【プレミア第12節】リバプール v ウィガン｜ウェストブロム v チェルシー ［2012.11.17］

第12節 イングランド・プレミアリーグ

vs
リバプール vs. ウェストブロム


Stadium: Anfield
Referee: Kevin Friend
Attendance: 44,913



リバプールは、前節のリバプール戦から3名を変更。
コロッチーニとティオテは出場停止。パーチが負傷離脱。
ウィガンは、前節のマン・シティ戦から変更なし。


前半はややリバプールのペースで進むものの、互いに決定機らしい決定機は少なく、0-0で折り返した。しかし、後半に入って試合が一気に動く。

流れを引き寄せたのは、ルイス・スアレスの先制点。後半立ち上がりの47分、相手のディフェンスラインでのパス回しをスターリングがかすめとってそのまま右サイドを突破すると、マイナスにグラウンダーのクロス。これをスアレスがダイレクトで決めて、リバプールが先制した。

すると、完全にリバプールのペースになる。58分には再びルイス・スアレス。スルーパスに反応したエースは、GKとの1対1を冷静に制して2点差とした。66分には、幸運もあって追加点。本来は相手のスローインだったが、レフェリーのミスジャッジでリバプールが敵陣右からスローインを入れるとルイス・スアレスとスターリングで右サイドを突破。GKが弾いたボールをホセ・エンリケが詰めて、3-0になる。

3点差を追うウィガンは、69分に2枚代え。その一人に選ばれたのが、股関節の負傷で離脱していた宮市。しかし、3得点で勢いにのるホームのリバプールに対し、ウィガンはペースダウン。
右サイドに張る宮市が良い形でボールを受ける場面はほとんどなく、時間が過ぎていき試合終了。
結局、宮市投入後も打開できなかったウィガンは、ノーゴールのまま敗戦が決まった。


リバプール　3 - 0　ウィガン



1-0　47分　ルイス・スアレス
2-0　58分　ルイス・スアレス
3-0　65分　ホセ・エンリケ


Man of the Match:Jose Enrique (Liverpool)

マン・オブ・ザ・マッチは、攻守に貢献し初ゴールを決めたホセ・エンリケ。


リバプールは3試合ぶりの勝利、勝ち点15ポイントに伸ばして11位浮上。
ウィガンは2連敗、勝ち点11ポイントのまま15位に後退。

ルイス・スアレスは、2011年4月から5月のディルク・カイト以来の4試合連続ゴールを決めた。

ルイス・スアレスのシュートに対するゴール率は17%で昨シーズンの9.7%を上回る。

ルイス・スアレスはリバプールのリーグここ16ゴール中、12ゴールに絡んでいる。（10ゴール2アシスト）

スカイ採点

レイナ 6
ウィズダム 7　アッガー 7　シュクルテル 8　エンリケ 9
ジョンソン 7　ジェラード 6　アレン 6
スターリング 7　スアレス 9　スソ 6
（サブ：ヘンダーソン 6　キャラガー 5　シェルヴェイ 5）

アル・ハブシ 6
ラミス 7　コールドウェル 8　フィゲロア 6　ボイス 6
ワトソン 5　マッカーシー 6　ボーセジュール 5
マロニー 5　ディ・サント 5　コネ 7
（サブ：ジョーンズ 6　ゴメス 6　宮市亮 5）


次節以降

リバプールは、EL挟んで、アウェイでスウォンジー戦。
ウィガンは、ホームでレディング戦となる。

リバプール		ウィガン
ヤングボーイズ（H）	11/22
スウォンジー（A）	11/25, 24	レディング（H）
トッテナム（A）	11/28	マン・シティ（H）
セインツ（H）	12/1,3	ニューカッスル（A）
ウディネーゼ（H）	12/6
ウェストハム（A）	12/9, 8	QPR（H）
アストンヴィラ（H）	12/15	ノーリッジ（A）

ハイライト



データを振り返ろう


　　Liverpool 3 : 0 Wigan
シュート数: 22 : 10
枠内シュート: 6 : 2
ポゼッション: 49% : 51%
パス数: 418 (84%) : 447 (83%)
ファイナルサード: 145 (76%) : 98 (69%)
空中戦: 40% : 60%
ドリブル: 12 : 3
タックル: 23 : 20




スアレスは9回仕掛けて5回成功。
相手選手との間合い、スルーパスに反応して体を前に向けるセンスは本当に一流。
エンリケは今日もMoMの仕事。1ゴール。



リバプールはようやく結果がついてきた模様。
ヘンダーソンがシャヒンより使えそうだし、スアレスは今季の得点王争いトップに踊り出る。
そしてウィガンの宮市が久しぶりの出場。
ただノーインパクト。もっと積極的に！

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vs
ウェストブロム vs. チェルシー


Stadium: The Hawthorns
Referee: Micheal Oliver
Attendance: 25,933


WBAは、前節のリーグ戦から1名を変更。
ルカクは出場不可。オデムウィンギーが先発復帰。
チェルシーは、前節のリバプール戦から5名を変更。
オスカー、マタ、イヴァノヴィッチをベンチスタート。
テリーが負傷中。ロメウ、モーゼスを先発起用。


ファーストチャンスを迎えたのはアウェイのチェルシー。
8分、左サイドでボールを受けたモーゼスがドリブルでエリアに切りこんで中央のバートランドへラストパス。バートランドが放ったシュートはゴール右隅へ吸い込まれそうになるが、DFにライン上でクリアされてしまう。
その後もボールを支配したのはチェルシーだったが、先にスコアを動かしたのはホームのウェストブロムだった。
10分、左サイドを崩し、モリソンが中央へ浮き球のクロス。このボールにダビド・ルイスのマークを振り切ったロングが頭で合わせ、ウェストブロムが先制する。

リードを得たウェスト・ブロムウィッチはその後、ボールポゼッションでチェルシーを上回り、次第にゲームをコントロールし始める。３３分、右サイドからのアーリークロスにロングが抜け出しチャンスを迎えるも、ケイヒルがしっかりと体を張って対応され、追加点を奪えない。

35分にもロングボールに抜け出したロングがマークを振り切り、エリア左寄りの位置から強引にシュートを放つも、枠をとらえきれなかった。

立て続けにチャンスを献上したチェルシーだが、39分に試合をふりだしに戻す。アザールが右サイドのアスピリクエタへ展開して自身は中へ入り、クロスにファーサイドで合わせてヘディングシュート。これがゴールマウスに吸い込まれ、1-1に追いつく。

タイスコアで迎えた後半、開始早々にチェルシーが決定機を得る。モーゼスからペナルティーエリア内でパスを受けたスタリッジがDFにつかれながらも、反転してシュート。ここはウェストブロムのGKマイヒルが素晴らしい反応を見せて、ゴールマウスを守り切った。

このプレーに、今度はウェストブロムの攻撃陣が応える。51分、ボールを受けたロングが右サイドでタメをつくり、中央へクロス。このボールにニアサイドで飛び込んだオデムウィンギが強烈なヘディングシュートをネットに叩きこみ、再びウェストブロムがリードを奪った。

アタッキングサードまでボールを運びながらも、完全に相手守備を崩し切れないチェルシーは63分、攻撃のテコ入れにオスカルとマタを投入した。すると65分、バイタルエリアでボールを受けたマタがスタリッジへふわりとした浮き球パス。スタリッジはディフェンスラインの裏を突いてこのボールに合わせるも、わずかにミートせず。シュートはGKマイヒルに阻まれた。

78分にもスタリッジがマタのスルーパスに抜け出し、そのままドリブルでペナルティーエリアへ侵入。残すはGKのみというビッグチャンスも、シュートをマイヒルの腕に当ててしまい、ゴールならず。この日当たっていたマイヒルは、85分にもセカンドボールを拾ったアザールのシュートをセーブするなど、1ゴール1アシストのロングに並ぶ大活躍を披露した。

87分にはアザールの左からのクロスをオスカルがスタリッジへ技ありパス。再びビッグチャンスを迎えたスタリッジが迷いなく放ったシュートはゴールの右へ外れ、またも同点とすることはできない。

その後もチェルシーはウェストブロムを自陣に釘付けにしながらも、相手の集中した守りを前に同点弾が奪えず、試合は終了した。


ウェストブロム　2 - 1　チェルシー



1-0　10分　シェーン・ロング
1-1　39分　エデン・アザール
2-1　50分　ピーター・オデムウィンギー


Man of the Match: Shane Long (W.B.A.)

マン・オブ・ザ・マッチは、先制点を挙げたシェーン・ロング。




WBAは3連勝、勝ち点23ポイントに伸ばして4位浮上。
チェルシーは4試合勝ちなし、勝ち点24ポイントのまま3位。

ウェストブロムは、マンチェスター・ユナイテッドと同様にリーグトップの8得点をヘディングシュートで決めている。

スカイ採点

マイヒル 9
ジョーンズ 7　オルソン 8　タマス 8　リッジウェル 7
モリソン 8　ヤコブ 8　ムルンブ 8　ゲラ 7
ロング 9　オデムウィンギー 8
（サブ：ドランズ 6　ブラント 6　ローゼンベリ 6）

チェフ 5
アスピリクエタ 7　ケーヒル 5　ルイス 5　バートランド 6
ロメウ 6　ミケル 6　アザール 7
スタリッジ 5　トーレス 4　モーゼス 7
（サブ：ラミレス 6　マタ 8　オスカー 7）


次節以降

ウェストブロムは、アウェイでサンダーランド戦。
チェルシーは、CL挟んで、ホームでマンチェスター・シティ戦となる。

WBA		チェルシー
	11/20	ユベントス（A）
サンダーランド（A）	11/24, 25	マン・シティ（H）
スワンズ（A）	11/28	フルハム（H）
ストーク（H）	12/1	ウェストハム（A）
	12/5	ノアシェラン（H）
アーセナル（A）	12/9, 8	サンダーランド（A）
ウェストハム（H）	12/16
	12/19	リーズ（A）

ハイライト




データを振り返ろう


　　WBA 2 : 1 Chelsea
シュート数: 9 :19
枠内シュート: 2 : 7
ポゼッション: 35% : 65%
パス数: 418 (78%) : 447 (90%)
ファイナルサード: 145 (76%) : 98 (69%)
空中戦: 23% : 77%
ドリブル: 0 : 5
タックル: 22 : 13



ファイナルサード。こんなにも差。




前半のロングとトーレス。


60分のトーレスと30分のマタ。仕事量が同じに見えなくもない。


総シュート数。よく守った。





ウェストブロムに驚きはない。堅守速攻は素晴らしい。
むしろチェルシーはどうしたのか。
不発だったトーレスは今最も熱いFWとトレードされてしまうのか・・・?
そしてオスカー、マタ、ラミレスの主力に休みなし。後半響いてきそうだ。
テリーがいたら全体がもう少し締まるんだろうけど。

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