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第30節 魔境ブリタニア|Pray for Muamba|そしてリバプール… [League 11-12]
第30節 イングランド・プレミアリーグ
ストーク・シティ vs. マンチェスター・シティ
59分、ピーター・クラウチ
78分、ヤヤ・トゥーレ
ストーク・シティ 1 - 1 マンチェスター・シティ
ポゼッション: 44% : 56%
シュート数: 10本 : 16本
枠内シュート: 3本 : 10本
Man of the Match: Yaya Toure (ManCity Midfielder)
やはりブリタニア。何が起こるかわからない。
アグエロが負傷で欠場。代わりに入ったのはエデン・ジェコ。
テベスは再びベンチスタート。
前半もいくつか決定機はあったが、スコアレスで折り返す。
後半、均衡を破ったのはストーク・シティ。
クラウチのスーパーボレーシュートで先制。
これは意表を突かれたハートというよりクラウチが凄かった。
マンフト1位どころか、ゴール・オブ・ザ・シーズンとってもおかしくない。
このゴールもボールは地につかず空中戦から生まれたもの。
そしてヤヤ・トゥーレがお返しとばかりに見事なミドルで同点。
ショウクロスにディフレクトして若干コースが変わってゴールイン。GKベゴヴィッチはしょうがない。
その後もストークはパラシオスの決定機はあるが決めれず。
そのまま試合終了。1-1のドローで勝ち点1を分け合う結果になった。
ストークは勝ち点38ポイントに伸ばして12位。
マン・シティは勝ち点70ポイントに伸ばして(得失差で)暫定ながら首位浮上。
次節、ストークはアウェイでウィガン戦。
マン・シティはホームでサンダーランド戦となる。
ストーク、トニー・ピューリス監督
全てにおいて良かった。サポーターもね。バリーのチャレンジはPKだと思ったよ。少々がっかりだね。
クラウチはワンダフルだ。彼はトレーニングでもやっていたね。技術はとても良いし、彼は完成されてるよ。
できれば夏は休んでほしいが、イングランドに呼ばれるなら私たちは嬉しい限りだよ。
ストーク、FWピーター・クラウチ
おそらく、僕が決めた中でもベストゴールだっただろうね。ボレーはいつも楽しめるけど、普通はああいう風にいかないよ。ボレーは毎日練習しているんだ。
ストークと契約したとき、試合に出てゴールを決めれば、イングランド代表でプレーするチャンスを得られるとわかっていた。大きな大会があるんだ。チャンスが欲しい。この両手でそれをつかみたい。
シティ、DFコロ・トゥーレ
ブリタニア・スタジアムでの試合は難しい。今日は勝ち点2を失って残念だ。でも、悪い結果ではないよ。タイトルレースでは、どんな勝ち点も重要だ。残りの試合は、決勝戦の気持ちで臨まないとね。ストークは良い試合をした。僕たちにプレッシャーをかけてきたよ。
シティ、MFヤヤ・トゥーレ
パニックにならないことが大事だ。ストークとの対戦は常に難しいもので、僕たちは良いチームと戦った。自信を持ち続けないとね。アウェーの試合は、いつも厳しいよ。ストークはとても良いプレーをしていたから、彼らは引き分けにふさわしいと思う。
シティはブリタニアでここ5試合勝ちなし。
アウェイゲームここ9試合でわずか2勝。
ライアン・ショウクロスは頭で209回クリアをしている。これはどの選手よりも多い。
ハイライト
ボルトン vs. ブラックバーン
28分、デビッド・ウィーター
35分、デビッド・ウィーター
53分、スティーヴ・エンゾンジ
ボルトン 2 - 1 ブラックバーン
ポゼッション: 53% : 47%
シュート数: 12本 : 10本
枠内シュート: 6本 : 4本
Man of the Match: David Wheater (Bolton Defender)
試合前はムアンバへ祈りをささげる人文字や、
南アフリカW杯の公式曲「WakaWaka(This Time for Africa)」が流れていた。
コイル監督は何か感慨深そうにそれを見る。なんかいいねこういうの。
試合は宮市亮の2試合連続アシスト。コーナーから2点目を演出した。
他にもいくつかの決定機があったり、良いクロスを供給していました。
試合はウィーターのヘッダーが2連続で決まってボルトンが先制。
エンゾンジが1点を返すも、ホームのボルトンがムアンバに勝利を捧げる。
ボルトンは再び降格圏脱出。1試合未消化ながら勝ち点25ポイントで17位浮上。
ブラックバーンは28ポイントで変わらず16位。
次節、ボルトンはアウェイでウルヴス戦。その前にFAカップ再試合、28日の朝にトッテナム戦。
ブラックバーンはホームでマンチェスター・ユナイテッド戦。(4月2日月曜開催)
ボルトン、オーウェン・コイル監督
まず、すべてのサポーターに感謝したい。ボルトンのファンだけでなく、ブラックバーンのサポーターにもだ。勝ち点3を手にしたね。我々は、今もずっとファブリスのことを考えている。
我々は幸運だ。ファブリスは、選手たちに『グッドラック』とメッセージを送ることができる。感動的な日だったよ。ファブリスはチームメート以上の存在で、みんなの親友だ。彼の人柄がなせることだね。
2ゴールを挙げたが、4、5点奪っていた可能性もあったと思う。何度かチャンスを逃してしまった。しかし、勝ち点3を得ることができたよ。
ボルトン、MFナイジェル・レオ・コーカー
彼の心臓が78分も止まっていたと聞き、彼と病院で会えただけでも僕には十分だった。大事なのは、生きていることなんだ。ピッチで彼が倒れて、救急車で運ばれ、彼は生きていた。奇跡だよ。今からシーズンの終わりまで、感情的になりそうだね。僕の人生は、土曜日に変わった。それを目撃した多くの選手が同じ気持ちだと思う。
ボルトンは2011年4月以来の2連勝。
ボルトンはセットプレーから18本のシュートを許すプレミアリーグで最も多いチーム。
ハイライト
リバプール vs. ウィガン
30分、ショーン・マロニー(PK)
47分、ルイス・スアレス
63分、ギャリー・コールドウェル
リバプール 1 - 2 ウィガン
ポゼッション: 56% : 44%
シュート数: 12本 : 6本
枠内シュート: 9本 : 5本
Man of the Match: Antolin Alcaraz (Wigan Defender)
先制はウィガンのマロニー。キャラガーがモーゼスを倒したとしてPKが与えられる。
後半開始直後、ジェラードのアシストからスアレスが決めて同点。
しかし終盤に再び失点。シュートがディフレクトしてコールドウェルの足元へ。
切り返して右足で決めて逆転。
そのまま試合終了。1-2でアウェイのウィガンが勝利。
今季ホーム2敗目。ここ6試合で5敗目。完全に調子を落としてるリバプール。
そして皮肉にもウィガンのスコアラーはスコットランド人であり、セルティック時代のチームメイト。
(ダルグリッシュ監督はスコットランド人であり、セルティックでプレーと監督経験がある)
リバプールは勝ち点42ポイントのまま7位。
ウィガンは勝ち点25ポイントに伸ばし残留に一歩前進。
次節、リバプールはアウェイでニューカッスル戦。
ウィガンはホームでストーク・シティ戦となる。
リバプール、ケニー・ダルグリッシュ監督
少し疲れているように感じた。我々はボールを支配していたが、大事なところでボールを渡してしまった。それは選手がプレーをできないからではない。疲労があったからだ。 テレビ放映のスケジュールは、選手の問題になっている。2つのカップ戦でうまくやっていることで、試合は増えた。日曜、水曜、土曜とプレーしたら、そのダメージは出るね。多くの選手が、3試合をこなした。しかし、それは良いプレーをする上で、重大なことではない。ちょっとした運が必要なんだ。
彼の左手に当たっていた? 私には違うテレビが必要だね。我々はレフェリーをコントロールできない。自分たちをコントロールするしかないよ。
ニューカッスル戦は、次の日曜日だ。1週間空くから、それを最大限に生かさないといけない。
ウィガン、ロベルト・マルティネス監督
我々にとって、歴史的な日になった。リヴァプールをアンフィールドで倒したんだからね。今シーズンの我々は、あまり祝う機会などなかった。今日は、非常に誇らしく思える日になったと思うよ。
選手たちが、状況をキープする術を心得ていたことが誇らしいね。本当にうまくボールをキープできたと思う。とても成熟した戦いぶりだったよ。
リバプールは、229本のシュートを外している。これはプレミアリーグのどのチームよりも多い。
ハイライト
試合後、宮市の一問一答。
―今日は勝てて安心したのでは?
「勝たなければいけない試合だったと思うし、あんな出来事があって難しい状況だったけど、(試合中に倒れたファブリス・)ムアンバにとっても、僕らにとっても勝たなければいけなかったので、良い形、良い結果が出て素直にホッとしています」
―ムアンバの事件の影響は?
「あの場面にいたし、すごくショックだったし不思議な感覚で、自然と涙が出てくるような状況でした。でも、苦しいのは本人ですし、僕らが下を向くわけにはいきませんでした。監督からもそういう話がありました。しっかりとムアンバのためもプレーするのが僕らの使命だと、次の日からしっかりと切り替え、苦しい状況ではあったけど信じてやってきました。自分もピッチで結果を出すということがムアンバに届くと信じてやってきたことが(勝利という結果につながり)良かったと思う」
―直接残留を争うブラックバーンを叩いたことについては?
「負けてはいけない試合だったし、チームとしてもそう(いう戦いに)なっていた。良い試合だったのではないでしょうか」
―試合終了後の円陣は?
「自然に輪になりました。監督もコーチも今日の試合に懸けていたところがあったし、自然に輪になって『よくやった』と監督から話がありました」
―ムアンバとは普段から付き合いは?
「(ボルトンに来て)初めて話をしたのがムアンバでした。日本語で『こんにちは』と話しかけてきて、『陽気な選手がいるんだな』と思いました。『今度はしの使い方を教えてくれ』などと試合前日のホテルで話をしたり、『今度1対1になったら絶対に行けよ』などと言われていました。本当に辛いけど、一番辛いのは本人だし、僕たちは祈るだけしかできない。自分のプレーを出し続けることが大事だと思います」
―CKからアシストしたが?
「あれは練習しているというか、CKを蹴らせてもらっているのでしっかりと点に結びつけられて良かったと思っています」
―ニアやファーへ蹴り分け、工夫をしているが?
「動き出しのタイミングなど、(受ける選手の)要求を確認しながら蹴っていて、良い形で2点目が入ったかなと思います」
―後半早々にシュートも放ったが?
「自分としてもクロサーというか、アシストに回ってしまっているところがある。やはりゴールしたいし、ゴールに一番近いのは中に行って足を振るということ。DFが前にいてシュートコースがなかったけど、左足で強引に巻こうとしたら違うところに行ってしまいました。中に行ったり、味方を使ったり、縦に行くことで選択肢を増やせばDFは苦しくなると思うし、そういうのをどんどん出して怖い選手になれるように頑張りたい」
―次節に向けての意気込みは?
「チームが苦しい状況でしたが、チーム一丸となって勝利に向かって一致団結している。そういう雰囲気を楽しみながら、しっかり勝利することがムアンバのためにもなるので、一戦一戦勝って残留したいと思います」
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