ヴィラ、ボルトン、マン・シティは意地を見せる（第31節イングランド・プレミアリーグ）

第３１節 イングランド・プレミアリーグ


アストンヴィラ vs. チェルシー


Stadium: Villa Park
Referee: Lee Mason
Attendance: 34,740


Aston Villa (4-4-2)
01 Given, 03 Warnock, 06 Collins, 30 Lichaj, 32 Baker, 07 Ireland, 25 Bannan, 31 Herd (Albrighton - 70' ), 38 Gardner, 11 Agbonlahor, 26 Weimann (Heskey - 82' )

Substitutes
22 Guzan, 37 Williams, 12 Albrighton, 35 Johnson, 40 Carruthers, 41 Grealish, 18 Heskey

Chelsea (4-3-3)
01 Cech, 02 Ivanovic, 03 Cole, 04 David Luiz (Cahill - 45' ), 26 Terry, 08 Lampard, 12 Mikel, 09 Torres, 10 Mata (Malouda - 74' ), 21 Kalou (Ramires - 59' ), 23 Sturridge

Substitutes
22 Turnbull, 17 Bosingwa, 24 Cahill, 34 Bertrand, 05 Essien, 07 Ramires, 15 Malouda





スティリアン・ペトロフが急性白血病を患い、引退の意思を発表した。（のちに本人は否定しました。）
ムアンバが回復しツイッターで元気そうな姿を見せていたが、ここにきてまたも悲しいニュース。
どうか治してほしい。

試合前にはペトロフと家族が観戦に訪れ、スタジアムのサポーターは大きな拍手で出迎えた。
選手たちも「スタンを支える」という文字入りのTシャツでウォーミングアップをしていた。






試合は前半早くから動く。
混戦からスタリッジが決めてチェルシーが先制。
その後沈黙が続いていたが、後半にイヴァノヴィッチのヘッダーで追加点。
しかしここでヴィラが意地を見せて同点にする。
そこまでは良かったが、チェルシーが再び勝ち越しに成功。
トーレスのアシストからイヴァノヴィッチが決め、アディショナルタイムにはトーレスがリーグ戦久しぶりのゴールを決めて、4点目。
結果、2-4でアウェイのチェルシーが勝利。



アストンヴィラ　2 - 4　チェルシー



0-1　9分　ダニエル・スタリッジ
0-2　71分　イヴァノヴィッチ
1-2　77分　ジェームズ・コリンズ
2-2　80分　エリック・リチャイ
2-3　83分　イヴァノヴィッチ
2-4　90分　フェルナンド・トーレス



ポゼッション: 48% : 52%
シュート数: 9本 : 12本
枠内シュート: 5本 : 9本

Man of the Match: Fernando Torres (Chelsea Striker)


マン・オブ・ザ・マッチは、１ゴール２アシストの活躍を見せたフェルナンド・トーレス。


アストンヴィラは、勝ち点33ポイントの15位。
チェルシーは、勝ち点53ポイントの5位をキープ。

チェルシー、ロベルト・ディ・マッテオ監督
２失点した時間帯の５分を除いて、我々は試合をコントロールしていた。おそらく、もっとゴールを奪うチャンスもあったと思う。ただ、ミッドウィークにも試合をしたから、終盤に少し疲れが出るかもしれないとは感じていた。実際にそうなってしまい、２失点したんだ。しかし、そこから素晴らしいスピリットを見せることができたよ。
本当にうれしいね。チームは最後まで戦うという気持ちを見せている。最後までチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指していくよ。

トーレスは、プレミアリーグで１０３５分ぶりのゴール。

アストンヴィラは、コーナーから１３失点を許すプレミア最多チーム。

ハイライト






次節、ヴィラはアウェイで、リバプール戦。
チェルシーは、ホームで、ウィガン戦となる。その前にCL第2戦、ホームでベンフィカ戦。

今後の日程

アストンヴィラ	チェルシー
	CL ベンフィカ（H）
マンU（A）	ウィガン（H）
サンダーランド（H）	フルハム（A）
	トッテナム（FAカップ）
	アーセナル（A）
ボルトン（H）
ウェストブロム（A）	QPR（H）
	ニューカッスル（H）
トッテナム（H）	リバプール（A）
ノーリッジ（A）	ブラックバーン（H）

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マンチェスター・シティ vs. サンダーランド


Stadium: Etihad Stadium
Referee: Phil Dowd
Attendance: 47,007


Manchester City (4-3-3)
25 Hart, 02 Richards (Johnson - 46' ), 04 Kompany, 13 Kolarov, 28 K Toure, 07 Milner (Pizarro - 81' ) ,21 Silva (Tevez - 58' ), 34 De Jong, 42 Y Toure, 10 Dzeko, 45 Balotelli

Substitutes
30 Pantilimon, 05 Zabaleta, 22 Clichy, 08 Pizarro, 11 Johnson, 18 Barry, 32 Tevez

Sunderland (4-4-2)
22 Mignolet, 02 Bardsley, 04 Turner, 12 Kilgallon (Kyrgiakos - 81' ), 06 Cattermole (Vaughan - 90' ), 07 Larsson, 08 Gardner, 14 Colback, 23 McClean, 28 Sessegnon, 52 Bendtner

Substitutes
20 Westwood, 11 Richardson, 25 Kyrgiakos, 15 Vaughan, 18 Meyler, 09 Campbell, 17 Ji Dong-Won


試合は得点の奪い合い。というより、シティが2点のビハインドの追う展開。
ラーションが先制も、バロテッリがPKを決めて同点に追いつく。
しかしそれで終わらず、ベントナーの（マスクなしで）ゴールを決めて勝ち越しに成功。
その後再びラーション。ここで試合は１-３。喫したかと思われたがシティは意地を見せる。
バロテッリがきれいな弧を描くゴールを決め、続いてコラロフのミドルが突き刺さって同点に。
その後も攻めるシティ。しかしサンダーランドが粘って試合終了。
結果、３-３のドロー。勝ち点１づつを分け合う結果となった。


マンチェスター・シティ　3 - 3　サンダーランド



0-1　31分　セバスチャン・ラーション
1-1　43分　マリオ・バロテッリ（PK）
1-2　45分　ニクラス・ベントナー
1-3　55分　セバスチャン・ラーション
2-3　85分　マリオ・バロテッリ
3-3　86分　アレクサンダル・コラロフ



ポゼッション: 53% : 47%
シュート数: 19本 : 8本
枠内シュート: 10本 : 4本

Man of the Match: Sessegnon and Bendtner (Sunderland Striker)


マン・オブ・ザ・マッチは両ストライカー。実際はベントナーかな？

シティのホーム無敗記録は継続も、連勝記録は20で途絶える。
勝ち点７１ポイント、首位ユナイテッドと２ポイント差。
サンダーランドは勝ち点４１ポイント。９位に後退した。

シティ、ロベルト・マンチーニ監督
酷いパフォーマンスだった。この結果は妥当だろう。ラスト１０分の内容には満足している。残りの８０分は、あまり良いプレーではなかったから、ハッピーではない。ホームで３失点というのは、我々にとって珍しいことだ。
タイトル獲得は難しい。ただ、それは月曜日（のマンチェスター・ユナイテッド戦）次第だ。我々は、あと７試合残している。我々と同じように、ユナイテッドにも厳しい瞬間は訪れるはずだ。ダービーまでに、勝ち点２差をなくすことが大事だね。
マリオは70分間何もしてないに等しかったが、その後2ゴール決めた。こういうプレーは好きではない。すべきことをできる才能を持ちながら、自分の状況を理解していない。今日のような試合では早々に違いを見せるべきなんだ。開始5分で交代させようかと思ったよ。

シティ、DFヴィンセント・コンパニ
引き分けだった、これで神経質になることはないと保証できる。ここにいる多くの選手は、このクラブで、ほかのクラブで、ほかのリーグで、これまでにこういった経験をしてきた。今日はちょっとオフになってしまっただけだ。問題はないよ。

サンダーランド、マーティン・オニール監督
我々のパフォーマンスは見事だった。称賛に値するね。3ポイント取れなかったのはがっかりだけど、素晴らしいチームだよ。選手それぞれがとても良かった。大きな日になる。みんな負けると思っていただろうからね。我々は戦う姿勢を見せたよ。
レフェリーが試合を止めたとき、相手のダイブでカードを出すものだと思った。レフェリーというのは、本当に難しい仕事だ。しかし、私はロッカールームへ向かう途中に話しをした。そして、あれはＰＫだったと言われたよ。そうだったとは思わない。映像を見れば、はっきりするだろう。ハーフタイムまで２分というところの失点だったから、痛かったね。
ペトロフのことはショックを受けた。昨日の夜に、彼と話をしたよ。とても前向きだった。戦うと言っていたね。すぐに治療を始めるそうだ。彼が１９歳のときから知っている。ブルガリアからセルティックに来たときは、まだ英語を話せなかったが、とても早く習得したよ。私は彼に最大限の敬意を持っている。それは、サッカー選手としてだけではない。人としでもだ。精神的に真の強さを持っている。彼はこういったこととも戦えるよ。

シティは1972年に達成したリバプールのホーム21連勝に届かず20連勝止まり。

シティは今シーズン、ホームでどのチームよりも多い８回のPKが与えられている。

ハイライト





次節、シティはアウェイでアーセナル戦。
サンダーランドはホームでトッテナム戦となる。

今後の日程

マンC	サンダーランド
アーセナル（A）	トッテナム（H）
ウェストブロム（H）	エバートン（A）
ノーリッジ（A）	ウルヴス（H）
ウルヴス（A）	アストンヴィラ（A）
マンU（A）	ボルトン（H）
ニューカッスル（A）	フルハム（A）
QPR（H）	マンU（H）

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ウォルバーハンプトン vs. ボルトン


Stadium: Molineux Stadium
Referee: Jonathan Moss
Attendance: 25,215


Wolverhampton Wanderers (4-5-1)
01 Hennessey, 05 Stearman, 11 Ward, 14 Johnson, 21 Bassong, 04 Edwards (Milijas - 87' ), 07 Kightly, 17 Jarvis, 26 Davis (Henry - 87' ), 09 Ebanks-Blake (Doyle - 81' ), 10 Fletcher

Substitutes
31 De Vries, 16 Berra, 23 Zubar, 08 Henry, 12 Hunt, 20 Milijas, 29 Doyle

Bolton Wanderers (4-5-1)
01 Bogdan, 03 Alonso, 18 Ricketts, 31 Wheater, 32 Ream, 10 Petrov, 16 M Davies, 19 Reo-Coker, 17 Klasnic (K Davies - 70' ), 24 Ngog (Knight - 90' ), 30 Miyaichi (Eagles - 77' )

Substitutes
22 Jaaskelainen, 12 Knight, 25 Boyata, 07 Eagles, 37 Vela, 14 K Davies, 29 Sordell



宮市は途中交代。
その後デイヴィスとジャーヴィスの2ゴールでボルトンが逆転勝利。



ウルヴス　2 - 3　ボルトン



1-0　53分　マイケル・カイトリー
1-1　63分　マルティン・ペトロフ（PK）
1-2　80分　マルコス・アロンソ
1-3　84分　ケヴィン・デイヴィス
2-3　88分　マット・ジャーヴィス



ポゼッション: 51% : 49%
シュート数: 14本 : 19本
枠内シュート: 8本 : 11本

Man of the Match: Adam Bogdan (Bolton GoalKeeper)


マン・オブ・ザ・マッチは、ファインセーブを連発したGKボグダン。

ウルヴスは、4連敗。勝ち点22ポイントのまま最下位。
ボルトンは貴重な勝ち点3ポイントをゲットで3連勝。勝ち点29ポイントで17位。

今後の日程

ウルヴス	ボルトン
ストーク（A）	フルハム（H）
アーセナル（H）	ニューカッスル（A）
サンダーランド（A）	スウォンジー（H）
マンC（H）	アストンヴィラ（A）
スウォンジー（A）	サンダーランド（A）
	トッテナム（H）
エバートン（H）	ウェストブロム（H）
ウィガン（A）	ストーク（A）

次節、ウルヴスはアウェイでストーク・シティ戦。
ボルトンはホームでフルハム戦となる。


ウルヴスはマッカーシー監督を解任させた意味はあったのだろうか？
たぶんないだろう・・・降格は決まったも同然。一つ上の順位と6ポイント差。
この4連敗を見ても守備陣のひどさは最下位そのもの。
ボルトンは1試合少ないながら暫定16位。
チーム状態も上向き。宮市は良いクロスを挙げてたし、右で慣れつつある。
引き出しが多くなれば怖い選手にもなれるし、まだまだ成長著しいね。

ボルトン、MFスティリアン・ペトロフ
サポートのメッセージをくれたみんなに感謝したい。僕にとっても、僕の家族にとっても、厳しい時期だから、みんなには僕たちのプライバシーを尊重してもらいたいと思う。家族、チームメート、サッカーを通じて出会ったすべての友人、そしてアストン・ヴィラのファン、みんなの助けと愛情で、僕は病気に勝てると確信している。
昨日、ファブリス・ムアンバ（ボルトンＭＦ）が写真を公開していたのを見た。刺激になったね。僕はしばらく出られないけど、僕はここで自分の仲間をサポートすることができる。僕はこれからもチームメートをサポートしていくよ。彼らが僕のサポートをしてくれることは分かりきっている。

ボルトン、オーウェン・コイル監督
プレミアリーグでの勝利は、どれも大きなものだ。今日の試合は難しくなると思っていたよ。ウルヴスは勝つために、前半から仕掛けてきた。こちらはしっかりと守らなければいけなくなったね。アダム（ＧＫボグダン）が、何度か見事な守備をしてくれた。
こちらは本来できるレベルでパスをつなぐことができなかったから、より厳しいゲームになった。しかし、カウンターでチャンスをつくった場面もあったね。後半は良いスタートが切れたが、カイトリーに良いシュートを決められてしまった。それでも、そこで落ち込むことなく、良いリアクションが見せられたよ。
３－１で試合を終えるべきだった。もっとゴールを決めるべきだったかもしれない。ラスト５分は神経質なものだった。それでも何とか堪えて、勝ち点３を奪うことができた。ベストを尽くして戦い続けば、この調子を維持できる。我々には勝つためのクオリティーがあり、勝ち点を拾っていくことができるはずだ。

ボルトンは、２００６年１２月以来の３連勝。

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