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チャンピオンズリーグ 準々決勝 第1戦・プレビュー [UEFA CL 11-12]

UEFA チャンピオンズリーグ
準々決勝 ファーストレグ
3月27日、28日 | |||||
チャンピオンズリーグも佳境に突入。 ベスト8に名を連ねるのは、ベンフィカ、チェルシー、アポエル、レアル・マドリー、マルセイユ、バイエルン・ミュンヘン、ミラン、そして昨季王者のバルセロナ。 第2戦は4月3日と4日に行われる。 サマータイム実施のため4時45分ではなく、3時45分なのでお間違えなく。 |
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3月27日 火曜日 | |||||
27:45- | ベンフィカ | v | チェルシー | ||
会場 / 審判 | Estadio SL e Benfica | Referee : Paolo Tagliavento (ITA) | |||
地の利を生かしたいベンフィカ。 欧州カップ戦で22年ぶりの準決勝進出を目指すSLベンフィカは、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦でホームにチェルシーFCを迎え撃つ。 欧州制覇2回の実績を誇るベンフィカは、1990年を最後にベスト8の壁を越えることができていない。一方のチェルシーは対照的に、ここ10年間は毎年のように準決勝へ勝ち上がっている。そのチェルシーは決勝トーナメント1回戦でSSCナポリを逆転で下した勢いに乗っているが、ベンフィカもUEFA主催クラブ大会のホームゲームでは好結果を残し続けている。 両チームの対戦は今回が初となる。しかし、チェルシーにはポルトガルとの太いパイプがあり、リスボン遠征に対する不安も解消されるはずだ。チェルシーのCBダビド・ルイスとMFラミレスは、ジョルジ・ジェズス監督の下、2010年にリーグ王座を手にしたベンフィカの一員だった。 ベンフィカは今大会、チェルシーと同じイングランド勢のマンチェスター・ユナイテッドFCとグループステージで対戦しており、ホームとアウェーで引き分けている。 ベンフィカは2010年12月以降、欧州カップ戦のホームゲームで10試合無敗を維持。 予選3回戦から出場した今季も、ここまで4勝2分けの好成績を残している。 ベンフィカはイングランド勢に対し、ホームで6勝3分け4敗。 チーム情報 エセキエル・ガライとヤニック・ジャロは欠場。 チェルシーは、今季のUCLにおいて、敵地で行われた過去4試合に2分け2敗。 この準々決勝第1戦では、今大会におけるアウェー初勝利を目指すことになる。 チェルシーが過去に対戦したポルトガル勢は、2004年9月以降の6試合で4勝1分け1敗の対戦成績を残すFCポルトのみ。 チーム情報 テリーは復帰の見込み。イヴァノヴィッチは微妙。 会場はエスタジオ・ド・SLベンフィカ。主審はパオロ・タリャベント(イタリア) 第2戦はチェルシーの本拠地スタンフォード・ブリッジで4月4日に開催。 勝者は準決勝でACミラン対FCバルセロナの勝者と対戦する。 |
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27:45- | アポエル | v | レアル・マドリー | ||
会場 / 審判 | GSP Stadium | Referee : Felix Brych (GER) | |||
今度は名門マドリーに挑むアポエル。 キプロス勢として初のUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出を果たし、その栄誉を力にベスト16も突破したアポエルFC。今度は準決勝進出を目指し、9度の欧州制覇を誇るレアル・マドリーCFを相手に新たな挑戦をスタートさせる。 アポエルは予選2回戦を含め、今大会のホームゲームで7戦5勝を収めている。しかし対するマドリーも今季のUCLで8戦7勝と圧倒的な強さを顕示している。 アポエルは、公式戦で初めてマドリーと対戦する。 アポエルはスペイン勢と過去に10回対戦し、5分け5敗とまだ勝てていない。 ホームでは4分け1敗。唯一の敗北は2003-04シーズンのUEFAカップ1回戦で、マジョルカに1-2と屈した。スペイン・リーガのチームと対戦するのは3年連続となる。 チーム情報 グスタボが出場停止。GKパノス・コンスタンティヌは手術後のため欠場。 レアル・マドリーは、今季のUCLでここまで8戦7勝。唯一勝利を逃したのはCSKAモスクワとのベスト16の第1戦で、1-1と引き分けた。 ジョゼ・モウリーニョ監督は、UCLの準々決勝で敗退したことがない。2004年はFCポルト、2005年と2007年はチェルシー、2010年はインテルを率いて突破し、昨季もマドリーでトッテナム・ホットスパーをホームで4-0、アウェーで1-0と下してベスト4進出を果たした。 6年間挑戦し続けていたベスト16の壁をようやく乗り越え、7年ぶりの準々決勝となった昨季は、クリスチアーノ・ロナウドが第1戦でも第2戦でもゴールを決めた。 マドリーの準々決勝の出場回数は大会最多の29回。そのうち6回を除いてすべて勝ち抜けている。 チーム情報 シャビ・アロンソが出場停止。 ラサナ・ディアラ、ディ・マリア、リカルド・カルバーリョ、カジェホンは負傷欠場。 会場はGSP・スタジアム。主審はフェリックス・ブリッヒ(ドイツ) 第2戦はレアル・マドリーの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで4月4日に開催。 勝者は、バイエルン対マルセイユの勝者と対戦する。 |
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3月28日 水曜日 | |||||
27:45- | マルセイユ | v | バイエルン・ミュンヘン | ||
会場 / 審判 | Stade Velodrome | Referee : Carlos Velasco Carballo (ESP) | |||
ホームでの戦績改善を続行したいマルセイユ。 UEFAチャンピオンズリーグがスタートした1993年、初代王者となって以来のUCL準々決勝進出を遂げたオリンピック・マルセイユ。さらに勝ち進むには、ホームで開催される決勝進出を目指すという励みを胸に戦うFCバイエルン・ミュンヘンを倒さなければならない。 両チームは初顔合わせとなる。バイエルンの準々決勝進出はここ6シーズンで4度目。 最後にベスト8まで残ったのは2009-10シーズンで、そのときはマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、2試合合計4-4ながらアウェーゴール差で勝ち進んだ。 ホームで2-1と勝利したバイエルンだが、アウェーでは2-3で敗れている。 マルセイユは、グループステージのホーム戦に2敗を喫しながら、決勝トーナメントへ進出した。しかし、欧州最高峰のクラブ大会でのホームゲームの成績では、悪い意味で目立っている。FCインテル・ミラノとのベスト16第1戦を前に、UCLでは本拠地スタッド・べロドロームでの18戦で9敗もしており、勝ったのは6試合のみだった。 それでも、2010年の覇者相手に1-0と勝利を収め、その数字を改善。 マルセイユは決勝トーナメントでのドイツ勢との対戦で全10試合で5勝3敗となっている。 チーム情報 マンダンダとディアワラが出場停止。レミーとアイェウは強行出場の見込み。 バイエルン・ミュンヘンは、FCバーゼル1893とのベスト16第1戦以前、UCLでのアウェーゲームで過去9試合で6勝していたが、スイスでは0-1と敗れた。しかし、第2戦で7-0と圧勝し、逆転でベスト8へ進出。7点差でのこの勝利は、UCL決勝トーナメントでの最多得点差勝利記録となった。 バイエルンのリーグ1勢とのアウェー戦における対戦成績は、4勝3分け6敗。 フランク・リベリは、2005年から2007年までマルセイユに所属し、2年連続のフランス・カップ決勝進出に貢献。リーグ1では通算60試合に出場し11得点を挙げた。 ファン・ブイテンも2001年から3年間、マルセイユに所属。通算76試合12得点を記録。 チーム情報 シュバインシュタイガーは出場微妙。ファン・ブイテンは欠場。 会場はスタッド・べロドローム。主審はカルロス・ベラスコ・カルバジョ(スペイン) 第2戦はバイエルンの本拠地アレナ・ミュンヘンで4月3日に開催。 勝者は準決勝で、アポエル対レアル・マドリーの勝者と対戦する。 |
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27:45- | ミラン | v | バルセロナ | ||
会場 / 審判 | Stadio Giuseppe Meazza | Referee : Jonas Eriksson (SWE) | |||
過去の実績を頼りにバルサを迎え撃つミラン。 ACミランは、本拠地サン・シーロで臨むUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦で、今季すでに2戦しているバルセロナに今度こそ勝ちたいと考えている。 ミランは、今季グループステージでの2試合でバルセロナに勝てなかった。 ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるバルセロナは敵地ミラノで3-2の勝利を収めるなど、2試合で勝ち点4を手にし、グループを首位通過している。 ミランは、7度目の欧州制覇を果たした2006-07シーズン以来となる8強入り。 ホームゲーム過去14試合で10勝4分けと一度も負けていない。 ミランは今季UCLのホームゲームで、バルセロナに敗れたのを除けば3戦全勝。 3試合合計で8得点無失点としている。 スペイン勢とホームで戦った最近4試合に勝てていないが、通算では11勝4分け6敗としている。 チーム情報 ファン・ボメルが出場停止。 チアゴ・シウバが負傷欠場。エマヌエルソン、ロビーニョは微妙。ネスタは復帰。 バルセロナは、優勝回数4回、宿敵レアル・マドリーが1956-60年に達成した記録に並ぶ5シーズン連続でのベスト4進出を狙う。 最近5度のUCL準々決勝にいずれも勝利しているバルセロナは、2006年にこのステージで勝ち上がりを決めた後、2008年から4年連続で準々決勝を突破している。 UCLのアウェー戦では6連勝中で、今大会のアウェー戦4試合では15得点を記録。 バルセロナはイタリア勢とのアウェー戦でこれまで5勝6分け5敗。 1992年5月にイタリアのUCサンプドリアを1-0で下して初の欧州制覇を果たした。 チーム情報 チアゴが復帰。アドリアーノ、ビジャ、アビダルは欠場。 遠征メンバーに入ったアフェライは出場しない見通し。 バルセロナのセスク・ファブレガスとミランのマチュー・フラミニは、2004年から2008年までアーセナルFCで一緒にプレーしていた。ファブレガスは2007-08シーズンにサン・シーロで行われたUCLベスト16第2戦でゴールを奪い、アーセナルの2-0の勝利に貢献。フラミニもこの試合に出場していた。 バルセロナのアレクシス・サンチェスはウディネーゼに所属していた昨季、4-4で引き分けた敵地でのミラン戦で得点している。在籍3年間でミランとはカップ戦を含め7試合で対戦したが、ゴールを挙げたのはその試合だけで、通算成績は3勝2分け2敗だった。 会場はタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ。主審はヨナス・エリクソン(スウェーデン) 第2戦はバルセロナの本拠地カンプ・ノウで4月3日に開催。 勝者はチェルシー対ベンフィカの勝者と対戦する。 |
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