【プレミア第26節】 リバプール vs. ウェストブロムの試合結果[02.12]

第26節 イングランド・プレミアリーグ


vs
リバプール vs. ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン


Stadium: Anfield (Liverpool, 101x68m)
Referee: Jonathan Moss
Attendance: 44,752


Liverpool (4-2-3-1)
25 Reina, 02 Johnson, 03 Jose Enrique, 05 Agger, 23 Carragher, 08 Gerrard, 14 Henderson (Sterling - 60' ), 19 Downing (Phillippe Coutinho - 78' ), 21 Lucas, 33 Shelvey (Borini - 60' ), 07 Suarez

Substitutes
01 Jones, 37 Skrtel, 47 Wisdom, 10 Phillippe Coutinho, 24 Allen, 31 Sterling, 29 Borini

West Bromwich Albion (4-5-1)
01 Foster, 02 Reid, 03 Olsson, 06 Ridgewell, 23 McAuley, 05 Yacob, 07 Morrison, 11 Brunt, 17 Dorrans (Lukaku - 74' ), 21 Mulumbu, 09 Long (Fortune - 86' )

Substitutes
13 Myhill, 28 Jones, 30 Tamas, 14 Thomas, 08 Rosenberg, 20 Lukaku, 32 Fortune


リバプールは、前節のマン・シティ戦から1名を変更。
スタリッジが負傷のため欠場。コウチーニョが今季初のベンチ入り。
WBAは、前節のトッテナム戦から2名を変更。
ポポフが3試合の出場停止。ムルンブがアフリカ杯から復帰後初先発。
ピーター・オデムウィンギーはベンチ外。








試合は序盤からリヴァプールのペース。９分、GKが弾いたボールをシェルベイが押し込むが、これはオフサイドで認められない。それでも、立ち上がりからハイペースのリヴァプールは、何度もゴールに迫った。２０分にはペナルティーエリア左の深い位置からルイス・スアレスがラボーナで鋭いクロスを入れるなど、リヴァプールが先制点を目指す。

しかし、リヴァプールでアシスタントコーチを務めていたクラーク監督の率いるウェスト・ブロムは、なかなか集中を切らさない。GKフォスターの好守もあり、前半を無失点で終えた。

良い流れのうちにゴールが欲しいリヴァプールは５２分、グレン・ジョンソンのグラウンダーのクロスにニアのヘンダーソンが合わせたが、これもゴールにならない。すると６０分にヘンダーソンとシェルベイが下がって、ボリーニとスターリングを投入。前線に変化を与えた。

７１分には、再び決定機が訪れる。ダウニングの大きなサイドチェンジから左サイドのスターリングが中へ仕掛けると、中央へ横パス。これを受けたジェラードが左足でシュートを放つが、フォスターが片手で弾く。こぼれ球にボリーニが反応するも、スライディングで放ったシュートは枠をとらえなかった。

苦しみながらも、望んだ展開で試合が進んだウェスト・ブロムは、７４分にルカクを投入。こちらもワンチャンスで勝ち点３を狙う。

試合が大きく動いたのは７６分だった。リヴァプールの左サイドから高いボールがペナルティーエリアに入ると、L・スアレスが相手DFオルソンに押されたということで、PKの判定。リヴァプールに先制の絶好機が訪れる。

しかし、まだ均衡は破れない。ジェラードのPKはこの日大当たりのフォスターに止められ、PKでもスコアが動かなかった。

リヴァプールは直後に３枚目のカードを切って、ダウニングが下がり、１月の新戦力コウチーニョが登場。勝負に出る。

しかし、試合を動かしたのはウェスト・ブロムだった。

８１分、GKレイナの好守でピンチをしのいだリヴァプールだったが、このCKで先制点を献上してしまう。アッガーがついていたマコーリーにフリーで飛び込まれ、ヘディングでゴールを許す。

まさかの失点でリヴァプールは焦る。終盤はその気持ちが悪い方向に出てしまい、フィニッシュに持ち込む場面が少なくなった。すると、９０分にはカウンターでルカクに決められて終戦。リヴァプールが、ウェスト・ブロムに２０１３年初白星を献上した。



リバプール　0 - 2　ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン



81分　0-1　ギャレス・マコーリー
90分　0-2　ロメウ・ルカク


Man of the Match: Ben Foster (WBA)

マン・オブ・ザ・マッチは、PKを止め、好セーブで無失点に貢献したGKベン・フォスター。

PHOTO Gareth McAuley breaks the deadlock for West Bromwich Albion at Liverpool. #LIVWBA twitter.com/premierleague/…

— Premier Leagueさん (@premierleague) 2013年2月11日

PHOTO Luis Suarez improvises to get a cross in for Liverpool - but it's not enough to unlock West Brom's defence. twitter.com/premierleague/…

— Premier Leagueさん (@premierleague) 2013年2月11日

リバプールは3試合勝ちなし。勝ち点36ポイントのまま9位に後退。

ウェストブロムは7試合ぶりの勝利。勝ち点37ポイントに伸ばし8位浮上。

Take a look at the latest #BPL table. With 12 matches to play, where is your side going to finish? twitter.com/premierleague/…

— Premier Leagueさん (@premierleague) 2013年2月11日

リバプールは現在のトップ10相手に今季未勝利。

今日の試合でリバプールは25本のシュートを放ったが無得点だった。これはチェルシーがQPR戦で放った26本無得点に次ぐ今シーズンのワースト記録。

ルイス・スアレスは今季最多の6度のペナルティを貰っている。

ウェストブロムは、1966-67シーズン以来、46年ぶりとなるシーズン・ダブル（ホーム＆アウェイ戦勝利）を達成した。

スカイ採点

レイナ 5
ジョンソン 7　キャラガー 6　アッガー 6　エンリケ 5
ルーカス 5　ジェラード 6　ダウニング 7
シェルヴェイ 6　ヘンダーソン 6　スアレス 6
　サブ：スターリング 5　ボリーニ 5　コウチーニョ 5

フォスター 8
リード 6　マコーリー 7　オルソン 6　リッジウェル 6
ヤコブ 7　ムルンブ 7　ドランズ 6　モリソン 6
ロング 7　ブラント 6
　サブ：ルカク 7　フォルトゥネ 6



ジョンソンとダウニングがチーム最多の7。
ジョンソンは良い攻め上がりと良いクロスを挙げていた。
ダウニングは前半で最も脅威だったとのこと。
チーム最低はエンリケの5。ボールロストが多い。ルーカスはインパクトは与えられなかった。
WBAはヤコブとムルンブがフォスターに次ぐ高評価の7。
要約すると、今シーズンこのコンビで8試合勝利している。この二人はWBAに欠かせない選手だろう。←ここテストにでます。



ハイライト

ジェラードのPK（Rutube）


ハイライト（Dailymotion）








次節以降

リバプールは、EL挟んで、ホームでスウォンジー戦。（スウォンジーはキャピタルワン杯決勝を控えているため日程前倒し）
ウェストブロムは、ホームでサンダーランド戦となる。

リバプール		サウサンプトン
ゼニト（A）	2/14
スワンズ（H）	2/17
ゼニト（H）	2/21, 23	サンダーランド（H）
ウィガン（A）	3/2	チェルシー（A）
トッテナム（H）	3/10, 9	スワンズ（H）
セインツ（A）	3/16	ストーク（A）

データ（参考：OPTA）


　　Liverpool 0 : 2 West Brom
シュート数: 25 :
枠内シュート: /7 :
ポゼッション: 58% : 42%
パス数: 529 (82%) : 378 (75%)
アタッキングサード: 151 (69%) : 107 (60%)
空中戦: 52% : 48%
ドリブル: 8 : 10
タックル: 12 : 19
インターセプト: 10 : 21
クリアランス: 24 : 32



シュート練習。


インターセプト数。WBAはリバプールの左サイドを徹底潰し。


ファイナルサード。左がダメなので右サイドからリバプールは攻撃を組み立てる。
しかしエリア内まで侵入してフィニッシュするが無得点。


スアレスとルカクの比較。ルカクは良い仕事してます。
スアレスはほぼ封じ込まれていた。いつもは10回近い突破がありますが今日はは見られず。
それでもシュートは7本（枠内は0。）


ルーカスとジェラード。左がダメだったので右へのパスが多め。




感想

またまた決定力不足に泣くリバプール。
前線にもスタリッジがいなくなったせいか、スアレスは昔のスアレスに戻ってしまった感じ。
シュート7本打って枠内0本。そしてPKを得た時のシミュレーションもそう。
そしてそれで得たPKを外してしまうジェラード。この日のターニングポイントはずばりそれ。
あれを決めていたら結果は変わっていたでしょう。
WBAのGKフォスターを褒めるべきですが、ここは決めないと。

WBAはしてやったり。
守ってカウンター。今日は序盤戦の堅い守りが復活していました。
スタリッジがいないことでやりやすかったかもしれませんね。
これをきっかけにトップ6入りを目指して欲しい。



・第26節の試合ハイライト（記事中段下）
http://soccer-tribe.blog.so-net.ne.jp/2013-02-11-6

タグ：リバプール WBA 12-13 イングランド・プレミアリーグ