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大会9日目は銀2銅1!10日目は室伏内村ら/ロンドン五輪 [Olympic 2012]
ロンドン・オリンピック9日目、日本人は銀メダル2つと銅メダル1つを獲得した。
これで日本は合計24個目のメダルとなった。(金2 銀10銅12)
日本競泳陣の今大会のメダル数は11個(金0、銀3、銅8)、04年アテネ五輪の8個(金3、銀1、銅4)を上回り戦後最高となった。
*メダル数(TheSun/英語)
フジカキは銀メダル!/女子バドミントン
金メダルを懸けて決勝に臨んだ藤井、垣岩組だったが、中国の強豪ペアに力負けした。第1ゲームは強打に押され、甘くなったレシーブをネット際で仕留められる展開が多く、10―21であっさり奪われた。
第2ゲームはラリー戦に持ち込み、3度のマッチポイントをしのぐ粘りを見せたが、最後は強打に屈した。過去の対戦は1勝2敗。勝機について藤井は「長いラリーを我慢してできれば」と話していたが、相手の大舞台での集中力が上回った。
敗れはした。しかし、その実力と意地は見せつけた。第1ゲームが17分で終わったのに対し、第2ゲームで要した時間は倍以上の36分。最後まで諦めないジャパンペアに会場からは惜しみない拍手が送られた。
試合を終えたとき、日本は日付が変わり5日となっていた。藤井の24歳の誕生日。日本史上初の銀メダルが高校時代からペアを組む彼女らの最高のプレゼントとなった。
セレーナがシャラポワを退け金メダル、ゴールデンスラムを達成
ウィンブルドン選手権で通算5度の優勝を誇るセレーナは、1920年のアントワープ五輪決勝でスザンヌ・ランラン(Suzanne Lenglen)がドロシー・ホルマン(Dorothy Holman)を圧倒した6-3、6-0を上回る結果で勝利を収めた。
この結果、セレーナは1988年にドイツのシュテフィ・グラフ(Steffi Graf)氏が達成して以来史上2人目となる生涯グランドスラムに五輪の金メダルを加えた「ゴールデンスラム」を成し遂げている。
また、姉のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)とのペアで女子ダブルスの金メダルを2個獲得しているセレーナは、シングルスとダブルスで「ゴールデンスラム」を達成した史上初の女子選手となった。
ボルトは流して首位通過/陸上男子100メートル予選
ジャマイカのウサイン・ボルト(Usain Bolt)が10秒09で準決勝進出を果たした。
日本勢では予選第6組で2位に入る10秒07を記録した山県亮太(Ryota Yamagata)が準決勝に進んだ。また、江里口匡史(Masashi Eriguchi)は10秒30で予選落ちに終わった。
最速女王はフレーザープライス!北京に続き連覇/女子100メートル決勝
女子100メートル決勝で、シェリーアン・フレーザープライス(ジャマイカ)が10秒75で優勝。08年北京大会に続き2連覇となった。
フレーザープライスは1着で駆け抜けて順位を確認すると仰向けになって大喜び。銀メダルは10秒78のカーメリタ・ジーター(米国)、銅メダルは10秒81のベロニカ・キャンベル・ブラウン(ジャマイカ)だった。
佐藤悠基、初の五輪/男子10000メートル
男子10000メートルで、佐藤悠基が28分44秒06。自己ベストの27分38秒25から1分以上遅れるタイムで22位に終わった。
「最後まで諦めずに諦めずにっていう気持ちで走ったんですけれども、自分の力不足ということでみなさんが期待するような結果が出せず悔しいです」と淡々と話した。
金メダルは、地元英国のモハメド・ファラーが27分30秒42。
日本女子団体、4強進出/卓球
ロンドン五輪の卓球女子団体戦は4日(現地時間)に準々決勝を行い、平野早矢香(ミキハウス)、福原愛(ANA)、石川佳純(全農)の日本は、3-0でドイツを下した。日本は2大会連続の4強入り。6日に行われる準決勝で初の決勝進出を狙う。
日本新で銅メダル/女子400メートル
競泳の女子400メートルメドレーリレー決勝、日本は3分55秒73で銅メダルを獲得した。女子のメダル獲得は2000年シドニー五輪での銅メダル以来。寺川綾、鈴木聡美 、加藤ゆかが上田春佳の4人で臨み、従来の日本記録3分57秒44を2秒近く更新した。
米国が3分52秒05の世界新記録で優勝した。
初の「銀」…3大会連続でメダル/男子400メートル
競泳の男子400メートルメドレーリレーの決勝で、日本が銀メダルを獲得した。この種目で日本勢のメダル獲得は04年アテネと08年北京の銅に続いて3大会連続で、銀メダルは初めて。
日本のメンバーは、第1泳者の背泳ぎ・入江陵介が2位で、平泳ぎの北島康介にバトンタッチ。北島で一時トップに立った。その後バタフライの松田丈志が2位に下がったが、自由形の藤井拓郎が順位を維持した。
北島は「みんなのおかげです。自分の役割をきちんとこなして(松田)丈志につなげたいなと思っていたので。嬉しいです」と今大会1番の笑顔で語った。
入江は「(競泳代表選手)27人でひとつのリレーをしていると思った」と日本のチーム力を強調し、松田は「(北島)康介さんには言っていないけれど、3人で“康介さん手ぶらで帰らすわけにはいかないぞ”と話していました」といたずらっぽく明かした。
<8月5日(日曜) 見どころ>
ボルト、室伏、女子マラソン……注目の陸上種目が目白押し
陸上競技は「世界最速の男」が決まる男子100m決勝、室伏広治がアテネ大会以来の金メダルを狙う男子ハンマー投げ決勝、重友梨佐、木崎良子、尾崎好美の3人が出場する女子マラソンが注目だ。
この日は日本勢にメダルラッシュの可能性がある。体操では男女の種目別決勝が始まる。男子ゆかでは、昨年の世界選手権を制した内村航平が活躍を見せてくれるはずだ。射撃の男子50mピストルには2010年の世界選手権の王者、松田知幸が出場。フェンシングの男子フルーレ団体は北京大会の銀メダリスト、太田雄貴を中心とする日本チームに期待。3月のワールドカップで3位になるなど、メダルは射程圏内だ。
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