第10節 マンチェスター・ユナイテッド vs. アーセナルの結果 [2012.11.3]

第10節 イングランド・プレミアリーグ

vs
マンチェスター・ユナイテッド vs. アーセナル


Stadium: Old Trafford
Referee: Mike Dean
Attendance: 75492










マン・ユナイテッドは、前節のリーグ戦から変更なし。
香川真司、スモーリングは欠場。4-4-2。
アーセナルは、前節のリーグ戦から変更なし。
サニャとウィルシャーが引き続き先発出場。
シャマクがベンチ入り。ジェルビーニョ、ギブスらは欠場。4-3-3。


前半開始。
アーセナルボールでキックオフ。

お互いが慎重に入る展開。
開始1分、アシュリー・ヤングが左サイドからクロス。
これはディフレクトしてGKマンノーネがキャッチ。

ファンペルシー！
開始2分30秒過ぎ。
右サイドからラファエルのクロスにクリアしきれなかったヴェルマーレン。
ファンペルシーにあげた形、落ち着いて左に決めてマンチェスター・ユナイテッド先制。1-0。



ゴールセレブレーションはしなかった。
ファンペルシーは今季リーグ8ゴール目。通算10ゴール目。ハイペース。

自陣でのミスが多いアーセナル。
カソルラも珍しくロストしちゃってる。

サントスのシュート！これはどっか行った。
アーセナルのファーストシュートは10分かかった。

ウィルシャーがタックルでイエローカード。

良いリズムで攻撃の形をつくるアーセナルだが、サントスのところで止まる。
16分までは右サイドの攻撃に偏る。

裏へ抜けたファンペルシー、戻して左サイドからアシュリー・ヤング。
サニャにマークをつかれるがクロス。これはメルテザッカーがクリア。

再びユナイテッドは右サイドからラファエル。
クロスはメルテザッカーがクリア、しかしハイボールはサニャとファンペルシーが競るもサニャがクリア。

ラムジーがエヴラに奪われてカウンター。
ルーニーはスルーパス、ファンペルシーが右足シュート！
これはGKマンノーネがなんとか弾く。

またも自陣でミスするアーセナル。
なんとか時間を稼ぎ、ユナイテッドは左サイドからエヴラの仕掛け。
エヴラ対サニャのマッチアップは、サニャの勝利。

ラムジーが右サイドをえぐってクロス！GKデ・ヘアが右手でセーブ。
こぼれ球は詰められずクリアされる。

カソルラが奪われてラファエルのクロス。
これはサニャがクリア。

ポドルスキがセンターで受けてスルーパス。
しかしジルーは感じず。

再び右サイドからバレンシア。サントスのチェックはかわされてクロス。
サニャがクリアするが、セカンドボールはユナイテッド。
DFラインが乱れていた所を突く浮き球パスにルーニーのシュート！
これはGKマンノーネがセーブ。コースは甘かったが、再びファンペルシーのヘッダー。これは正面。
まさに波状攻撃。

サニャの足を踏んだアシュリー・ヤングにイエローカード。

ウィルシャーがキャリックに踏まれる。

ウィルシャーがドリブルで運ぶ。
しか出し手がおらず左サイドに追い詰められてラインを割る。

カソルラにタックルしてクレヴァリーにイエローカード。

ジルーは前線でなんとか踏ん張る。
しかしそのあと追い越す選手がおらずバックパスの応酬。

カソルラのCK。
ジルー！ヘッダーは枠外。

サントスがクリア出来ずに裏を使われるがアルテタがカバーリング。グッジョブ。

ルーニーのクロスにメルテザッカーはクリアしそこなってCKに。

アシュリー・ヤングのシュート、これはカソルラがブロックするが・・・
PK！
カソルラは避けたつもりがハンドを取られてしまう。



ルーニー！Oh、これを外した。
今季4本目の失敗。そしてアーセナル戦8回目のPKでした。



前半終了。

アンドレ・サントスがファンペルシーのユニフォームを貰ってた・・・一ファンか！

そしてファンペルシーはヴェンゲルの下に駆けつける。
なんというか師弟関係な感じが良い。




パス数は圧倒的なアーセナル。しかしよく見てみると自陣ばかりのパス。
サイド攻撃もできてない。後半変化はあるのか。



後半開始。
マン・ユナイテッドボールでキックオフ。

またもヴェルマーレンのミス。
ファンペルシーに奪われて中央のバレンシアへクロス！
これは強すぎてバレンシアは合わせられない。

ヴェルマーレンがこんなにブレてるシーズンは初めてだ。
キャプテンは重荷なのだろうかと勘ぐる。
実際ここ2シーズンはその荷を下ろしてるキャプテン二人。（セスク＆

ファンペルシーからヤング、キャリックのシュートは枠に飛ばず。

左サイドからサントス。
しかしクロスはゴール前に飛び出す選手がおらず、ファーサイドに流れる。

ポドルスキとの周りの連携が皆無。
早くもウォルコットが準備中。まだ後半開始5分。

ようやくアタッキングサードから攻撃ができてきたアーセナル。
しかしここでも追い越す選手がおらず、手詰まり。

51分、アーセナルはラムジーに代わってウォルコットを投入。

ジルー！
これはポストに阻まれる。ようやくシュートは出来た。

ウィルシャーがファンペルシーをふっ飛ばしてファール。

アーセナルのカウンター。
左サイドを崩したカソルラ。しかしサントスのクロスはまたどっか行った。
せめて攻撃はしっかりして欲しいですね。

ユナイテッドの波状攻撃。
しかしファンペルシーのハンドをとって事なきを得るアーセナル。
リプレイでは先に触っていたメルテザッカーの方が危なかった。

サニャとウィルシャーが潰されてロスト。
カウンターへ行くユナイテッド。キャリックがスルーパス。
バレンシアにはサントスが行くが足が遅い。
結局任せて折り返されるが走る選手はおらず、メルテザッカーが対応。

ファンペルシーがサニャに遅れてタックル。イエローカード。

61分、マン・ユナイテッドは、クレヴァリーに代わってアンデルソンを投入。

アンデルソンの鋭いパス。しかしアシュリー・ヤングの位置はオフサイド。

ウィルシャーのFK。
しかしジルーもヴェルマーレンにあわせられず通り抜けていく。

裏へ抜けたファンペルシー！
GKマンノーネがファインセーブ！
タイミングを外したシュートだったが、マンノーネは読んでいた。

続くCKからショートコーナーからエヴラ！
頭であわせて追加点。2-0。

今シーズン2得点目。
メルテザッカーのジャンプでヴェルマーレンがブラインド。
一応反応はしたがファンペルシーとエヴラの2対1は正直厳しい。

再び右サイドを崩すマン・ユナイテッド。
中央に折り返してアンデルソンのシュートはバーを越える。

70分経過。まだアーセナルはシュート2本、枠内ゼロ。

ウィルシャーが2枚目イエローで退場。
ルーズボールを追いかけてエヴラの足を踏んづけている。妥当でした。



しかし怪我人多くて中盤いないけど大丈夫だろうか。

キャリックのミスからアーセナルのカウンター。
しかしウォルコットとジルーはサイドに開いてしまい、DFをこじ開けるに至らず。
ウォルコットの強引のシュートはバーを越える。

ファンペルシー！これはオフサイド。

ファンペルシーからアンデルソン、これもオフサイド。
サントスはアンデルソンに振り切られずっこける。

アーセナルは、ポドルスキに代わってアルシャビンを投入。

ラファエルの後ろからタックルしたアルシャビンにイエローカード。

アルテタの手がファンペルシーの顔に当たってイエローカード。

ウォルコットからジルー！
ビッグチャンス！これもデ・ヘアがファインセーブ。

カソルラ！ようやく1点。
リスクをかけたアーセナル、見事なカソルラのシュートで1点を返す。

しかし逆転の足がかりにならず試合終了。


マンチェスター・ユナイテッド　2 - 1　アーセナル



1-0　3分　ロビン・ファン・ペルシー
2-0　67分　パトリス・エヴラ
2-1　94分　サンティ・カソルラ


Man of the Match: Patrice Evra (Man utd)

マン・オブ・ザ・マッチは、左サイドバックで攻守に優れたパフォーマンス、ゴールを決めたパトリス・エヴラ。


マンチェスター・ユナイテッドは、勝ち点24ポイントに伸ばして暫定首位浮上。
アーセナルは、勝ち点15ポイントのまま。

マンチェスター・ユナイテッドは、アーセナル戦ここ11試合で9勝1敗。

マンチェスター・ユナイテッドは、アーセナル戦で8度目のPKを獲得。しかしオールド・トラッフォードでは6度のPKを外している。

ファンペルシーはこの試合のゴールで現在のプレミアリーグに所属する全クラブ相手にゴールを決めたことになる。これ以前に達成した選手はヤクブのみ。

スカイ採点

デ・ヘア 6
ラファエル 7　リオ 7　エバンス 7　エヴラ 8
バレンシア 7　キャリック 6　クレヴァリー 6　ヤング 6
ルーニー 6　ファンペルシー 7
（サブ：ナニ 7　アンデルソン 7）

マンノーネ 7
サニャ 6　メルテ 6　ヴェルマーレン 4　サントス 5
ラムジー 6　アルテタ 6　ウィルシャー 6
カソルラ 6　ポドルスキ 5　ジルー 5
（サブ：アルシャビン 5　ウォルコット 6）


次節以降

マン・ユナイテッドは、CL挟んで、アウェイでアストンヴィラ戦。
アーセナルは、CL挟んで、ホームでフルハムとのロンドン・ダービーとなる。

マン・ユナイテッド		アーセナル
ブラガ（A）	11/7, 6	シャルケ（A）
アストンヴィラ（A）	11/10	フルハム（H）
ノーリッジ（A）	11/17	トッテナム（H）
ガラタサライ（A）	11/20, 21	モンペリエ（H）
QPR（H）	11/24	アストンヴィラ（A）
ウェストハム（H）	11/28	エバートン（A）

ハイライト



データを振り返ろう


　　　ManUtd : Arsenal
シュート数: 13 : 7
枠内シュート: 6 : 2
ポゼッション: 48% : 52%
パス数: 533 (86%) : 593 (88%)
ファイナルサード: 113 (67%) : 111 (72%)
空中戦: 58% : 42%
ドリブル: 7 : 1
タックル: 22 : 10



感想

ユナイテッドが良かったというより、アーセナルが酷かったですね。
パスミスが多く、失点シーンもお粗末なミスから生まれたもの。

アーセナルはドリブル成功1回だけ。それもカソルラ。
パスはアーセナルが多いけど全て自陣。
一番成功率が高いのはメルテザッカー。101本出してそのうち97%が成功。
DFが101本って相当です。次点にもヴェルマーレンの73本です。

メルテザッカーがどれだけこの試合で存在感を示していたか。
センターバックがこれだけっていうのはダメな時。



ミチュもチェルシー戦1本だけだったようだが、サントスのシュートよりは精度があった模様。



良くなったのは終盤にリスクをかけた攻撃を開始した時でした。
ユナイテッドにも疲れがあったのかもしれませんが、94分にゴールが決まったあの場面を振り返ると、攻撃にかける枚数が違いました。
もっとリスクかける攻撃がアーセナルじゃなかったかなぁーと思う今シーズン。

良かった点
・アウェイサポの応援。よく聞こえたし、ガジディスを皮肉るチャントも良かった。
・カソルラの孤軍奮闘ぶり。ミスもあったが彼に期待せざるを得ない状況。

悪かった点
・ヴェルマーレンの2度のミス。気負いしているのか、ありえないミスだった。
・ウィルシャーの退場。荒かったから仕方ないし、よくやっていた。むしろ、ファーガソン監督が2枚目を懸念して交代させたクレヴァリーのようにヴェンゲル監督も思い切ってほしかった。
・前線の動きの少なさ。ポドルスキが特に動かない。ジルーとのポジションチェンジも台無し。
・アンドレ・サントス。問題外。2度のチャンスを潰してくれた。ファンペルシーのシャツを貰って浮かれているんじゃないかと思ってしまう。

改善点
・ウォルコットをセンターで使う開き直りが欲しい。トッテナムのデフォーが個人的に良い動きをする選手、ああいう動きができるFWが欲しい。
・サントスを切る。現状人手不足だけどジェンキンソンとサニャの両SBしかなさそう。
・怪我人の復帰。ギブス、ディアビ、そしてロシツキーはどこへ？スチェスニーも長引きすぎだし、メディカルはどうなっているんだろう。
・マイク・ディーン主審の時の勝率を上げる。確かかなり勝率悪かったきがする。


次はアウェイのシャルケ戦。
またうっちーファルファンコンビにやられるサントスが目に浮かぶ。
それとも変えてくるか？こここそヴェンゲルの思い切りがほしいところ。
もし負けてしまったらしばらくは厳しいかも。次週のフルハムとのダービーも危うい。


この試合の収穫はこれ。

どっちか無視しちゃうんじゃないかと思ったけど、これが見れたのは救い。

タグ：マンチェスター・ユナイテッド アーセナル 12-13 イングランド・プレミアリーグ