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大会8日目は銀メダル2つ。9日目はボルト登場、競泳最終日/ロンドン五輪 [Olympic 2012]
大会第8日、日本勢は2つの銀メダルを獲得した。アーチェリー男子個人では、古川高晴(近大職)が準決勝をシュートオフで制して決勝進出。決勝では敗れたものの、殊勲の銀メダルとなった。また柔道女子78キロ超級の杉本美香(コマツ)は、決勝で延長戦の末、旗判定で惜しくも敗れた。
決勝トーナメント初戦を迎えたなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は、ブラジルに2-0で快勝し、ベスト4進出。堅い守備から大儀見優季(ポツダム)、大野忍(INAC神戸)がゴールを決めた。
メダルが期待された男子柔道100キロ超級は、上川大樹(京葉ガス)が2回戦で敗退。日本の男子柔道は五輪史上初めて、金メダルなしで大会を終えた。男子トランポリンは伊藤正樹(金沢学院大ク)が4位、上山容弘(大体大大学院)が5位で、悲願のメダルには届かなかった。
フェルプス 4冠懸け現役最後のレース
競泳男子100メートルバタフライを制し、フェルプスが競泳史上初となる同一の個人2種目での3連覇を果たした。フェルプスは800メートルリレーを含め、今大会3冠。「個人種目の最後をいい感じで終わらせることができたので、リレーもいい感じで終わりたい」と述べ、4日の男子400メートルメドレーリレーでの必勝を誓った。
50メートルは7番手でターン。だが、残り15メートル付近でトップに立ち、200メートルバタフライ金メダルのチャド・レクロー(南アフリカ)を振り切った。
「メンタルや体力面が人生で最高のところにあり、すべてが完璧だった」という北京五輪。今大会はメドレーリレーを制しても半分の4冠にとどまるが、表情に暗さはない。フェルプスは今大会限りでの現役引退を既に表明しており、「メドレーリレーは米国にとって大きな意味のあるレース。米国チームのメドレーメンバーとして泳ぐことは昔から、自分自身の夢だった。現役最後のレースを4人で楽しみたい」と語った。
この日の記者会見は、記録達成よりも現役引退に米メディアからの質問が集中。引退後の楽しみを聞かれたフェルプスは「今大会で急成長した若い選手がたくさんいる。そうした選手を『部外者』として見ていくのが楽しみ」と述べた。
<8月4日(土曜) 見どころ>
ボルトが登場、競泳メドレーリレーは3大会連続のメダルなるか
陸上競技2日目は、世界中の注目を集める男子100mの予選がスタート。「世界最速の男」ウサイン・ボルト(ジャマイカ)の走りから目が離せない。女子100m決勝では、カーメリタ・ジーター(米国)、ベロニカ・キャンベル・ブラウン(ジャマイカ)らが女王の座を争う。女子棒高跳び予選では、長期休養から戻って来た北京五輪の女王、エレーナ・イシンバエワ(ロシア)が3大会連続の金メダルを目指す。
バドミントンでは、女子ダブルス決勝に「フジカキ」こと藤井瑞希・垣岩令佳組(ルネサス)が出場する。日本初となるメダルを確定させ、一番いい色のメダルを目指す。競泳は男女の400mメドレーリレー決勝が行われる。男子は2大会連続で銅メダルを獲得しており、今回はアベックメダルを目指す。
また、サッカー男子は4強入りを懸けて、エジプトとの準々決勝に挑む。
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