（準決勝1stLEG）バイエルン vs. レアル・マドリー [2012.4.17]

UEFA チャンピオンズリーグ

準決勝 ファーストレグ

バイエルン・ミュンヘン vs. レアル・マドリー


Stadium: Fusball Arena Munchen (Munchen, 105x 68 m)
Referee: Howard Webb (ENG)
Attendance: 69,000


Bayern Munchen (4-5-1)
Manuel Neuer, Philipp Lahm, Jerome Boateng, Holger Badstuber, Arjen Robben, Luiz Gustavo, Toni Kroos, Bastian Schweinsteiger (Muller - 61'), Franck Ribery, David Alaba, Mario Gomez

Substitutes
Hans-Jorg Butt, Rafinha, Diego Contento, Anatoliy Tymoshchuk, Danijel Pranjic, Ivica Olic, Thomas Muller

Real Madrid (4-3-3)
ker Casillas, Pepe, Sergio Ramos, Alvaro Arbeloa, Xabi Alonso, Angel di Maria (Granero - 80'), Fabio Coentrao, Sami Khedira, Karim Benzema (Higuain - 84'), Cristiano Ronaldo, Mesut Ozil (Marcelo - 69')

Substitutes
Antonio Adan, Raul Albiol, Marcelo, Raphael Varane,Esteban Granero, Gonzalo Higuain, Kaka





マドリーはバイエルンのホームで8敗1分け。さぁどうなる？
クリスチアーノ・ロナウドは、マドリーで137試合に出場して139ゴール。半端ない。
2008年にマンUでチャンピオンズリーグを取ってからここ3年間は逃している。

主審はハワード・ウェブ。プレミアリーグを見る人ならどんな人かわかるはず。
そうでもなくても有名か。少なくとも経験値は高い。これは今季40試合目の担当。

決勝の地、アリアンツ・アレーナ。


前半開始。



バイエルンボールでキックオフ。

さすがにキレイな芝。

ラームが右サイドからDFをかわしてクロス。これはGKカシージャスがキャッチ。

今度はベンゼマが左エリアからフェイントしてグラウンダーのクロス。DFがブロック。

ディ・マリアがトニ・クロースをプッシュしてファール。

マドリーがロングボールを放り込む。

アルベロアからベンゼマ。キープして戻す。
ディ・マリアが仕掛けるがボールを奪われる。
しかしシュバインシュタイガーもパスミス。
すぐに縦パスといれてベンゼマの決定機。
惜しい！GKノイアーの素晴らしいセーブ。マドリーの最初の決定機。

コーナーは、クリロナが頭で合わせるがDFがブロック。

エジルが見事なタッチでDFを交わす。DFがタックルしてコーナーへ。
コーナーは中に合わず。戻ってきたボールをエジルがシュート。枠の右にそれる。

左サイドでクリロナからベンゼマにスイッチ。
クリロナが中央に走るが、ベンゼマのクロスはDFがクリア。

バイエルンがロングボールを放り込むがGKカシージャスが飛出しクリア。

激しいボールの奪い合い。
主審のウェブもしっかりとジャッジ。

FKからロングボール。エジルの位置はオフサイド。
リプレイはギリギリ、オンサイドか・・・

コエントランが熱くなる。若干荒れそうになるが主審が静止。

リベリ―がエリア内で仕掛け、倒されるがノーホイッスル。
これに熱くなるリベリ―とセルヒオ・ラモス。

さぁリプレイ待ち。
触ってるけど倒れるほどじゃなかった。
ウェブ主審はナイス判断。

リベリ―！先制！
コーナーキックからこぼれ球を決めた。1-0。



うまい具合にボールが目の前のスペースに落ちてきた。
オフサイドポジションに味方がいたが避けてる。

ラームがクリロナを倒してファール。FK獲得。正面やや左。

クリロナが直接狙ったが、わずかにバーを越える。

ペペからロングボール。危うく通りそうになるがノイアーがパンチングクリア。

バイエルンのカウンター。しかしパスが合わず、マドリーがボールを奪う。
リベリ―がクリロナを倒してファール。
守備を頑張るリベリ―。

ロッベンが右サイドをドリブル突破。しかしラインを割る。
古巣対決に燃えてるようだ。

エジルが見事なトラップからロングパス。これはDFが対応。
しかしほんと足元うまい。

ファーサイドに狙ったクロスは、エジルがカバー。
ラインを割るがまたもバイエルンボールにエジルは落ち込む。

クロースの見事なタッチから反転してスルーパスを狙うがミス。

ディ・マリアが奪ってボールを運ぶが見事なタックルで奪い返される。
そのままシュバインシュタイガーのミドルシュートはわずかに左にそれる。

右サイドを突破したロッベンのクロスは跳ね返される。

クリロナが左サイドから中に切れ込んでのミドルシュートはバーを越える。

リベリ―に対し２人、３人で囲むマドリーDF。

バトシュトゥバーがディ・マリアを倒してファール。
バトシュトゥバーにイエローカード。

クリロナの背後を下から映すカメラワーク・・・
クリロナのFK、ディフレクトするがノイアーがキャッチ。

エジルが倒されるがノーファール。エジルはガックリ。
エジルはバイエルン相手にするのはドイツのブレーメンに所属していた時ぶり。

エジルからファーサイドのベンゼマへ。
戻して、クリロナがロッベンに倒されてファール。FK獲得。
シャビ・アロンソのFK。コースが変わるがGKノイアーがパンチングクリア。

再びロッベンがファールをおかし、イエローカード。
ボールを挟み込む感じだったが、遅れてたら直接足だったかもしれない。

リベリ―のキープ力。フィジカルでも負けていない。

ロナウドの見事なドリブル突破。左サイドを3人くらい交わす。
ファーサイドに合わせるラストパス。しかしDFがカット。

ロングボールからベンゼマがキープし、エリア内から左足シュート。GK正面。
バイエルンのカウンター。

ゴメス！GKカシージャスのファインセーブ。
再びリベリ―から決定機だった。

左サイドでリベリ―とアラバのパス交換。
ケディラがボールを奪うがラインを割る。
相手ボールにモウリーニョが何やら笑顔で文句を言っている。
笑顔で「おいおい割ってないだろ。お前も（バイエルンの監督指して）見ただろ？」的な事。

ディ・マリアが倒されるがノーホイッスル。
まぁ主審の目の前で貰いに行った感が強く、これでは取られない。

今度はエジルがDF3人くらいに囲まれ、ボールをロスト。
ここに再びトニ・クロース。エジルはノーファールに呆れていそう。



ロッベンからゴメス、DFに囲まさ、セルヒオ・ラモスに倒されてファール。FK獲得。
トニ・クロースのシュートはブロックされる。

前半終了。


後半開始。

マドリーボールでキックオフ。

ディ・マリアからベンゼマ、シャビ・アロンソと渡してコエントラン。
コエントランのシュートはDFがブロック。

ディ・マリアがドリブル突破し、エリア内からマイナスのパス。しかし合わず。

マドリーが素早いリスタートからロングボール。しかしDFに奪われる。

ロッベンが右サイドから中に切れ込んでゴメスが楔を受けるがボールをロスト。

前線でベンゼマ。打てた機会はあったが、DFのナイスタックルで阻む。

再びディ・マリアのロングボールから左サイドでベンゼマ。
しかし力ないシュートはGKノイアーがキャッチ。
ベンゼマのいつものキレがないように見える。

バイエルンのカウンター。
ロッベンが右サイドから中に切り込んで、左足のミドルシュートはバーを越える。

下がってきたベンゼマが受けて左にスルーパス。
フリーのクリロナのシュートはGKノイアーが阻む。
エジル！
こぼれ球をつなぎ、再びクリロナからエジルの同点弾！1-1。



貴重なアウェイゴールを奪った。

再びディ・マリアが右エリア内から仕掛けるが・・・しかしボールをロスト。

シャビ・アロンソにイエローカード。
コエントランにイエローカード。

シュバインシュタイガーから右サイドのロッベンへ。
ロッベンはフェイントからエリアに進入してラストパス。
これはDFがクリア。

コーナーキックから、最後はアルバのミドルシュート。バーを越える。

トニ・クロースがエジルに対してファール。FK獲得。
シャビ・アロンソのキックはDFがクリア。

リベリ―を倒したディ・マリアにイエローカード。

60分、バイエルン、シュバインシュタイガーに代わり、トーマス・ミュラーを投入。

リベリ―のスルーパスにゴメス！惜しくも合わず。
GKカシージャスの飛び出しが勝る。

ディ・マリアのコースを阻んだフィリップ・ラームにイエローカード。

再三のクロスは阻まれるが、セカンドボールを拾うバイエルン。

ようやくマドリーが奪ったかと思ったらクリロナがスリップ、もしくはダイブ？

68分、マドリー、メスト・エジルに代わり、マルセロを投入。

アルベロアがリベリ―に対しファール。FK獲得。
このFKからゴメス！惜しい。
セルヒオ・ラモスの半端なクリアが渡ったがミートせず。

バイエルンのレジェンドで元ドイツ代表のオリバー・カーンがスタンド観戦していた。

クリロナのフェイントはDFに阻まれる。

再びラブリー・クロスからゴメスのヘッダーはわずかに枠を左にそれる。

前半いまいちだったゴメスが徐々に顔を出す。

セルヒオ・ラモスの深いタックル。イエローカード。

クリロナが倒されるがノーファール。
３人に囲まれていた。マークが凄い。

マルセロがビルドアップ。
クリロナとワンツーするが、マルセロはスリップしてパスは合わず。

シャビ・アロンソがリベリ―に対してファール。

79分、マドリー、ディ・マリアに代わり、グラネロを投入。

バイエルンが押せ押せ。

ベンゼマのクリアボールは再びバイエルンに渡って決定機。
右サイドからリベリ―の見事なトラップからラストパス。
DFがブロックしてクリアするが、ボールはペペに当たってリベリ―がハンドをアピール。
しかしリプレイでは胸に当たっている。

ゴール横にいた審判はマーティン・アトキンソンだった。
これもイングランドの主審で有名。バロテッリのスタンプにイエローも出さなかった人。

84分、マドリー、カリム・ベンゼマに代わり、ゴンサロ・イグアインを投入。

再びクロスからゴメスのヘッダー。GKカシージャスのセーブ。

エリア内でゴメスが倒されるが・・・ノーファール。
DF3人が周りにいた、セルヒオ・ラモスのタックルで阻むが、取られてもおかしくない場面。

右サイドからラームが突破してグラウンダーのクロス。
ゴメス！
見事なクロスボール、GKとDFの間に絶妙なパス。合わせたのはゴメス。2-1。



これでチャンピオンズリーグ12得点。1位はメッシの14得点。
アシストはフィリップ・ラーム。

アディショナルタイム3分。

イグアインにイエローカード。

シャビ・アロンソのFK。ロングボールはGKノイアー。安定感すごい。

マルセロの荒いタックルでイエローカード。
蹴り終わった後に後ろからいってる。これはレッドでも妥当。

試合終了！



バイエルン・ミュンヘン　2 - 1　レアル・マドリー



1-0　17分　フランク・リベリ
1-1　53分　メスト・エジル
2-1　90分　マリオ・ゴメス



37分　アリエン・ロッベン
56分　ファビオ・コエントラン
56分　シャビ・アロンソ
60分　アンヘル・ディ・マリア
64分　フィリップ・ラーム
76分　セルヒオ・ラモス
92分　ゴンサロ・イグアイン
93分　マルセロ



ポゼッション: 53% : 47%
シュート数: 15本 : 12本
枠内シュート: 4本 : 4本
最大走行距離: ルイス・グスタボ 11.342km（バイエルン・ミュンヘン）
　　　　　　　　　　シャビ・アロンソ 11.744km（レアル・マドリー）

Man of the Match: Frank Ribery (Bayern Midfielder)


マン・オブ・ザ・マッチは、先制点と献身的な動きを見せていたフランク・リベリ。


スカイ採点

ノイアー 6
ラーム 8　ボアテング 6　バトシュトゥバー 7 アルバ 7
グスタボ 7　クロース 8　シュバインシュタイガー 6
ロッベン 7　リベリ― 8　ゴメス 7
ミュラー 6

カシージャス 7
ペペ 7　ラモス 7　アルベロア 6　コエントラン 6
アロンソ 6　ケディラ 6　ディマリア 6
ロナウド 6　エジル 7　ベンゼマ 7
マルセロ 5　グラネロ 5　イグアイン 4


ファーストレグはバイエルンが2-1で先勝。
セカンドレグは、1週間後、レアル・マドリーのホーム、サンチャゴ・ベルナベウで行われる。


レアルはバイエルンのホームでまたも敗れる。9敗1分け。
やはり大舞台でのバイエルンは強し。
マドリーは、このあとエル・クラシコを控えているため、少なからず焦点はそっちにあてていたのかもしれない。
まぁ言い訳にしかならないが。
マドリーはアウェイゴールを奪っているのが唯一の希望。
セカンドレグは、ホームだし可能性がある。また熱い夜になりそうだ。
しかしクリロナは静かだった。
ユナイテッド時代から大舞台に弱かったが、相変わらずか。

バイエルン、ユップ・ハインケス監督
前後半を通した内容を見ても、われわれは勝利に値するだけの試合をしたと思っている。試合開始１５分はレアル・マドリーにリズムをつかまれたが、それ以降はわれわれが終始試合の主導権を握り続けた。 マリオは今日、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。２点目のゴールだけに限らず、前線からの守備にも惜しまず力を注いでくれた。我々は情熱と意欲、成功を追い求める気持ちを見せていた。それこそ正に、チャンピオンズリーグ準決勝を戦うには欠かせないものだ。

レアル・マドリー、ジョゼ・モウリーニョ監督
最初の失点はセットプレーから与えてしまった。追いついたあとは勝ちにいったが、両チームに疲れが出て、ミスも相次いだ終盤には試合が終わっていた。引き分けてもおかしくない展開だったが、結末など誰にも予想できない。我々は4月に入り、勝たなければならない難しい試合が続いている。この時期になれば、選手たちが調子を落としていても無理はない。
まだ第2戦が残っている。歴史的な大逆転勝利が必要、あるいは不可能に挑まなければならない状況でもない。たった1試合で2試合制の勝負に勝つことも、決勝へ進出できる訳でもないからね。ホームで1-0か2-0、あるいは3-1で勝てば、我々が次のラウンドに勝ち進める。再びここ（フスバル・アレナ・ミュンヘン）に戻り、決勝でプレーできるのは私たちだと確信しているよ。

バイエルンは、ヨーロッパで11回レアル・マドリーを破っており、7回のユベントスとインテルよりも4回多い。

ハイライト



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