[AD]
ヨーロッパリーグ準々決勝第2戦・プレビュー [UEFA EL 11-12]

UEFA ヨーロッパリーグ
準々決勝 セカンドレグ
4月5日(木) | |||
ベスト8からベスト4へ。 注目が薄いヨーロッパリーグ。 変則的な木曜日開催なのも原因の一つかもしれない。 注目カードはアスレティック×シャルケ。 シャルケはアウェイで2点のビハインドを挽回する事は出来るのだろうか? 内田篤人は出場する?予想は2-2。 ラウール・ゴンサレス 「僕らは70分にわたり相手を上回っていたが、2-2とされてから壁に当たった。彼らは自分が見てきた中で最高のアスレティックかもしれない」 16年間在籍したレアル・マドリーで何度もアスレティックと対戦した経験を持つラウールの言葉だけに、これは最高の賛辞といえるだろう。「彼らと対戦すると必ず熱い試合になった」とラウールは振り返る。「再びサン・マメスでプレーするチャンスがめぐってきたのは、名誉なことだ。アスレティックを退けるのは難しいことだとしても、最高のパフォーマンスを披露したい。両チームとも勝ちたいと思っているので、いい試合になるだろう」 ビエルサ監督 アスレティックは「素晴らしい、あるいは実りの多いシーズンを送っている」との見方を否定した。「我々はもっと良くならなければならない。私の目標はまだ達成できていない。5日の試合に勝つのは簡単ではないし、シャルケの質の高さは無視できない。ラウールは素晴らしい選手で、我々はしっかり守る必要がある」 |
|||
4月5日 木曜日 | |||
28:05- | バレンシア | v | AZアルクマール |
Stadium : Mestalla | Referee : Pavel Kralovec (CZE) | ||
ファーストレグ : AZアルクマール 2 - 1 バレンシア | |||
過去の再現を望むバレンシア。 ホームでオランダ勢と対戦した直近の2試合で4得点ずつを挙げているバレンシアCFは、2-1のリードを持ってスペインに乗り込んでくるAZアルクマールとのUEFAヨーロッパリーグ準々決勝第2戦でも、その流れが続くことを願っている。 アルクマールでの第1戦は、ブレット・ホルマンのゴールでホームのAZが前半のロスタイムに先制。51分にメフメト・トパルに同点ゴールを許したものの、79分にマールテン・マルテンスが決めて2-1と先勝した。 両者がUEFA主催クラブ大会で対戦するのは今回が初めて。 バレンシアは、2003-04シーズンにUEFAカップを掲げている。前回、準々決勝に勝ち進んだ2009-10シーズンには、最終的に優勝するアトレティコ・マドリーにアウェーゴール差で敗れた。 バレンシアにとって第1戦の敗北は、対オランダ勢11試合目にして初の黒星で通算成績は4勝6分け1敗(ホームでは3勝2分け)。 2010-11シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージでマンチェスター・ユナイテッドFCに0-1で敗れて以来、欧州カップ戦のホームゲームで8試合無敗(6勝2分け)。 UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージからUEL決勝トーナメント1回戦へ回った8チームのうち、準々決勝に勝ち残っているのはバレンシアのみ。 AZアルクマールは、欧州の舞台で決勝トーナメントに勝ち残ったのは、2006-07シーズンのUEFAカップ以来今回が初めて。 スペイン勢との直近3試合に勝利を収めているが、2試合制の勝負ではスペインのクラブと3回当たって2敗している。ただし、決勝トーナメントでスペイン勢を倒した唯一の機会は2004-05シーズンのUEFAカップ準々決勝で、このときにはビジャレアルCFに敵地で2-1と競り勝ったあと、ホームで1-1と引き分けた。 欧州カップ戦のアウェーゲーム過去17試合で1勝しかしていない。 AZは今大会で枠内シュートを64本放っており、これは参加クラブ中で最多となる。 会場はメスタージャ。主審はパベル・クラーロベツ(チェコ) 勝者は、準決勝でアトレティコ・マドリー対ハノーファー96戦の勝者と対戦し、第2戦をホームで迎える。その準決勝を勝ち上がったチームは、5月9日にブカレスト国立競技場で行われる決勝で名目上のホームチームとなる。 |
|||
|
|||
28:05- | アスレティック・ビルバオ | v | シャルケ |
Stadium : San Mames | Referee : Nicola Rizzoli (ITA) | ||
ファーストレグ : シャルケ 2 - 4 アスレティック | |||
シャルケにとどめを刺したいアスレティック。 UEFAヨーロッパリーグ・ベスト16でイングランド王者マンチェスター・ユナイテッドFCを撃破したアスレティック・クラブが、準々決勝でもFCシャルケ04に2点差で先勝し、ベスト4進出を決めようとしている。 第1戦ではアスレティックのフェルナンド・ジョレンテが2得点(21分、73分)。その間にシャルケのラウール・ゴンサレスも2ゴール(22分、59分)を決めたが、終盤にオスカル・デ・マルコス(81分)とイケル・ムニアイン(90+3分)がアウェーチームに2点のリードをもたらした。 両者がUEFA主催クラブ大会で対戦するのは今回が初めて。 アスレティックは、1976-77シーズン以来の準々決勝進出。前回は決勝(2試合制)まで駒を進めたが、ユベントスにアウェーゴール差で敗れた。 ドイツ勢に対し、過去7試合で2勝1分け4敗(ホームでは1勝1分け1敗)。 欧州カップ戦のホームゲームで7戦連続無敗中(4勝3分け)。ホームで負けたのは2009-10シーズンUELグループステージでSVベルダー・ブレーメンに0-3で敗れたのが最後。 フェルナンド・ジョレンテは計6ゴールで、大会に残っている選手中3位に浮上した。 シャルケは、昨季のUEFAチャンピオンズリーグで準決勝まで勝ち進んだが、この大会では2005-06シーズン以来の準々決勝進出となる。 UEFA主催クラブ大会でスペイン勢と22回対戦し、7勝6分け9敗(スペインでは2勝4分け5敗)。2005-06シーズンのUEFAカップ決勝トーナメント1回戦でRCDエスパニョールを3-0で倒して以来、スペインでは最近6試合で勝利に見放されている。 シャルケはこの大会の準々決勝で過去にスペイン勢と対戦した経験がある。1996-97シーズンのUEFAカップではバレンシアCFを2試合合計3-1で退け、最終的に栄冠を手に入れた。 今季のグループステージでアウェー無失点だったが、決勝トーナメントではアウェーで勝てていない。 ベスト32とベスト16でハットトリックを記録したシャルケのクラース・ヤン・フンテラールは、計9ゴールで得点ランキングの首位に立っている。 ゴールキーパーのヒルデブラントは、第2戦が行われる5日に33歳の誕生日を迎える。第1戦では、前半だけで負傷交代した。 会場はサン・マメス。主審はニコラ・リツォーリ(イタリア) 勝者は、準決勝でスポルティング・リスボン対メタリスト・ハリコフ戦の勝者と対戦し、第2戦をホームで開催する。 その準決勝を勝ち上がったチームは、5月9日にブカレスト国立競技場で行われる決勝で名目上のアウェーチームとなる。 |
|||
28:05- | メタリスト | v | スポルティング・リスボン |
Stadium : Metalist Stadium | Referee : William Collum (SCO) | ||
ファーストレグ : スポルティング 2 - 1 メタリスト | |||
メタリスト、スポルティングとの大一番に臨む。 FCメタリスト・ハリコフはスポルティング・リスボンとのUEFAヨーロッパリーグ準々決勝第1戦で終盤に得点し、ベスト4進出に望みをつないだ。 第1戦は、マラト・イズマイロフ(51分)とエミリアーノ・インスア(64分)のゴールで2点をリードしたスポルティングがそのまま逃げ切るかと思われたが、メタリストの主将クレイトン・ザビエルが後半ロスタイムにPKを沈めて、決着は第2戦に委ねられることになった。 両者がUEFA主催クラブ大会で対戦するのは今回が初めて。 メタリストは、欧州カップ戦でクラブ史上初のベスト8進出を果たした。 これまでの最高成績は、2008-09シーズンUEFAカップのベスト16。ただし、そのときには同じウクライナのディナモ・キエフにアウェーゴール差で敗れた。 メタリストがこれまでに顔を合わせたポルトガル勢は、2008-09シーズンのUEFAカップ・グループステージで対戦したSLベンフィカのみ。 メタリストは今大会最多の26得点を記録しており、2位タイのクラブ・アトレティコ・マドリーとFCシャルケ04より4点多い。 試合終盤にも得点力が衰えず、25ゴールのうち9ゴールを76分以降に奪っている。 スポルティングは、2004-05シーズンのUEFAカップ、リスボンでの決勝でCSKAモスクワに1-3と敗れて以来、準々決勝進出が2007-08シーズンの1度しかない。そのときはレンジャーズFCに屈した。 ウクライナ勢と対戦した5試合に全勝しており、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージでは、FCディナモ・キエフとFCシャフタール・ドネツクを相手にホーム、アウェーとも勝利を収めた。さらにホームでは、ウクライナのクラブから1点も奪われたことがない。 過去9度の欧州カップ戦のアウェーゲームで1勝しかしていない。今季のUEFAヨーロッパリーグ・グループステージではFCチューリヒに0-2と敗れた。通算成績は1勝3分け5敗。 過去11度の欧州カップ戦のホームゲームで負けなしが続いている。2010-11シーズンのUELプレーオフのブロンビーIF戦(2-0で勝利)から始まり、その間の成績は10勝1分け。 会場はメタリスト・スタジアム。主審はウィリアム・コルム(スコットランド) 勝者は、準決勝でシャルケ04対アスレティック戦の勝者と対戦し、第1戦をホームで開催する。 その準決勝を勝ち上がったチームは、5月9日にブカレスト国立競技場で行われる決勝で名目上のアウェーチームとなる。 |
|||
|
|||
28:05- | ハノーファー | v | アトレティコ・マドリー |
Stadium : Hannover Arena | Referee : Mark Clattenburg (ENG) | ||
ファーストレグ : アトレティコ 2 - 1 ハノーファー | |||
ホームで逆転突破を狙うハノーファー。 UEFAヨーロッパリーグ・ベスト8に残った中では欧州の経験が最も少ないハノーファー96。 第1戦ではクラブ・アトレティコ・マドリーに1-2で敗れたものの、ホームの第2戦では下馬評を覆す逆転突破を狙っている。 マドリードで行われた第1戦では開始9分に、アトレティコにとってUEFA主催クラブ大会通算400点目となるファルカオのゴールでホームチームが先制したが、38分にマメ・ディウフのゴールでハノーファーが同点に。しかし89分にエドゥアルド・サルビオが挙げたゴールでアトレティコが先勝した。 両者がUEFA主催のクラブ大会で対戦するのは、今回の準々決勝が初めて。 ハノーファーは、UEFA主催大会へ出場するのは今回が2度目。 今季のUEFAヨーロッパリーグ・プレーオフでセビージャFCと対戦するまで、スペイン勢との対戦経験がなかった。この時はホームで2-1と勝利したのち、敵地セビージャでも1-1の引き分けに持ち込み、グループステージ進出を決めている。 UEFA主催大会のホームゲームで負けがない。欧州カップ戦には今回を含め2度出場しているが、ホーム戦の戦績は5勝2分け。 ベスト16第2戦で戦ったスタンダール・リエージュに4-0で勝利。これはUEFA主催大会でのクラブ最多得点差勝利記録である。 アトレティコ・マドリーは、UELで準々決勝に進出するのは2010年以来。 欧州カップ戦のアウェーゲームでは、過去8戦で1回しか負けていない。 唯一の敗戦は、今季のUEFAヨーロッパリーグ・グループステージのウディネーゼ戦で、0-2で敗れている。この間の通算成績は5勝2分け1敗。 これまでドイツ勢と31試合を戦い、通算成績は14勝6分け11敗(アウェーでは4勝3分け7敗) 今季のUEL得点ランキングで2位につけているのはアトレティコのファルカオで7得点。このコロンビア代表FWはFCポルトに在籍していた昨季、17得点を挙げてUELの最多得点記録を更新した。 会場はハノーファー・アレナ。主審はマーク・クラッテンバーグ(イングランド) 勝者は、準決勝でAZアルクマール対バレンシア戦の勝者と対戦し、第1戦をホームで開催する。 この準決勝の勝者が、ブカレスト国立競技場で5月9日に行われる決勝では名目上のホームチームとなる。 |
コメント 0