大会12日目はメダル1つ！13日目は槍投げに女子レスリング／ロンドン五輪

ロンドン・オリンピック大会12日目、日本人は１つの銀メダルを獲得した。
これで日本は合計29個のメダルとなった。（金２銀１３銅１４）

*メダル数（TheSun／英語）

女子卓球団体が銀メダル／卓球

　卓球で男女通じて日本初のメダルを獲得した福原愛（ＡＮＡ）、石川佳純（全農）、平野早矢香（ミキハウス）は０-３で中国に敗れ、銀メダルとなった。

　それでも、福原に涙はなかった。その点を中国メディアに問われると、「中国はとても強すぎたし、準決勝までに涙を流しつくして枯れていました」と流暢な中国語で返し、さわやかな愛ちゃんスマイル。中国チームからも拍手が起こった。

　石川は「試合直後は『悔しい』の気持ちが強かったけど、表彰台でメダルをかけてもらうと『うれしい』の方が大きくなった。４年後の五輪に向け、中国に負けない力を付けたい」と前を向いた。

　脇役に徹したベテランの平野は「勝負強い２人に私も見習うことが多かった。尊敬しています」とたたえた。

日本が24年ぶり4強！準決勝はブラジルと／バレーボール

　バレーボールは7日、女子の準々決勝が行われ、日本は中国を3―2で破り、1988年ソウル五輪以来24年ぶりの準決勝進出を果たした。9日の準決勝で28年ぶりのメダルを懸け、五輪連覇を狙うブラジルと戦う。
　日本はセットタイとされた後の第3セットを木村（東レ）、江畑（日立）の活躍で奪取。第4セットを落としたが、最終セット、ジュースの末に粘って奪った。
　ブラジルはフルセットの末、一昨年の世界選手権覇者のロシアを下した。

渡辺は１１位／自転車男子ケイリン

　ロンドン五輪第１２日（７日）自転車の男子ケイリン７～１２位決定戦が行われ、渡辺一成（日本競輪選手会）は１１位に終わった。

　優勝は、北京五輪3冠のクリス・ホイ（英国）。チームスプリントに続いて今大会2個目の金メダルを獲得した。ホイは金メダル獲得数を通算6個とし、英国選手で単独最多となった。

　トラック種目は全日程を終え、英国勢が10種目で7個の金メダルを奪い圧倒した。

　サー・クリス・ホイ（英国＝自転車男子ケイリン）五輪は00年のシドニーから4大会連続で出場。ロンドン五輪は開会式で英国の旗手を務め、チームスプリントでも優勝。五輪の金メダルは通算6個となった。エディンバラ出身。185センチ、93キロ。36歳。サーの称号が与えられている。

決してサッカー審判のクリス・フォイではない。

乾/小林組、シンクロナイズドスイミング・デュエットで5位

　シンクロナイズドスイミングのデュエットフリールーティン（FR）決勝、乾友紀子（Yukiko Inui）/小林千紗（Chisa Kobayashi）組は合計186.740点で5位に終わった。日本がデュエットでメダルを逃すのは、同種目が実施されなかった1996年アトランタ五輪を除き、シンクロが採用された84年ロサンゼルス五輪以降初めて。

　ナタリア・イーシェンコ、スベトラーナ・ロマシナ組が計197．100点で優勝し、ロシアのペアが4連覇。

太田は１３位、入賞届かず／男子１０５キロ超級　重量挙げ

　重量挙げの最重量級・男子１０５キロ超級が行われ、全日本選手権６連覇中の太田和臣（九州国際大職）は、トータル４００キロ（スナッチ１８５キロ、ジャーク２１５キロ）の１３位で、目標の入賞（８位以内）には届かなかった。

高瀬、堂々の五輪デビュー／陸上男子200M

　若手のホープ、23歳の高瀬が男子200メートル予選7組で堂々の2着。初めての五輪挑戦で準決勝進出を決め、「緊張したけど、2着に入れたのはよかった」とほっとした様子。ただ、タイムの20秒72は自己記録（20秒42）に遠く及ばず、「フォームがバラバラだったのが課題です」と自らに注文もつけた。8日の準決勝では、山県の果たせなかった決勝進出に挑む。

U23日本代表はメキシコに敗れ3位決定戦へ／サッカー

　初の決勝進出を目指した日本は、メキシコに１－３で逆転負けを喫し、１０日（日本時間１１日午前３時４５分開始予定）の３位決定戦に回った。１９６８年メキシコ大会以来、４４年ぶりの銅メダルをかけ、準決勝でブラジルに敗れた韓国と対戦する。

関連記事：U23日本代表がメキシコに敗れる。（海外サポの反応）

＜8月7日（火曜）　見どころ＞

男子やり投げの村上とディーンが登場、伊調馨は3連覇に挑戦

　陸上競技の男子110mハードル決勝に注目。アテネ大会の王者・劉翔（中国）は4年前、地元での北京大会を負傷で棄権。優勝したのはダイロン・ロブレス（キューバ）だった。その両者は2011年の世界選手権で対決したが、ロブレスが劉翔への走路妨害で失格となった。今大会での因縁対決は必見だ。男子やり投げ予選には、09年の世界選手権で銅メダルを獲得した村上幸史と、今年6月の日本選手権で村上を破る活躍を見せた新星・ディーン元気が決勝進出を狙う。

　日本勢でメダルの期待がかかるのは、レスリング女子48キロ級の小原日登美と五輪3連覇を狙う同63キロ級の伊調馨だ。そのほか、女子10m高飛び込みには、2大会連続の決勝進出を目指す中川真依が登場する。

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