ロンドン市長“つるし上げ”／英国、初の金メダル獲得で。

　ロンドン市長が歓喜した。地元で開催中の五輪大会で、英国勢が初の金メダルを獲得したからだ。市長は、市内ビクトリアパークでワイヤーロープを使って空中滑降するパフォーマンスを敢行。ところが、空中で停止してしまった。有権者の頭上で「つるし上げ」を食らうこと数分。それでも市長はユニオンジャックの旗を振り続けた。

　地元開催ということで、ロンドン市民、ひいては英国国民は今回の五輪大会に大きな誇りと喜びを感じると同時に、メダル獲得数については物足りなさを感じ続けていた。栄光の金メダルは、まだ獲得できていなかった。

　やっとのことで「スカッと」喜ぶことができたのは、1日に開催されたボート競技の女子かじなしペアの決勝。英国のグラバー、スタニング組が優勝した。歓喜のときを忍耐強く待っていた英国民は大喝采だ。

　ロンドンのボリス・ジョンソン市長も大喜び。市内のビクトリアパークで、ワイヤーロープを使った空中滑降を披露することにした。安全のためにヘルメットは着用したが、背広にネクタイの服装。英国紳士としてのスタイルは維持した。

　滑空を始めるために、設けられた高い台に上り、ワイヤーロープを移動する滑車からベルトを垂らし、体に取り付ける。両手には英国旗のユニオンジャックを握りしめた。台を後ろにして、「それっ」とばかりにすべりはじめた。

　本来なら、着地点まで宙を飛ぶがごとく滑空するはずだった。ところがどうしたことか、次第に勢いを失って、途中で停止してしまった。数メートル下では、つめかけた市民が、大笑いしながら市長を見あげた。写真を撮る人も目立った。

　市長は苦笑いしながらも、救助されるまでの数分間、有権者の頭上でユニオンジャックを振りつづけた。

宙ぶらりんとなった市長の様子。




ロンドン市長「心配ないよ。でも痛い・・・。」「はしごを持ってきてくれ！（笑）」

市長の報道官は「あのパフォーマンスじゃ芸術点は低い。金メダルは取れないね。」とジョークを交えていたとか。


パフォーマンス後のコメント
ロンドン市長「素晴らしかったよ、絶対におすすめだね。」



こんな細工（ネタ）までされる市長。















愛すべき馬鹿とはこのこと。

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