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チャンピオンズリーグ 準々決勝 第2戦・プレビュー [UEFA CL 11-12]

UEFA チャンピオンズリーグ
準々決勝 セカンドレグ
4月3日(火)、4日(水) | |||
ベスト8からベスト4へ。 シーズンも残り2ヶ月を切り、優勝争い、残留争いが繰り広げられている。 CLでは、8チームから4チームに絞られ、クオーターファイナルから準決勝へと駒を進める。 注目は何といっても、バルセロナ×ミラン。 あの堅い守りを継続し、カウンターを狙えれば勝機はあるはず。 しかしバルセロナはホームでめっぽう強い。 昨シーズンのアーセナル戦でも1-1の後、してやられた。 予想は3-1でバルサ。 4日に行われるチェルシー×ベンフィカも気になる。 予想は2-1でチェルシー。 サマータイム実施のため4時45分ではなく、3時45分なのでお間違えなく。 |
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4月3日 火曜日 | |||
27:45- | バルセロナ | v | ミラン |
Stadium : Camp Nou | Referee : Bjorn Kuipers (NED) | ||
ファーストレグ: ミラン 0 - 0 バルセロナ | |||
最大の試練に挑むミラン。 FCバルセロナとACミランはカンプ・ノウで2-2で引き分けて今季のUEFAチャンピオンズリーグへの挑戦を開始したが、準々決勝では同じ舞台での第2戦を残す王者バルセロナが優位に立っている。 イタリアでの第1戦は0-0のドローに終わったものの、バルセロナは大会のホームゲームで好成績を維持。バルセロナは、宿敵レアル・マドリーCFが1956-60年に達成した記録に並ぶ5シーズン連続でのベスト4進出を目指す。一方のミランは今大会でまだアウェー戦未勝利だが、グループステージ初戦ではカンプ・ノウで得点してバルセロナと引き分けている。 両チームは、UEFA主催クラブ大会で過去14戦し、バルセロナの5勝。ミランは4勝。 得点数でも19対18でバルセロナがわずかに上回っている。 バルセロナはミランをホームに迎えた過去6試合で2勝3分け1敗。 バルセロナは、2009年10月のグループステージでFCルビン・カザンに1-2で敗れて以来、大会のホームゲームで14試合無敗を維持している。その内訳は12勝2分け。 また、欧州チャンピオンカップとUEFAチャンピオンズリーグの準々決勝のホームゲームで13戦11勝と恐るべき成績を残している。 バルセロナは最近5度のUCL準々決勝にいずれも勝利。 2006年にこのステージで勝ち上がりを決めた後、2008年から4年連続で準々決勝を突破している。最後の準々決勝敗退は2002-03シーズンで、相手はユベントスだった。イタリア勢で準々決勝のアウェー戦でバルセロナに勝ったことがあるのは、ユベントスのみ。 チーム情報 アドリアーノは先日の試合で出場したが、ファブレガスは腰痛で出場は未定。 チャビは、ふくらはぎの負傷で微妙だが当日判断。 ミランは、準々決勝に過去14度挑戦し、11勝3敗。 今季UCLのアウェー戦でまだ未勝利。敵地で臨んだグループステージの3試合はいずれも引き分けで終え、ベスト16ではアーセナルFCの本拠地で0-3と敗れている。 スペインで最後に勝ったのは、2009-10シーズンのグループステージ。88分に生まれたパトの決勝点により、レアル・マドリーを3-2で破った。 しかし、ミランはスペイン勢に対しアウェーで通算4勝6分け10敗と大きく負け越している。 チーム情報 パトは2月25日以来のスカッド入り。アバーテは復帰しているが、ファン・ボメルは欠場。 チアゴ・シウバとメルケルも欠場。 会場はカンプ・ノウ。主審はビヨルン・カイペルス(オランダ) 勝者はチェルシー対ベンフィカの勝者と対戦する。 |
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27:45- | バイエルン・ミュンヘン | v | マルセイユ |
Stadium : Arena Munchen | Referee : Svein Oddvar Moen (NOR) | ||
ファーストレグ: マルセイユ 0 - 2 バイエルン | |||
すでに本拠地での決勝を見据えるバイエルン。 バイエルン・ミュンヘンは、オリンピック・マルセイユとのUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦で、クラブの本拠地で行われる今季の決勝進出にまた一歩近づきたいと願っている。 バイエルンの準々決勝進出はここ6シーズンで4度目。しかし過去3回のうち2回は勝ち抜けを逃している。対するマルセイユは大会の初代王者となった1993年以降、これが初のベスト8。 3月28日にスタッド・べロドロームで行われた第1戦で両チームはUEFA主催大会で初めて顔を合わせ、バイエルンがマリオ・ゴメス(44分)とアリエン・ロッベン(69分)のゴールで勝利した。 バイエルン・ミュンヘンは、UEFAチャンピオンズリーグのホームゲームで13試合12勝。 最後に準決勝に進出したのは2009-10シーズン。オリンピック・リヨンと対戦し、ホームでの第1戦は1-0と勝利。ロッベンが試合唯一のゴールを決め、フランク・リベリが退場処分を受けた。第2戦はイビツァ・オリッチがハットトリックを達成して、マドリードでの決勝に進出したが、インテルに0-2で屈した。 ホームにおけるリーグ1勢との通算成績は8勝2分け3敗。2試合決着方式ではフランスチームと過去に4回当たり、そのうち3回は勝ち抜けている。 チーム情報 ディエゴ・コンテントが土曜に負傷明けで復帰済み。ファン・ブイテンとブレーノは欠場。 マルセイユは、今季グループステージですでにドイツに乗り込み、勝利を挙げている。第6節にボルシア・ドルトムントと対戦し、3-2と競り勝って決勝トーナメント進出を決めた。 ディディエ・デシャン監督率いるマルセイユがグループステージを突破できたのは、アウェーでの戦績によるところが大きかった。オリンピアコスFCにも敵地で1-0と勝利し、アーセナルFCのホームでは0-0の引き分けに抑えている。 決勝トーナメントでのドイツ勢との対戦でこのところ2連勝しているが、それ以前は2連敗だった。ドイツでは3試合無敗を維持している(1勝2分け)。 チーム情報 GKマンダンダが復帰。アルー・ディアラは出場停止。 ディアワラは膝の靭帯損傷で長期離脱中。 会場はアレナ・ミュンヘン。主審はスバイン・モーエン(ノルウェー) 勝者は準決勝で、アポエル対レアル・マドリーの勝者と対戦する。 |
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4月4日 水曜日 | |||
27:45- | チェルシー | v | ベンフィカ |
Stadium : Stamford Bridge | Referee : Damir Skomina (SVN) | ||
ファーストレグ: ベンフィカ 0 - 1 チェルシー | |||
ホームで強さを発揮するチェルシー。 本拠地スタンフォード・ブリッジにSLベンフィカを迎えるチェルシーFCは、最近9年間のUEFAチャンピオンズリーグで6回目となる準決勝進出に王手をかけている。 今大会のホームゲームで全勝という自信があるチェルシーに対し、欧州カップ戦で1990年以来となる準決勝進出を狙うベンフィカも強気の姿勢を失っていない。今季のグループステージでは、敵地イングランドでマンチェスター・ユナイテッドFCと引き分けている。 しかし今回のベンフィカは、引き分けでは次のラウンドに勝ち上がれない。3月27日にリスボンで行われた第1戦では、サロモン・カルーのゴールでチェルシーに0-1と敗れている。 チェルシーにとって、本拠地スタンフォード・ブリッジは要塞というべき場所になっている。SSCナポリとの決勝トーナメント1回戦でも4-1の勝利で逆転突破を果たしており、ホームでは4連勝中。その間に14得点1失点の数字を残す。 欧州でのホームゲーム直近9試合で敗れたのは、マンチェスター・ユナイテッドを迎えた2010-11シーズン準々決勝の1度しかない。 過去に対戦したポルトガル勢は、過去10年間に6試合を行っているFCポルトのみ。地元スタンフォード・ブリッジでは3勝を挙げている。 チーム情報 ドログバとダビド・ルイスが復帰の見込み。 ベンフィカは、今季の欧州カップ戦のアウェーゲームで粘り強さを発揮しており、予選3回戦以降の6試合で2勝3分け1敗と健闘している。唯一敗れた試合は、FCゼニト・サンクトペテルブルクとの決勝トーナメント1回戦第1戦。 今大会、チェルシーと同じイングランド勢のマンチェスター・ユナイテッドFCとグループステージで対戦しており、ホームとアウェーで引き分けている。 イングランド勢に対し、アウェーで3勝1分け9敗の対戦成績。昨年11月に敵地オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドと2-2で終わった一戦は、ベンフィカがイングランドで初めて引き分けた試合になる。また、ベンフィカはイングランドで行われた欧州チャンピオンズカップ決勝で2敗しており、1963年にはACミランに、1968年にはマンチェスター・ユナイテッドにいずれもウェンブリー・スタジアムで敗れた。 チーム情報 ブラガ戦で左ひざを痛めたルイゾンが回復しない場合、ジェズス監督はハビ・ガルシアをCBで起用することを示唆した。故障中のミゲウ・ビトール(太もも)、エセキエル・ガライ(ひざ)、ジャルデウ(太もも)は遠征に帯同していない。 会場はスタンフォード・ブリッジ。主審はダミル・スコミナ(スロベニア) 勝者は、バイエルン対マルセイユの勝者と対戦する。 |
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27:45- | レアル・マドリー | v | アポエル |
Stadium : Santiago Bernabeu | Referee : Gianluca Rocchi (ITA) | ||
ファーストレグ: アポエル 0 - 3 レアル・マドリー | |||
圧倒的優勢のマドリーに挑むアポエル。 UEFAチャンピオンズリーグで準々決勝進出という快挙を成し遂げたアポエルFCだが、9度の欧州制覇を誇るレアル・マドリーCFの本拠地で0-3のビハインドを覆さなければならないこの第2戦は、過去最大の試練となる。 両者の過去の戦績は対照的だ。キプロス勢としてUCLで初の決勝トーナメント進出を果たしたアポエルに対し、マドリーは今回が歴代最多の29回目の準々決勝。過去28回は、6回を除いてすべて勝ち抜けている。 3月27日の第1戦でも、マドリーは苦戦しながらも終盤のカリム・ベンゼマの2点と(74、90分)とカカの1点(82分)で最終的に3-0と快勝し、突破をほぼ手中に収めた。 レアル・マドリーは、今季のUCLでここまで9戦8勝。唯一勝利を逃したのはCSKAモスクワとのベスト16の第1戦で、1-1と引き分けた。ホームで4-1と勝利したCSKAとの第2戦と、アポエルとの第1戦により、マドリーは今大会での総得点数を27に伸ばした(失点は4)。 UEFA主催大会で過去に27回、アウェーでの第1戦を白星で飾っており、3-0で勝利した3試合を含め、そのうち26試合で勝ち抜けている。 ジョゼ・モウリーニョ監督は、UCLの準々決勝で敗退したことがない。2004年はFCポルト、2005年と2007年はチェルシーFC、2010年はFCインテル・ミラノを率いて突破し、昨季もマドリーでトッテナム・ホットスパーFCを下してベスト4進出を果たした。6年間挑戦し続けていたベスト16の壁をようやく乗り越え、7年ぶりの準々決勝となった昨季は、クリスチアーノ・ロナウドが第1戦でも第2戦でもゴールを決めた。 チーム情報 サミ・ケディラ(ウイルス性疾患)、ラサナ・ディアラ(ハムストリング)、リカルド・カルバーリョ(太もも)らが離脱中。アルバロ・アルベロアはメンバー外となった。ディ・マリア(太もも)とホセ・カジェホン(足首)はコンディションに不安を抱えているが、プレーできない状態ではない。 アポエルは、決勝トーナメント1回戦でリヨンにアウェーで0-1と屈したが、これは今季のアウェー戦7試合で2度目の敗北だった。通算成績は2勝3分け2敗。失点はわずかに4で、3試合を無失点に抑えている。欧州カップ戦のアウェー戦、過去25試合の戦績は7勝9分け9敗。 過去に10回、ホームでの第1戦を落としているが、そのすべてで敗退している。 チーム情報 第1戦で出場停止処分を受けたグスタボ・マンドゥカが復帰するものの、マルセロ・オリベイラ(ひざ)とイバン・トリツコフスキ(手の骨折)が欠場する。打撲を負ったサバス・プルサイティデスとパノス・コンスタンティヌは出場可能とみられるが、ウイルス性疾患のアイウトンは試合直前にフィットネステストを受ける予定。 会場はサンチャゴ・ベルナベウ。主審はエンリコ・ロッキ(イタリア) 勝者はチェルシー対ベンフィカの勝者と対戦する。 |
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