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(試合結果)UEFA ヨーロッパリーグ 第2戦 準決勝 [2012.4.26] [UEFA EL 11-12]

UEFA ヨーロッパリーグ
準決勝 セカンドレグ
アスレティック・ビルバオ vs. スポルティング・リスボン
Stadium: San Mames (Bilbao, 104 x 68 m)
Referee: Martin Atkinson
Attendance: 40,000
Athletic Bilbao (4-3-3)
01 Iraizoz, 03 Aurtenetxe, 05 Amorebieta, 15 Iraola, 08 Iturraspe, 14 Susaeta, 21 Herrera Ander (Perez - 90' ), 24 Javi Martinez, 09 Llorente, 19 Muniain (Ekiza - 90' ), 28 Ibai (Toquero Pinedo - 90' )
Substitutes
13 Raul, 06 San Jose Dominguez, 23 Ekiza, 02 Toquero Pinedo, 07 David Lopez, 11 Gabilondo, 17 Perez
Sporting (4-3-3)
01 Rui Patricio, 04 Anderson Polga, 47 Joao Pereira, 48 Insua, 93 Xandao, 08 Schaars, 11 Capel, 14 Fernandez (Daniel Carrico - 46' ), 25 Bruno Pereirinha (Jeffren - 63' ), 28 Andre Martins (Carrillo - 83' ), 09 van Wolfswinkel
Substitutes
16 Tiago, 03 Daniel Carrico, 05 Onyewu, 06 Evaldo, 17 Jeffren, 18 Carrillo, 33 Diego Rubio

第1戦は、2-1でスポルティング・リスボンが先勝。
しかし試合は、白熱した展開の中で決勝進出したのはホームのアスレティック・ビルバオだった。
試合は、前半にジョレンテの胸の落としからマルケル・スサエタの先制ゴールを奪う。
しかしスポルティングも前半終了間際に、GKイライソスの中途半端なクリアボールをマルティンスが突いて、ルーズボールをシュート。このこぼれ球がファン・ボルフスウィンケルの鮮やかなゴールにつながり、同点にする。
しかしそれも束の間、ジョレンテの見事な反転からのパスを、イバイ・ゴメスが決めてたちまち逆転。
合計スコア3-3のまま後半に入るがゴールは生まれず、そのまま延長戦に入るかと思われた88分、イバイ・ゴメスがDFをフェイントから抜き去り左足のボールを送ると、これをフェルナンド・ジョレンテが右足で合わせてサイドネットのポスト付近に吸い込まれる。スタジアムは大歓声。合計4-3と逆転に成功し、ゴールしたジョレンテも涙のセレブレーション。このまま試合は終了し、アスレティックが1976-77シーズン以来の決勝へ進出した。
アスレティック・ビルバオ 3 - 1 スポルティング・リスボン
合計スコア アスレティック・ビルバオ 4 - 3 スポルティング・リスボン

1-0 17分 スサエタ
1-1 44分 ファン・ボルフスウィンケル
2-1 45分 イバイ・ゴメス
3-1 88分 フェルナンド・ジョレンテ

10分 ファン・ボルフスウィンケル(スポルティング)
54分 アモレビエタ(アスレティック)
59分 ダニエル・カリーソ(スポルティング)
76分 イバイ・ゴメス(アスレティック)
94分 シャンダン(スポルティング)

ポゼッション: 50% : 50%
シュート数: 13本 : 12本
枠内シュート: 8本 : 6本
Man of the Match: Fernando Llorente (Athletic Striker)




スポルティング、リカルド・サ・ピント監督
今日の試合のような負け方はとてもつらい。決勝進出できるはずだと思って試合に臨み、努力もした。今季のUEFAヨーロッパリーグでは快進撃を続けてきたが、我々のクオリティーや組織力、士気には決勝に出場するだけのものがあったはずだ。この2試合、いや、今季の(UELでの)戦い全体について、選手の健闘を称えたい。
アスレティック、マルセロ・ビエルザ監督
個々の選手について言えば、今日よりも良かった試合はこれまでにもあったが、チーム全体で見た時に、すべての選手が等しく素晴らしいパフォーマンスを見せたことは、今までになかった。ジョレンテは私がこのチームに来て以来、最高のプレーを見せてくれたし、(イバイ・)ゴメスもそうだ。この結果は、チーム全体、そして個々の選手が発揮した力のたまものだ。
アスレティック、FWフェルナンド・ジョレンテ
“ なんて素晴らしい試合だろう! さまざまな気持ちがわき上がって、何と言っていいかわからないよ。この経験をファンと分かち合えたのは最高だ。彼らは今日も世界最高のサポーターであることを証明してくれた。こんな夜は感情が抑えられないね。
アスレティック、FWマルケル・スサエタ
僕らは今季二つ目の決勝進出が懸っていることを意識していたが、これでそれを達成できた。この快挙を消化して分析するには少し時間が必要だ。でも、何かとてつもないことを成し遂げようとしていることは分かるよ。僕らはここまで常に次の1試合だけを見すえ、決勝は遠い先だと考えて戦ってきた。でもこれで夢がかなったね。「僕らはついに到達した」、これが僕の考える見出しかな。
アスレティック、MFアンデル・イトゥラスペ
本当に素晴らしい夜だった。あらゆることが詰め込まれていたね。2-1の段階では少し苦戦したけど、残り2分で3点目を奪えたのは感動だった。ファンの力は大きかったよ。彼らは必要なときに声援を送ってチームを盛り立ててくれる。
アスレティック、DFアンドニ・イラオラ
僕らは少し苦しんだけれど、最後は快挙に酔いしれることができた。今季のヨーロッパリーグで一番大変だったのは、ロコモティフ・モスクワとのホーム戦だろう。僕らは負けている中、10人で戦わなければならなかったからね。でも最後には逆転したんだ。今日も相手にゴールを決められ、最低でもあと1点、勝つには2点が必要になったけれど、それが奪えてよかったよ。疲れていようと、とにかく戦い続けるしかなかった。でも、フェルナンド(・ジョレンテ)が決めてすべてが報われたときは、最高にうれしかったね。
アスレティック、GKゴルカ・イライソス
皆、ものすごく喜んでいる。信じられないような経験だよ! この喜びを抑えるのは難しい。クラブにとっても選手にとっても、ファンにとっても驚くべき快挙だから、かみしめないといけないね。チームは集中力を切らさず、試合をコントロールすることができた。でも相手のゴールで後半は緊迫した展開になったよ。サポーターたちはクラブを心から愛してくれている。ブカレストでも彼らを喜ばせたい。
ハイライト
バレンシア vs. アトレティコ・マドリー
Stadium: Estadio de Mestalla (Valencia, 105 × 68 m)
Referee: Damir Skomina
Attendance: 48,000
Valencia (4-4-1-1)
01 Diego Alves, 04 Rami, 12 Barragan, 17 Alba, 20 Costa, 06 Albelda, 08 Feghouli, 16 Canales (Mathieu - 58' ), 21 Parejo (Facundo Costa - 68' ), 07 Oliveira (Aduriz - 57' ), 09 Soldado
Substitutes
13 Guaita, 03 Maduro, 18 Ruiz, 22 Mathieu, 24 Facundo Costa, 11 Aduriz, 14 Piatti
Atletico Madrid (4-2-3-1)
13 Courtois, 02 Godin, 06 Filipe, 23 Miranda, 04 Mario Suarez (Fernandez Gabi - 46' ), 05 Tiago, 11 Turan (Eduardo Salvio - 74' ), 20 Juanfran, 22 Diego (Jorge Koke - 84' ), 07 Adrian, 09 Falcao
Substitutes
25 Sergio Asenjo, 18 Dominguez, 21 Perea, 14 Fernandez Gabi, 19 Jorge Koke, 08 Eduardo Salvio, 41 Martin

得点が動いたのは後半。アトレティコのアドリアン・ロペスのスーパーゴールが決まり先制。
その後の78分、ハンドがあり、いくつものファールがあったかわからないほど。そしてボールと関係のないところで反則を犯したチアゴが一発レッドで退場。
結局このまま試合終了。0-1でアウェイのアトレティコが勝利し、2戦合計2-5で決勝進出が決まった。
バレンシア 0 - 1 アトレティコ・マドリー
合計スコア バレンシア 2 - 5 アトレティコ・マドリー

0-1 60分 アドリアン・ロペス

36分 クルトワ(アトレティコ)
79分 ソルダード(バレンシア)
79分 ジョルディ・アルバ(バレンシア)
86分 アドゥリス(バレンシア)

79分 チアゴ(アトレティコ)

ポゼッション: 50% : 50%
シュート数: 10本 : 8本
枠内シュート: 3本 :5本
Man of the Match: Diego Godin (AtleticoMadrid Defender)
決勝は、アスレティック・ビルバオ × アトレティコ・マドリー。
5月9日、現地20時45分(日本時間27時45分)キックオフ。
アトレティコ・マドリーのチアゴは出場停止となる。
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バレンシア、ウナイ・エメリ監督
我々はこの大会で戦える喜びをかみしめ、全力を注いだ。アトレティコのような好チーム相手では難しい戦いになることは分かっていた。前半にゴールが欲しかったが決まらなかった。これで敗退となったが、選手たちには満足している。準決勝まで進出できたが、これであとはリーグ戦だけとなった。週末は重要な試合が控えているので集中しなければならない。
アトレティコ、ディエゴ・シメオネ監督
とてもうれしい。選手たちは懸命に戦ってくれた。本当に勇敢だったよ。
選手層が限られた中で、日曜、木曜、日曜に試合があるという日々を2カ月近く続けてきたんだ。しかも主力のアントニオ・ロペスやシウビオが負傷して、彼らに頼ることもできなかった。このチームを率いる我々を信じてくれたクラブの理事たちのためにも突破できてよかった。チームは最初からよく組織されていた。そしてもちろんファンのためにもうれしいよ。今日はこのチームのサポーターであることを誇りに思ったはずだ。
アスレティックは今大会、大健闘を見せている。スペイン国王杯でも決勝進出を決めたが、これでヨーロッパリーグでも決勝を戦うことになった。彼らを称えるほかない。私はマルセロ・ビエルサ監督のことも、周りのスタッフたちのこともよく知っている。決勝で友人と顔を合わせるのは楽しみだが、試合には勝ちたい。
バレンシア、GKジエゴ・アウベス
前半は先制点を狙い、精力的に戦って絶好のチャンスを何度かつくったけど、後半に入り、向こうは最初のチャンスで点を決めてしまった。ここから反撃するのは非常に困難だったね。
バレンシア、MFソフィアン・フェグリ
地上戦、空中戦、ロングシュートと、あらゆる手を尽くしてアトレティコを攻め立てたが、何をやっても先制点は入らなかった。
アトレティコ、MFアドリアン・ロペス
相手(バレンシア)が攻めてくることはわかっていたよ。向こうはホームスタジアムで全力を尽くし、前に出て来るしかなかった。だから僕たちの仕事は、うまく守るとともに機会を見て相手にダメージを与えることだった。
決勝は五分五分だね。両チームはスペイン・リーガでもほぼ同じようなレベルにある。アスレティックは手強いチームで、何が起きてもおかしくない。でも、僕たちが勝利をつかむこともできるはずさ。
アトレティコ、DFフアンフラン
これまでは、あまり手にしたことがない美しい経験だ。現在の僕は、すべてに満足しているよ。チーム、ファン、家族にね。このチームを誇らしく思う。僕たちはライバルを完全に上回り、完璧な準決勝を演じた。現在はリーガに集中しなければならない。決勝が目前の試合となったら、勝利という唯一の目的に向けて最大限の努力をするよ。ファンのためにね。
ハイライト
ヨーロッパリーグ・ゴールランキング 1位 10得点 クラース・ヤン・フンテラール(シャルケ) 2位 10得点 ラダメル・ファルカオ(アトレティコ・マドリー) 3位 8得点 アドリアン・ロペス(アトレティコ・マドリー) 4位 7得点 フェルナンド・ジョレンテ(アスレティック・ビルバオ)
ヨーロッパリーグ・アシストランキング(決勝進出クラブのみ) 1位 6アシスト ジエゴ(アトレティコ・マドリー) 2位 3アシスト アルダ・トゥラン(アスレティック・ビルバオ) 3位 3アシスト フェルナンド・ジョレンテ(アスレティック・ビルバオ) 4位 3アシスト マルケル・スサエタ(アスレティック・ビルバオ)
ヨーロッパリーグ/UEFAカップ決勝で同じ国のクラブが試合するのはここ6年間で3度目のこと。
最後に決勝で戦ったスペイン勢は、2006-2007シーズンのエスパニョールvsセビージャ。この時は、PKまでもつれて、セビージャがUEFAカップを制した。
アスレティック・ビルバオは、決勝の地であるブカレストで試合した経験がない。
アトレティコのディエゴ・シメオネ監督は、1998年のインテル時代に選手としてUEFAカップを掲げている。
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