第35節 アーセナル vs. チェルシー [EPL.2012.4.21]

第３５節 イングランド・プレミアリーグ


アーセナル vs. チェルシー


Stadium: Emirates Stadium (London, 105 x 68 m)
Referee: Mike Dean
Attendance: 60,111


Arsenal (4-5-1)
13 Szczesny, 03 Sagna, 05 Vermaelen, 06 Koscielny, 28 Gibbs, 07 Rosicky (Diaby - 64' ), 14 Walcott (Gervinho - 60' ), 15 Oxlade-Chamberlain (Santos - 69' ), 16 Ramsey, 17 Song, 10 Van Persie

Substitutes
21 Fabianski, 11 Santos, 20 Djourou, 02 Diaby, 39 Coquelin, 27 Gervinho, 29 Chamakh

Chelsea (4-5-1)
01 Cech, 17 Bosingwa, 24 Cahill, 26 Terry, 34 Bertrand (Cole - 77' ), 05 Essien, 06 Romeu (Mikel - 66' ), 15 Malouda, 09 Torres, 21 Kalou (Mata - 74' ), 23 Sturridge

Substitutes
22 Turnbull, 03 Cole, 19 Ferreira, 08 Lampard, 12 Mikel, 16 Meireles, 10 Mata





アーセナルは、前節のリーグ戦から2名を変更。コシールニーが出場停止明け。
アルテタは6-8週間の離脱。ベナユンはレンタル元のため出場不可。
チェルシーは、前節のリーグ戦から8名を変更。
バルセロナ戦を考えてサブ組が先発復帰。
ラミレス、ドログバは欠場。ダビド・ルイスは負傷中。







ビッグ・ロンドン・ダービー。通算149試合でこの試合は150試合目。


前半開始。


アーセナルボールでキックオフ。

ゆっくりとビルドアップするアーセナル。
右サイドでサニャ、ウォルコットのパスはカットされ、ラインを割る。

チェルシーが奪ってカウンター。カルーからスタリッジのスルーパスは合わず。

左サイドからロシツキー。ボシングワを交わして右足アウトでパスを出すがカットされる。

ファンペルシーからロシツキー。右に運んでそのままミドルシュート。
これはGKチェフの正面。右サイドの上がりを待ったが誰も来なかったしいい判断。

カルーからトーレスへ。これはヴェルマーレンが対応。

カルーが左サイドを突破。サニャが遅れるが何とか戻る。
カルーが倒されるがノーファール。危ない場面。

右サイドからラムジーのクロスはテリーがクリア。

裏に抜けたファンペルシーはオフサイド。

　ランチタイムのキックオフは毎度のことながら低調気味。

左サイドからバートランドのクロス。トーレスには合わなかったがオフサイド。

チェンバレンが左サイドから仕掛け、エッシェンに倒されてFK獲得。
ウォルコットからファンペルシー！惜しい。
面白いボールだったが、ファンペルシーは合わしきれなかった。枠をかすめて右。



マルーダからのクロスは、コシールニーがクリア。

ウォルコットからチェンバレン、渡る前にテリーがカット。コーナーへ。
これはGKチェフがキャッチ。

GKチェフから縦一本。チェルシーのカウンター。
トーレスには遅れながらチェンバレンが戻り、トーレスはクロスを挙げるが、GKスチェスニーがキャッチ。

ボシングワのシュートはGKスチェスニーがキャッチ。

サニャのパスはカットされるが、カルーも奪われる。

ヴェルマーレンのパスからファンペルシー。
これはオフサイドだが、シュートを打つファンペルシー。バー直撃。

20分経過。やはり低調、徐々に体が温まってくればいいが。

アルテタとベナユンがスタンド観戦中。
アルテタいないと一気に弱くなるアーセナル・・・。

ギブスのクロス、これはGKチェフがキャッチ。
ヴェルマーレンが飛び込むがテリーにぶつかる。

ギブスが左サイドからDFをかわして突破。しかしスリップしてラストパスは弱い。

カルーが中央でキープ。二人につかれるが、こぼれ球をスタリッジが奪ってスルーパス。
バートランドのクロスはニアポストでコシールニーがクリア。コーナーへ。
コーナーからトーレスのシュートはブロック。シュートを打つがこぼれ球をケーヒルのシュートはバーを越える。

ラムジーがボールから目を離したすきに奪われてマルーダのシュート。
これはディフレクションしてコーナーへ。

ロングボールからカルーへ。
GKスチェスニーが飛び出すが、交わされるもコシールニーが対応。
コーナーは、テリーとヴェルマーレンが競り合い再びコーナー。と思いきやゴールキックに。
これは主審の判断がおかしい。

ハイボールの競り合いでマルーダとサニャの頭がぶつかる。
マルーダが止血中。タッチラインのすぐそばで治療してるが近すぎて危ない気がする。

29分　ロシツキーがエッシェンにタックルしてファール。
ロシツキーにイエローカード。

ウォルコットに二人がついて前を向かせない。
この辺は徹底しているが、ウォルコットはアイデアが乏しい。

ソングから再びファンペルシー。しかし合わずGKチェフが対応。

ボシングワからのクロスは、トーレスに届く前にヴェルマーレンがクリア。

アーセナルがダイレクトでパスワークをするが、ファンペルシーのところでテリーのチェック。
攻撃を遅らせるが、アーセナルが再びつないで右に展開。
ウォルコットに対してテリーがプッシングしてファール。

ファンペルシーのFK。コシールニーに合わせたが、テリーがクリア。
チェンバレンのコーナーキック。ゴール前に入るいいクロスだったが、合わず。

サポーターがどよめく。何かと思えば味方が貰いに来ないと。
やっぱりランチタイム・キックオフは、早く起きて早く食事して早くトレーニングで色々狂うとか言うしね。
ただそれでも低調すぎるアーセナル。チェルシーは相変わらずテリーの指と

バートランドがダッシュ。エリア手前で倒されるがノーファール。

アーセナルのカウンター。ロシツキーがマルーダを交わしてウォルコットへ。
ウォルコットは、対応されてコーナーへ。
ファンペルシーのコーナーは、カルーがクリア。

右サイドに展開したチェルシー。ボシングワのクロスはGKスチェがキャッチ。

チェンバレンが倒されてFK獲得。
というかチェンバレン左サイドだったはずだが、ボール貰いに中央まで来てるね。

ファンペルシーのFKからコシールニー！
どフリーだったが、ヘッダーはクロスバー直撃。
これは決めておきたかった。チェルシーはマークがずれずれだった。



ボイチェフ、ボイチェフ！とサポーターの掛け声。
チェルシー、マルーダのコーナーキックから、今度はテリーが飛び出しヘッダー。
しかし枠を捉えられず。

ソングからファンペルシー！これはGK正面。
ソングとファンペルシーのホットライン。
浮き球から胸トラップして左足は強烈なシュートだったがGKチェフが阻む。
再びのコーナーは、GKチェフがパンチングクリア。

アディショナルタイム2分。

アーセナルのカウンター。
ファンペルシーが楔に入りウォルコットにスイッチ。
左サイドのチェンバレンへパスを出すがパスは弱い。
チェンバレンは切り返すが失敗して、決定機は潰える。

コシールニーのパスはボシングワがクリアミス。
ウォルコットがシュートしようとするが、オフサイドの位置だった。

前半終了。


前半終えてアーセナルの方がシュート数が少ない。
5本に対し、チェルシーが8本。枠内はどちらも3本。
ポゼッションは、58%、42%。


後半開始。

チェルシーボールでキックオフ。

テリーからロングパス。スタリッジには合わず。

ロシツキーから左サイドのギブス。クロスがエッシェンがクリア。

トーレスが右サイド。チェンバレンが交わされてクロスはコシールニーが対応。

エッシェンのシュートはDFにディフレクト。サニャがクリア。

ファンペルシーがマルーダに倒されてFK獲得。
マルーダにイエローカード。
しかし頭の模様が面白い。

ファンペルシーがエッシェンにタックルしてファール。
ファンペルシーにイエローカード。

エッシェンから右のボシングワへ。クロスはサニャが頭で触って対応。
スローインから、トーレスがDF二人を反転して交わす。しかしコシールニーがついていきタックル。
コーナーキックからクリアボールにウォルコットが走る。ここは何とかチェルシーDFが対応。

チェルシーのカウンター。トーレスからスタリッジにスルーパス。
これはヴェルマーレンが戻りながら良いタックルでクリア。

さらにトーレス。ギブスを交わしていくが、タッチをミスってシュートにいけず。

ギャリー・ケーヒルにイエローカード。

チェンバレンの横パスはミス。

再びソングからファンペルシー。これもオフサイド。

ウォルコットが座り込んでいる。
ハムストリングを気にするが、交代か？
ジェルビーニョが準備中。しかしウォルコットは問題ないみたいだ。

裏へ抜けるファンペルシー。
しかしケーヒルがしっかりとついていき、シュートコースを消す。
苦し紛れのクロスはGKチェフがキャッチ。

ファンペルシーが中央で受けて左のギブスへ。
ギブスはボシングワを交わすが、交わしきれずにボシングワに対応される。
コーナーキック、キックミスしたがアーセナルがボールをキープ。
チェンバレンのクロスは精度を欠く。チェンバレンは今日は調子悪そう。

ウォルコットがボールを持つが、やっぱり駄目だった。
これで悪化しなければ良いが、メディカルが大丈夫だって言ったのならあれだな・・・。



60分　アーセナル、ウォルコットに代わり、ジェルビーニョを投入。

イングランド暫定監督のスチュアート・ピアースが電話中。
ウォルコットは選出外ですって伝えたのか。

ジェルビーニョが早速演出。ワンツー、ワンツーと崩していく。
しかしファールをとられてしまった。

ファンペルシーがケーヒルに倒されてFK獲得。
正面、約25m付近。
ファンペルシーが狙ったが大きく上へ。

ディアビが久しぶりの登場。

64分　アーセナル、ロシツキーに代わり、ディアビを投入。
今日はロシツキーがそうよくはなかった。ディアビはこれで怪我したら笑いもの。

ソングがトーレスを倒してファール。

66分　チェルシー、ロメウに代わり、ジョン・オビ・ミケルを投入。

エッシェンからスタリッジ。シュートはディフレクトするが、GKスチェの正面。

ラムジーがソングばりのロングパス。
左に流れながら、ファンペルシーがダイレクトで左足に合わせるがこれは枠を捉えず。
決めるんじゃないかとワクワク感がある。



再びスタリッジのシュート。GKスチェスニーがキャッチ。

69分　アーセナル最後の交代。チェンバレンに代わり、アンドレ・サントスを投入。
これも妥当な交代。サントスはサイドバックではなく左の攻撃的な位置へ。

ようやくアーセナルらしくなってきた。
ディアビが守備的な位置に入ってラムジーが前で絡む。
ファンペルシーからディアビのシュートはDFがブロック。

サントスのシャツを引っ張ったボシングワにイエローカード。

トーレスがコシールニーにチャレンジ。ラムジーが戻って何とか対応。

バートランドが足をつった模様。

74分　チェルシー、サロモン・カルーに代わり、フアン・マタを投入。

サニャがトーレスに対してファール。
FKからサインプレーでエッシェンへ。シュートはディフレクトするが、マタの足元へ。
フアン・マタはシュートするが、オフサイドのホイッスル。少し遅かっただけに不安。

ディアビがエッシェンに対してファール。
ディアビにイエローカード。

76分　チェルシー、バートランドに代わり、アシュリー・コールを投入。
これでアシュリー・コールはプレミアリーグ350試合目。

ミケルがコシールニーの足を踏んでしまいファール。

中央で受けたファンペルシーからギブス、ダイレクトで返すがパスは強すぎた。

ソングからファンペルシー。エリア内で倒されるがノーファール。



残り10分。

アシュリー・コールがソングに足を出してしまいファール。
アシュリー・コールにイエローカード。

ラムジーがボールを奪われてチェルシーのカウンター。
スタリッジについていくラムジー。エリアに進入されるが何とか対応。

ソングの縦パス。これにテリーは対応できず、ファンペルシーが裏へ抜ける。
ビッグチャンス。しかしファンペルシーの右足のシューは枠を捉えず。

ソングの縦パスは奪われて再びチェルシーのカウンター。
しかしこちらもマタの精度を欠きトーレスには渡らず。

コシールニーのロングパスは、ファンペルシーは感じず。

GKチェフからのロングボール。スタリッジが走るが、これはGKスチェスニーが対応。

サントスが戻って対応。
ジェルビーニョがドルブルしてファンペルシーへ。
ファンペルシーは切り返して、切り返して左足シュートはディフレクトしてコーナーへ。
サントスのコーナーキック。ヘディングシュートはGKチェフ。

ジェルビーニョが戻って対応。ナイスプレー。

テリーが奪って前線へ。ヴェルマーレンがクリアミス。
しかしコシールニーが素晴らしいタックル。危ないがピンチを救う。

再びコシールニーがロングボールを跳ね返す。アーセナルのカウンター。
左からディアビを介して右のジェルビーニョ。クロスはテリーがクリア。

ファンペルシーが再び落とし、ワンフェイントからスルーパスを狙うがサントスには合わず。
シュート打っても良かった場面。

チェルシーのカウンター。GKスチェスニーが飛び出してクリア。
このボールをダイレクトでスタリッジがシュートをするが枠を捉えず。

アディショナルタイム4分。

ディアビの強いパス。誰に合わせたのか。

アーセナルサポーターはため息。

チェルシーのカウンター。トーレスのクロスは弱い。GKスチェがキャッチ。

ジェルビーニョのシュートはDFがブロック。
ラムジーからジェルビーニョ、しかしボシングワが対応。
トーレスから右サイドのボシングワ。サニャをかわしてシュートはディフレクトしてコーナーへ。

コーナーキックは、クリアしきれなかったがここでホイッスル。

試合終了。






アーセナル　0 - 0　チェルシー



30分　トーマス・ロシツキー
48分　フローラン・マルーダ
49分　ロビン・ファン・ペルシ―
54分　ギャリー・ケーヒル
72分　ジョゼ・ボシングワ
76分　アブ・ディアビ
81分　アシュリー・コール



ポゼッション: 55% : 45%
シュート数: 13本 : 13本
枠内シュート: 8本 : 7本

Man of the Match: Laurent Koscielny (Arsenal Defender)


マン・オブ・ザ・マッチは、決定機を阻止したローラン・コシールニー。


アーセナルは、勝ち点６５ポイントに伸ばし３位をキープ。
チェルシーは、勝ち点５８ポイントに伸ばし７位に留まる。






スカイ採点

スチェスニー 6
サニャ 6　ギブス 6　ヴェルマーレン 7　コシールニー 8
ソング 6　ロシツキー 6　チェンバレン 6　ラムジー 5
ファンペルシー 5　ウォルコット 5
ジェルビーニョ 6　ディアビ 5　サントス 6

チェフ 7
テリー 7　ケーヒル 7　ボシングワ 7　バートランド 7
マルーダ 6　エッシェン 7　ロメウ 5
トーレス 6　カルー 5　スタリッジ 5
ミケル 6　マタ 6　コール 5

アーセナル、アーセン・ヴェンゲル監督
奇妙な試合だった。相手はドン引き。ウチはトラップやパスでミスを連発。これではこじ開けるのは難しい。良いチャンスは多かったし、向こうのチャンスなど思い出せない。どっちも勝つ必要があるからオープンになると思っていたし、予想外の展開だった。

チェルシー、ロベルト・ディ・マッテオ監督
チーム精神、集中力とも素晴らしかった。メンバーが替わっても皆チェルシーの一員で、6日で3試合こなす中での要求を理解していた。この結果は大きいし、残り4試合のうち3つがホーム、CL圏内入りのチャンスはある。

チェルシー、DFギャリー・ケーヒル
良い結果。ポジティブに捕えてるよ。アーリーキックオフで休む暇もなかったから、チームをフレッシュに保つのが大事だった。どっちも守備がタイトだった。ファン・ペルシとコンタクトはあったけど、向こうが寄せてきて簡単に倒れた。大事な試合があるし、今は休養が一番。

ショート・ハイライト


ロング・ハイライト



次節、アーセナルは、アウェイでストーク・シティ戦。
チェルシーは、アウェイでフルハム戦となる。その前にCLバルセロナ戦。

アーセナルは苦手のブリタニア。そしてノーリッジとWBA。
難しい相手だが、それはどこも同じ。
チェルシーは、CL挟んで再びロンドン・ダービー。
その後も鬼日程。ニューカッスルのアウェイ戦、リバプールとFAカップ決勝。
そしてリーグ戦でも再びリバプールのアウェイ戦。厳しそうだ。

今後の日程

アーセナル		チェルシー
	4/24	バルセロナ（A）
ストーク（A）	4/28, 29	QPR（H）
	5/2	ニューカッスル（A）
ノーリッジ（H）	5/5	リバプール（FAカップ）
	5/8	リバプール（A）
ウェストブロム（A）	5/13	ブラックバーン（H）

感想
ビッグ・ロンドン・ダービーという割にちょっと消化不良。
チェルシーはまだわかる。メンバー落としてバルサ戦に備えるから。
しかしアーセナルは一体どうしたのか。
ランチタイムとはいえ酷い出来。
これじゃあ次のストークは不安が残る。元々ブリタニアでは勝てる見込みが僅かなわけだし。
残り３試合。まだ３位もわからない。
ちょっと誰か「喝」を入れてきてほしいね。

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