英ブックメーカー予想、聖火リレー最終ランナーは誰？

　いよいよ開幕まで秒読みに入ったロンドン五輪。開会式では聖火の最終ランナーが聖火台に火をともすが、最終ランナーはどの大会でも“最高機密”で、今回も２３日現在明らかにされていない。一体誰が務めるのか、英国民の間でさまざまな憶測が飛び交っており、ブックメーカー（公認賭け屋）も予想している。さて本命は－。

　現地時間２７日午後９時（日本時間２８日午前５時）から始まる開会式で、五輪スタジアムでの聖火最終ランナーを誰が務めるかは“最高機密”。英国のブックメーカーにとっては格好の対象だ。

　その一つ「スカイベット」の最終ランナー予想に、日本時間２３日午後７時現在で名前が挙がっているのは、１位がボート競技で２０００年シドニー五輪まで５大会連続金メダルの偉業をなしとげたスティーブン・レッドグレーブさん（５０）で１・６７倍。２位が０４年アテネ五輪陸上女子８００メートルと１５００メートルの金メダリスト、ケリー・ホームズさん（４２）で３倍、３位は１９８０年モスクワ五輪と８４年ロサンゼルス五輪の陸上１０種競技で２連覇達成のデイリー・トンプソンさん（５３）で５倍だ。

　近年の夏季五輪の聖火リレー最終ランナーは、五輪で金メダルを獲得した往年のアスリートが主流。そこで今回も元名選手が予想の上位を占める。だが、サッカーの元イングランド代表主将、デービッド・ベッカム選手（３７）も、五輪出場経験がないとはいえ世界的人気を背景に６位に名を連ねている。

　ただ、ベッカム選手自身は今月１２日にロイター通信などのインタビューに答え「最終ランナーは五輪で英国のためにすばらしい活躍をし、金メダルを獲得した人が行うべきだと思う」と遠慮がちなコメントをしている。

　こうした“ガチ”の予想とは別に、“サプライズ”としてウィリアム王子（３０）やエリザベス女王といった見方もあり、「無名の若者」を予想する向きもある。

「Skybet」の予想。

ロジャー・バニスター　1.67倍
スティーヴ・レッドグレーブ　1.67倍
デビッド・ベッカム　7倍
デビッド・ボンド　7倍
ウィリアム王子　8倍
デーリー・トンプソン　10倍
ケリー・ホームズ　12倍
ブラッドリー・ウィギンス　25倍
エリザベス女王　25倍
モハメド・アリ　40倍
クリス・ホイ　50倍
グレイ・トンプソン　50倍
トム・デーリー　50倍
ジェームス・クラックネル　100倍



明朝に迫ったオリンピック開会式、いったい誰が最終ランナーとなるのか。

また、他にもサプライズがいくつかあるようなので期待が膨らむ。

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