードが中央を突破し倒されるがノーファール。
フェライニがボールを運んでキャロルに倒されてFK獲得。
ベインズのFK。GKジョーンズが目測を誤って頭上を越えラインを割る。コーナーへ。
正GKのレイナはスタンド観戦。
コーナーはGKがパンチングクリア。
こぼれ球をオズマンが相手を倒してファール。
さっきのキャロルのリプレイ。なんとも悲惨。
イェラビッチがファールをアピールするがノーホイッスル。
そのまま中央で受けてシュートをするがミートせず。
イェラヴィッチの落としにケーヒル、オズマンと繋いでシュート、力弱くGK正面。
シュクルテルがイェラヴィッチを倒してファール。
お互いが熱くなって小競り合い。イェラヴィッチとシュクルテルにイエローカード。
ケーヒルがエリア内でDFに囲まれながらキープ。
しかし相手を倒したとしてファールを受ける。
60分、ダウニングが右サイドをえぐってクロス。
ニアでスアレスが合わせるが空振り。こぼれ球は味方に合わずクリアされる。
スアレスがバックパスを狙う!そのままGKと1対1。制した!
右足のアウトサイド。1-1。
ディスタンのバックパスが弱すぎた。これをスアレスが奪って持ち込む。
ウェンブリーが再び揺れる。
スアレス、アゲイン。
クロスは流れて、ファーサイドのスペースへ、ダウニングのシュートは・・・ミートせず。
こぼれ球を拾いに行ったスアレスがネヴィルに倒されてファール。
ジェラードのシュートはディフレクトしてコーナーへ。
ショートコーナーからジョンソンのクロス、弾き返されるがこぼれ球をジェラードがシュート。
DFが体を出してブロック。
再びリバプールペース。
セカンドボールも拾えるようになってきた。
グレン・ジョンソンのシュートはGK正面。
なかなかプレーが切れずに選手を変えられないエバートン。
ゴール前で混戦。
ジェラードが落ち着かせる。
68分、エバートン、マゲイ・ゲイに代わり、シェイマス・コールマンを投入。
オズマンが左、コールマンが右へ。
ハイティンガがキャロルに倒される。
肘が入っていたようだ。
再び裏を狙うスアレス。ディスタンとスアレスのマッチアップ。
今度はディスタンが冷静にバックパス。
ヘンダーソンにイエローカード。
キャロルがウェブに何やら文句を。
75分、リバプール、ヘンダーソンに代わり、マキシ・ロドリゲスを投入。
そのまま左サイドに入る。
右サイドからフェライニ、コールマンが折り返してDFがクリア。コーナーへ。
ベインズのコーナーは、キャロルがクリア。
オズマンのミドル!GKがファンブルするが何とかキャッチ。
キャロル!また外した。
中盤で攻防。オズマンが手で止めようとしたがプレーオン。
最後はキャロル。左足のシュートは枠を右にそれる。
オズマンにイエローカード。
スアレスが中央のキャロルへ。キャロルはクロス。
これはスアレスに合わず、エバートンのカウンター。
クロスはグレン・ジョンソンがクリア。
キャロルがボールを奪って振り向きざまにシュート。しかしミートせず。
アイルランド人のミック・マッカーシー監督がスタンド観戦。
イェラヴィッチ!これはサイドネット。
フェライニが頭ですらし、イェラヴィッチがトラップからシュートしたが枠を捉えず。
再びキャロル!しかしうまくヒットせず。
83分、リバプール、スチュワート・ダウニングに代わり、クレイグ・ベラミーを投入。
そのまま右の位置へ。
ベインズが足を気にしている。
キャロルからベラミーが裏へ抜ける。しかしオズマンのカバーで何とかクリア。
ベラミーはシャツを引っ張っていたがノーファール。
ベラミーのコーナーは、フェライニがクリア。しかしリバプールがボールを拾って左へ展開。
ジェラードがタッチした所をコールマンに倒されてFK獲得。
キャロルー!
87分、ベラミーのFKからキャロルのバックヘッドが決まった。2-1。
Yesssssssssaaaa
— Lucas Leivaさん (@LucasLeiva87) 4月 14, 2012
今度こそ決めた。最高の時間帯だ。
さぁどうでるモイーズ。
88分、エバートン、レイトン・ベインズに代わり、アニチェベを投入。
3バックの攻撃的布陣に変更。
キャロルが競って流れたボールをスアレスが折り返す。
飛び込んできたマキシ。しかしポスト直撃!
ブラックバーン戦の再現かと思ったら決まらなかった。
セカンドボールを再びリバプールが拾う。
クロスボールは、GKが飛び出してきてキャッチ。初めてのキャッチに大拍手。
再びスアレスが倒されてFK獲得。
アディショナルタイム4分。
スアレスが反転しながらシュート。GKハワードがキャッチ。
前線でボールを受けたフェライニはハンド。
リバプールの時間帯が続く。
ケーヒルにプレスに行くスアレスとキャロル。
そして自ボールにする。
スアレスの働きがかなり効いてるな。
最後のクロスは・・・
試合終了!
リバプールが8度目の決勝進出!
アンディ・キャロルが2戦連続の決勝点。
YNWAがスタジアムに流れる。
リバプール 2 - 1 エバートン
0-1 24分 ニキツァ・イェラヴィッチ
1-1 62分 ルイス・スアレス
2-1 87分 アンディ・キャロル
36分 シルヴァン・ディスタン
58分 ニキツァ・イェラヴィッチ
58分 マルティン・シュクルテル
72分 ヘンダーソン
78分 シェイマス・コールマン
ポゼッション : 56% : 44%
シュート数: 14本 : 9本
枠内シュート: 7本 : 5本
Man of the Match: Luiz Suarez (Liverpool Striker)
マン・オブ・ザ・マッチは、精力的な動きと同点ゴールを決めたルイス・スアレス。
リバプールが決勝進出。
対戦相手は明日のチェルシーvsトッテナムの勝者。
スカイ採点
ジョーンズ 6
キャラガー 5 アッガー 5 シュクルテル 6 ジョンソン 6
ジェラード 7 ダウニング 7 ヘンダーソン 6 スピアリング 6
キャロル 6 スアレス 8
マキシ 6 ベラミー 6
ハワード 5
ディスタン 4 ハイティンガ 6 ベインズ 5 ネヴィル 6
オズマン 7 ケーヒル 6 ギブソン 5 フェライニ 6
イェラヴィッチ 7
コールマン 4 アニチェベ 5
リバプール、MFスティーヴン・ジェラード
とてもタフだったよ。エバートンは良いプレーをしていたし、良い監督がいるからね。しかし後半は見事だった。良いキャラクターを示せたと思う。多くの批判があったけど、立ち上がることが出来た。批判にはゴールで応えるしかない。キャロルは見事なゴールを決めてくれたよ。
リバプール、FWアンディ・キャロル
最高の気分だよ。散々のチャンスを潰してしまったけれど、終了間際に決めれたのは大きかったね。多くの批判があるけど、僕は歩き続けるよ。毎日自分に言い聞かせ、自信をつけているんだ。
リバプール、DFジェイミー・キャラガー
正直ホッとしたよ。悪夢のようなシーズンで自分もその当事者なわけだからね。エバートンも勝つ気で来てたけど、俺たちには最高のサポーターがついているし、この先も絶対に挽回して行けると思ってる。リバプールはトロフィーを勝ち取り続けるべきクラブなんだ。
リバプール、GKブラッド・ジョーンズ
ハーフタイムにギアを上げろと言われたけど、自分たちでも自信はあった。スアレスのことは大好きだし、人一倍練習してるのを皆知っている。ウェンブリーでのゴールに値するよ。ペペがレギュラーで、何年もその座を守ってきた。チャンスは嬉しいし、ぜひ優勝したいね。
エバートン、DFシルヴァン・ディスタン
route268 10:07am via TweetDeck あのゴールの責任は全て俺にあるよ。試合を変えてしまったし、それは受け入れなきゃいけない。みんな俺に声をかけてくれたけど、責任に直面する覚悟はあるから大丈夫さ。俺はポーツマス時代に優勝してるから、皆の決勝の機会を無くしてしまったこと考えるとタフだよ。
リバプール、ケニー・ダルグリッシュ監督
誇らしいよ。決勝進出を喜んでいいと思う。でもファンも含め両クラブが良いプレーで尊厳を保ったことに意義がある。試合は難しかったが、0-1からプレスを掛け続けて良く巻き返したし、中立の人は楽しんだと思う。みんなで支えてきたキャロルの決勝点は嬉しいよ。
エバートン、デビッド・モイーズ監督
ガッカリしてるよ。良い試合の入りをしてゴールも決めた。後半もそのまま行けると思ったが、酷いミスでゴールを許してしまった。やれることをやって、キャロルのミスにも助けられたが、ああいうミスをすればトロフィーは勝ち取れないし、それが2つも出てしまった。
シルヴァンは落ち込んでるよ。経験ある選手で、FAカップもポーツマスで獲ってるから、重要性も理解してた。ここまで素晴らしいプレーをしているが、あのミスでリバプールに勢いが出た。素晴らしいファンを決勝に連れて行けずに残念だ。しかも地元のライバル相手でね。
ゴール・ハイライト
感想
まずは熱い試合だった。さすがウェンブリー。サポーターも熱狂も伝わる。
前半見てエバートンが勝つと思ったけど、後半に一転。
ダルグリッシュの采配がピンポイントだった。
ダウニングを右に動かしたり、ベラミーを入れるタイミングも。
ただキャロルがあのシュートを外し、その後も外し、これはリバプールの日じゃないなと思った矢先。
キャロルが決勝点。怖い男だ。
ダルグリッシュの采配が見事にハマったね。
これでリバプールが夢の2冠に近づく。決勝はまた熱い試合だろうな。
もう見るだけで疲れるね!
マキシ・ロドリゲスのスタッツ。
今日も勝ったし、使うべき?
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