【プレミア12節】アーセナル vs. トッテナム［北ロンドンダービー］

第12節 イングランド・プレミアリーグ

vs
アーセナル vs. トッテナム


Stadium: Emirates Stadium
Referee: Howard Webb
Attendance: 60,111






ティエリ・レジェンド・アンリ。エミレーツに久しぶりの帰還。








ギャラスはサニャらとコミュニケーションを取るが、アデバヨルに近寄るものはいない。


前半開始。
アーセナルボールでキックオフ。

アデバヨルにボールが入るとブーイング。

立ち上がりは慎重。一進一退が続く。

ウォーカーにチェックへ行くポドルスキ。
今日は消えないように！

コシールニーがバックパスでスチェスニーへ。
スチェスニーへはアデバヨルのプレス。すチェスにーは慌てずパスを出す。

4分、ジルーがギャラスに倒されてFK獲得。
アルテタのFKはフェルトンゲンに跳ね返され、アデバヨルが持つとブーイング。
右に展開してウォーカーへカソルラがチェックしてラインを割る。アーセナルボールに。

ウォーカーがドリブルで運ぶも持ちすぎてロスト。
ウィルシャーが落ち着かせる。

サニャのロングパスでウォルコットが抜け出すも、オフサイド。
わずかに出てる。

ギャラスにもアデバヨルほどじゃないがブーイング。

フェルトンゲンからロングボール。
コシールニーはクリアし損ねるもヴェルマーレンがクリア。

8分、右サイドでレノンが仕掛け、ヴェルマーレンが倒してFK獲得。
ベイルのFKは弾き返される。
こぼれ球をハドルストン！こぼれ球をギャラス！
ゴールを決めたがこれはオフサイドだった。



フェルトンゲンのロングボール。DFラインが乱れ、フリーのデフォー！
これはスチェスニーが反応して弾く！
しかしこぼれ球をアデバヨル！先制スパーズ！0-1。

なんというアッサリ感。
メルテザッカーのオフサイドトラップは失敗。コシールニーが残っていた。

なにこのセレブレーション。




アデバヨルに激しくチェックへ行くウィルシャーがファール。

デフォーからベイルが中で受けて右のレノン！
惜しい。わずかにゴール左にそれる。

レノンとコシールニーのマッチアップ。
スピードで負けると読んだコシールニーがコースを切る。

ウィルシャーが前を向いてチャンスを作る。右のウォルコットへ。
そのままマイナスのパスは弱くてクリアされる。

ジルー！はエリア内でコケる。

アデバヨルのレイトチャージ。カソルラが痛める。
これは荒かった。ベイルとウィルシャーがやりあう。
盛り上がってまいりました。
そしてアデバヨルが一発レッドで退場！
妥当でした。このタックルは本当に危険。



ウェブ主審は彼に3枚もレッド出してるんですね。

カソルラは無事の様子。まともに入っていたら大惨事。
しかし効いていたアデバヨルの退場は大きな損失になりそう。

ポゼッションはアーセナルよりに。

メルテザッカー！！
フリーヘッダーが決まりアーセナルでの初ゴール！
右サイドからウォルコットの仕掛け。クロスにビッグジャーマン。1-1。
完全にフリーでした。自らのミスを取り返す同点ゴール！
WE'VE GOT A BIG FUCKING GERMAN!



自前のノートをチェックするAVB。

看板に「みんなのためのアーセナル」
すごい違和感。場違いというか。



ウィルシャーのFKからジルーのヘッダー！
ロリス！ビッグセーブ！
さすがの反応。

カソルラ！これは惜しくもバーの上。
中央でややフリーになる場面が目立つ。
カソルラのシュートに入る体勢がわかりやすくてワクワク感が凄い。

スチェスニーがサニャにパスを繋げる。
しかしには届かずサンドロが奪って、サニャが後ろから倒してファール。
サニャはスチェスニーに「Why？」「なんでここにパスするんだよ」とアピール。
しかしスチェスニーのキック精度が上がってる気もする。（10回中1回の成功が3回くらいになった）

右サイドからウォルコットの鋭いクロス。これはロリスがキャッチ。

ベイルの強引なドリブル突破。4、5人をなぎ倒す勢い。
そのままラインでキープしてCKを得る。
CKはニアでコシールニーがクリア。

ポドルスキは今日は守備を頑張る左サイド。
カソルラもちゃんとフォローしにくる。

ウィルシャーのスコールズばりの左右への散らし。
右サイドでサニャがレノンに倒されてFK獲得。
このFKは、メルテザッカーの頭上を越えて弾き返される。
こぼれ球に反応したポドルスキがベイルを倒してファール。

バックパスを見逃さないポドルスキ。GKロリスにプレスへ行ってコントロールを乱し、ラインを割る。
良い仕事。

ジルー！ロリス！
クロスから競り勝ったジルーのヘッダー。しかし正面。
これはコースが甘かったが、ロリスも冷静にキャッチ。
良いフランス人。

ポドルスキ！
アルテタからウィルシャーのダイレクトパス、ポドルスキが左足でギャラスの足に当たるもゴロ玉になって決まった。2-1！

カソルラの左からのグラウンダークロス。
中央で反応出来ずもノートンがバックパスでGKロリスが何とか蹴りだす。

ヴェルマーレンがレノンに倒される。レノンにイエローカード。
カソルラからウィルシャーへのスルーパスはハワード・ウェブがインターセプト。
あれ通って行ったらなぁ。

ジルー！
カソルラが倒されるもそのまま運んでさっきと同じように左足からクロス。
中央でジルーが倒れ込みながら左足！3-1！
Nananana Giroud.

アディショナルタイム2分。

前半終了。3-1。


スパーズは一人少なくなって完全に押されペース。
後半AVBが修正しない限りこのままな気がする。
アデバヨルがえらい効いてたからもったいない。
そしてやっぱり彼はメンタルは不安定。

アデバが退場するまではスパーズが前掛かり。アーセナルは防戦一方。


退場してから数的優位のアーセナル。逆転して前掛かりになる。


クロスも2本に対し17本まで増える。（ほとんど右サイド）


アタッキングサードも約6倍に。



後半開始。
スパーズはウォーカーに代わって、ドーソン。
同、ノートンに代わって、デンプシーを投入。3バックに変更。

ハドルストンからデフォー。
シュートへ行くがメルテザッカーが体を張ってブロック。

再びロングボールからデフォー。切り返しからクロス。
ベイルが外に開きながら受けようとするがその前にメルテザッカーがクリア、CKへ。
CKはニアでヴェルマーレンがクリア。

スチェスニーへのバックパスがなんとも危ない。
スチェスニーは足元がうまいアピールか、プレスをかわして繋げる。

レノンにしっかりチェックしに行くヴェルマーレン。
レノンが出す所なく戻りながら切り返してファールを誘う。うまい。

ウィルシャーが中盤でハードワーク。

コシールニーがエリア内でインターセプト。そのまま運んでロングボール。
ウォルコットが走るが、届く前にドーソンが対応。
接触したウォルコットが倒され、左腕を気にする仕草。
左手で着地したとき若干負荷があった模様。
ウォルコットは無事にピッチに戻る。

ジルーにデンプシーのデンブが乗っかって痛める。
しかしファールをしたのはジルー。

カソルラ！綺麗に決めた。
左サイドからウォルコットのスルーにポドルスキの低い弾道のクロス。
ファーサイドでカソルラ。4-1！
合わせるだけだったが、地味に難しいシュートだった。

その後もアーセナルペース変わらず。
ファイナルサードでアーセナルのらしいパスワークが見られる。
ジルーのシュートはバーを越える。

ポドルスキが献身的なプレー。
ベイルに振り切られるがついていってボールを奪取。

守備やる気になった？

ジルーを倒したサンドロにイエローカード。

ロングボールからウォルコットが抜け出す。
しかし打たずにロリスが詰めて阻む。
そこはストライカーになりたいなら打っておくところ。

右サイドからカソルラのサイドチェンジ。
ポドルスキが受けてジルーにスルーパス。ここはロリス。

ベイル！右足でスコア。
ちょっとゆるかった守備。4-2。
打てと思うところで打ついい見本。

71分、アーセナルは、ウィルシャーに代わって、ラムジーを投入。
スパーズは、ハドルストンに代わって、トム・キャロルを投入。

左からベイル！
これは僅かに右。
今のスパーズのカウンターはお見事。全員が前を向いて実にスムーズ。

ウィルシャーがいなくなってさっきまでの連動性がなくなるアーセナル。
いつもは遅い交代なのに勝ってる時に限って変えるこの采配がちょっとわからない。

ラムジーのスルーパスにウォルコットが抜け出す。
しかしファーストタッチが大きくロリスが飛び出して対応。

右サイドでレノンの仕掛け。ヴェルマーレンが対応してCKに。
CKからファーサイドのデフォー！
これは空振り。

アンドレ・サントスが準備中。え？

アーセナルのカウンター。
カソルラがビルドアップ。しかしラムジーのパスがお粗末。

80分、アーセナルは、ポドルスキに代わって、アンドレ・サントスを投入。

そして案の定サントスは中央にいる。
もうこのままトップ下やらせてあげたらどうだろう。

ヴェルマーレン！見事なオーバーラップからのシュート。
しかしDFもついていって惜しくも枠外。
サントスのスルーパスでした。

ウォルコットからサントス。しかしタッチは大きい。

85分、アーセナルは、ジルーに代わって、チェンバレンを投入。
ジルーはスタンディングオベーションでお役御免。
ウォルコットがCFにコンバート。

右サイドから仕掛けるチェンバレン。

中盤でチェンバレンのパスミス。
そこからスパーズのカウンター。
しかしギャラスはパスミス。もったいない。

ラムジーはフリーだとうまいね。

アディショナルタイム4分。

チェンバレンから・・・
ウォルコット！5-2。
中央でDFの股を抜いてのシュート。よく決めた。
昨シーズンと同じスコアに。

サントスが腰をおさえて悶絶。
謎の演技。

スパーズファンはピッチを後にする。

再びチェンバレンが右サイドを突破。
エリア内に侵入してクロスは、ドーソンがブロック。

試合終了！

5-2でアーセナルが逆転勝利。
ベイルはウォルコットと笑顔で抱擁を交わす。


アーセナルは2試合ぶりの勝利、勝ち点19ポイントに伸ばし、暫定6位浮上。
トッテナムは3連敗。勝ち点17ポイントのまま8位に後退。




10分　0-1　エマニュエル・アデバヨル
24分　1-1　ペア・メルテザッカー
42分　2-1　ルーカス・ポドルスキ
45分　3-1　オリヴィエ・ジルー
60分　4-1　サンティ・カソルラ
71分　4-2　ギャレス・ベイル
93分　5-2　テオ・ウォルコット


Man of the Match: Santi Cazolra (Arsenal)

マン・オブ・ザ・マッチは、アウトスタンディング。傑出していた1ゴール1アシストのサンティ・カソルラ。

アーセナル対トッテナムの試合は、プレミアリーグ史上最多の121得点が生まれている。

スカイ採点

スチェスニー 6
サニャ 7　メルテザッカー 6　コシールニー 7　ヴェルマーレン 6
ウィルシャー 7　アルテタ 7　カソルラ 9
ウォルコット 8　ジルー 7　ポドルスキ 7
（サブ：ラムジー 6　チェンバレン 6　サントス 5）

ロリス 6
ウォーカー 6　ギャラス 6　フェルトンゲン 7　ノートン 5
レノン 6　サンドロ 6　ハドルストン 6　ベイル 7
アデバヨル 5　デフォー 6
（サブ：キャロル 6　ドーソン 6　デンプシー 7）


ハイライト






次節以降

アーセナルは、CL挟んで、アウェイでアストンヴィラ戦。
トッテナムは、EL挟んで、ホームでウェストハムとのロンドン・ダービー。

アーセナル		トッテナム
モンペリエ（H）	11/20, 22	ラツィオ（A）
アストンヴィラ（A）	11/24, 25	ウェストハム（H）
エバートン（A）	11/28	リバプール（H）
スワンズ（H）	12/1	フルハム（A）
オリンピアコス（A）	12/4, 6	パナシナイコス（H）
WBA（H）	12/8, 9	エバートン（A）
ブラッドフォード（A）	12/11

データを振り返ろう


　　Arsenal 3 : 3 Fulham
シュート数: 13 : 8
枠内シュート: 7 : 3
ポゼッション: 66% : 34%
パス数: 587 (88%) : 298 (77%)
ファイナルサード: 171(76%) : 70 (53%)
空中戦: 75% : 25%
ドリブル: 10 : 7
タックル: 15 : 17




右サイドのアーセナル。ギブスの復帰がない限りこのままかな。


アルテタは今日もパス100本越え。
ボールを受ける事80回。タッチ数はチームトップの118回。



アデバヨルとロリスに救われたアーセナルという感じでした。
あの退場がなかったら拮抗してたか、押されたままHTを迎えてたはず。
あれだけ下がって受けて、フィジカルでも勝ってる今のスパーズに貴重な存在だった。
ロリスはこの大一番でギャンブルな気がしてならない。
まだプレミア慣れが必要で、それ以上にフリーデルの方が良いパフォなんだから。
もしかしたらこれからもロリス使っていくんだろうか。


ヴェンゲル『トッテナムは良いスタートを切り、一方の我々はちょっとナーバスになっていたし、どこか昨シーズンのようだった。あの退場がターニングポイントになった』
ヴェンゲル『（レッドカードについて）アデバイヨールのスタートは良かった。彼は躍動してたよ。だがあれはピンクでもイエローでもなく、レッドカードだった』


上機嫌のヴェンゲルであった。


勝つには勝ったアーセナルだけど課題が多い。
アルテタやコシールニーの読みは素晴らしいけど、技術がある選手に前を向かれると危険な場面を作り出す。
スパーズが10人になってからはウィルシャーもやりやすそうにプレーしてたけどね。

キャンベルとアンリがちょっとしか映されなかったのが残念！

タグ：ダービーマッチ トッテナム ノースロンドン・ダービー アーセナル 12-13 イングランド・プレミアリーグ