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(CL第2戦・結果)インテル敗退、バイエルン、マドリー強し [2012.3.13] [UEFA CL 11-12]
UEFA チャンピオンズリーグ
決勝トーナメント1回戦 セカンドレグ
3月13日分
インテル vs. マルセイユ
75分、ディエゴ・ミリート
90分、ブランドン
90分+2、マンダンダ(退場)
90分+2、ジャンパオロ・パッツィーニ(PK)
インテル 2 - 1 マルセイユ
合計スコア インテル 2 - 2 マルセイユ
ポゼッション: 50% : 50%
シュート数: 13本 : 11本
枠内シュート: 7本 : 4本
最大走行距離: デヤン・スタンコビッチ 10.893km
モルガン・アマルフィタノ 10.704km
Man of the Match: Souleymane Diawara (Marseille Defender)
インテルがアウェイゴールの差で敗退。マルセイユが値千金のゴールでベスト8進出。
インテルは決定機をものにできず、やっと追いついてもアディショナルタイムに失点。
長友は不用意なファールが散見。(と言っても微妙なジャッジで不運。)
いいパフォーマンスとは言えなかった。ここ最近疲れもあるのか、低調気味。
それでも粘りある守備は見せていたし、惜しいところまでは言ってたから残念だった。
試合は75分にミリートがようやく先制して、合計スコアが1-1。
そのまま延長戦なら良かったものの、集中が切れだしたアディショナルタイム。
マンダンダのロングフィードからブランドンが決めて、合計スコア1-2。
そのあとインテルがPKを得る幸運があるものの、アウェイゴールの1点に泣く。
GKマンダンダはその際退場し、(ディアワラと共に)準々決勝ファーストレグは出場停止となった。
インテル、クラウディオ・ラニエリ監督
今夜の試合は、我々のシーズンそのものだった。マルセイユでの第1戦と同様、内容では勝っていたものの、チャンスを2つか3つ逃した。180分で相手に許した枠内シュートは3本だけだったが、サッカーの試合では得点できるチームだけが勝利を得られる。マルセイユを称賛したい。これがサッカーであり、我々はこの結果を受け入れなければならない。
現時点では、これ以上の力は出せない。今夜は立ち上がりが非常に良かったが、最初の20分を過ぎるともう苦戦し始めた。彼らはパス回しがうまかった。一方、我々は前線でスペースを見つけられなかった。そして、(ベスレイ・)スナイデルが負傷してしまった。このような形で敗退するのは残念だが、全力は尽くした。今後は、リーグで上位との差を詰めるためのモチベーションを見つけなければならない。
マルセイユ、ディディエ・デシャン監督
試合ではタフな局面もあったが、どうにかゴールを奪うことができた。彼(ブランドン)を投入したとき、彼は私に得点を約束した。素晴らしい結果で、我々は本当に優れたチームだと思う。両チームにチャンスが生まれ、我々は攻撃面で少し消極的だったが、第1戦と同様の形で相手を傷つけた。これがイタリアン・スタイルだ。
非常に質の高いチームと対戦した。スティーブ・マンダンダは前半に我々を救ってくれたが、インテルは75分に得点した。もう1点奪われることもあると思っていたが、その前に得点しなければならないこともわかっていた。今は非常に誇らしく感じる。サッカーでは、終了のホイッスルが吹かれるまで信じ続けることが大事だと示せたのだから。
準々決勝にたどり着けて本当にハッピーだ。この試合に駆けつけてくれたファンの数を考えると、極めて特別なことだ。(チームが)リーグで苦しんでいるだけに、マルセイユは妙な雰囲気になるだろう。でも最も大事なのは、勝ち上がれたことだ。
マルセイユのFWブランドンは5試合のカップ戦で5ゴールを決めた。
CLでゴールキーパーがゴールをアシストしたのは、2007年4月以来のこと。
この時はACミランに所属していたGKジダがアシストしている。
バイエルン・ミュンヘン vs. バーゼル
11分、アリエン・ロッベン
42分、トーマス・ミュラー
44分、マリオ・ゴメス
50分、マリオ・ゴメス
61分、マリオ・ゴメス
67分、マリオ・ゴメス
81分、アリエン・ロッベン
バイエルン 7 - 0 バーゼル
合計スコア バイエルン 7 - 1 バーゼル
ポゼッション: 59% : 41%
シュート数: 24本 : 6本
枠内シュート: 16本 : 1本
最大走行距離: ルイス・グスタボ 11.882km
グラニット・シャカ 11.801km
Man of the Match: Franck Ribery (BayernMunchen Midfielder)
アウェイで敗れていたバイエルンだったが、ホームでは圧倒。
7得点で無失点。バルセロナの7-1を破る歴史的大勝でベスト8進出決定。
マン・オブ・ザ・マッチは3アシストしたフランク・リベリ。
バイエルン、ユップ・ハインケス監督
10日にも素晴らしいパフォーマンスを披露できたが、今日はまた……。試合前から、なんとしても勝ち抜けるという気迫がみなぎっている感覚はあった。今日はチーム全体がとても集中していたね。試合に懸ける意気込みが選手たちにあれば、それは練習からも感じられるものだ。今週は本当によくやってくれた。
キックオフの瞬間から試合終了まで、全く非の打ちどころがないゲームだった。リードを奪ったあとの頭脳的なプレーは特に称賛したい。計算し尽されたサッカーを披露し、運動量が多かっただけでなく、ピッチの至るところにボールを走らせた。スペースを非常にうまく使うこともできていた。前半の内容は完璧だった。
バーゼル、ハイコ・フォーゲル監督
これほどの大敗を喫したのだから不愉快だ。全く歯が立たなかった。それがチームに対する私の印象で、チャレンジする姿勢も足りなかった。たとえ思いどおりにプレーできなくても、少なくともチャレンジする姿勢を見せなければならない。その点については、両チームに違いがあってはならないものと考えている。
苦しい思いでいっぱいだった。私は何度となく時計を見つめ、『この試合はいつ終わるのか?』と思うばかりだった。しかし、これは乗り越えなければならない試練であり、可能な限り多くの教訓を得なければならない。おそらく、こうした試合の方が勝利以上に学ぶものは多いはずで、それこそ選手たちが今からやらなければならないことだ。ただし、バイエルンのクオリティーについても指摘しておく必要がある。彼らは一種の躁状態でプレーしていた。
レアル・マドリー vs. CSKAモスクワ
26分、ゴンサロ・イグアイン
55分、クリスチアーノ・ロナウド
70分、カリム・ベンゼマ
77分、トシッチ
90分+4、クリスチアーノ・ロナウド
レアル・マドリー 4 - 1 CSKAモスクワ
合計スコア レアル・マドリー 5 - 2 CSKAモスクワ
本田は欠場。
マドリーが4発快勝。ベスト8進出。
マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督
(クリスチアーノ・)ロナウドは信じられない選手だ。彼は驚異的だ。彼の昨シーズンのゴール数を考えれば、それ以上は無理だと思ったことだろう。だが、私に言わせれば、今の彼はさらにレベルを上げている。
多くの人が今夜の試合は簡単だと言っていたが、私は対戦相手のことをわかっていた。今日のうちのパフォーマンス、特に成熟ぶりには好感が持てる。我々は3-0とするまで試合を支配していた。別次元というほどではなかったが、チームはいいサッカーをした。1点を返された直後は少しあたふたしてしまったが、なんとか勝利で終わらせることができた。バランスが非常によくとれた状態が続いており、それは2シーズン連続でチャンピオンズリーグの準々決勝へ進めたことに表れている。
次のラウンドの対戦相手は気にしていない。突出した強いチームが存在するのは明らかだが、どこだろうと相手になるつもりだ。人々は私がどれほどチェルシーを愛しているかを理解していない。準々決勝か準決勝で対戦することになれば、素晴らしい相手になる。チェルシーが勝ち上がれたことをうれしく思う。だが、できれば決勝で対戦したい。
CSKAのレオニード・スルツキ監督
結果を出すには最高の試合をし、ミスをしてはならなかった。ハーフタイムまではいいサッカーをし、カウンターで攻めていたが、それでもミスが出てしまい、相手にチャンスを与えてしまった。
試合を盛り上げられなかったことに対する失意を感じている。相手ゴールの前でチャンスをいくつかつくることはできた。0-0のとき、(セイドゥ・)ドゥンビアに決定的なチャンスが訪れた。こういった試合では、2度目や3度目、4度目のチャンスが来るとは思わないほうがいい。また、多くのミスが出てしまい、相手にボールを支配されてしまった。今日の相手のレベルを考えると、それが我々にとっていい結果になるはずがなかった。
(GKのセルゲイス・)セプクゴフを責めるつもりはない。彼を勇気づける必要がある。第1戦ではいいプレーをしていたし、今日も我々を何度も救ってくれた。今夜は経験のある選手もミスをしていた。(パベル・)ママエフを投入したのは、攻めて得点する必要があったからだ。本田圭佑を使わなかったのは、スパルタク・モスクワと対戦する次のリーグ戦の試合に万全の状態で出てほしいからだ。
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