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UEFA CL 決勝T1stLEG プレビュー : 2/21 - 22 [UEFA CL 11-12]
UEFA チャンピオンズリーグ
決勝トーナメント1回戦 ファーストレグ
2月21日、22日分 | ||||
決勝トーナメント1回戦セカンドレグは3月6日と7日、3月13日と14日にそれぞれ4試合づつ行われる。 | ||||
2月21日 火曜日 | ||||
26:00- | CSKAモスクワ | v | レアル・マドリー | |
会場 / 審判 | Stadion Luzhniki | Referee : Bjorn Kuipers (NED) | ||
UEFAチャンピオンズリーグでここまで全勝のレアル・マドリーはアウェーで迎えるベスト16第1戦でも、CSKAモスクワ戦を相手に全勝記録を継続したいと意気込んでいる。 9度の欧州王者に輝くマドリーは今季、グループステージを6戦全勝で終えたが、対するCSKAもスペイン勢を相手にした過去5試合ではホーム、アウェー共に負け知らずで、この実績を励みにしたいところだ。 2シーズン前にも、CSKAは同じベスト16でスペイン勢のセビージャFCと対戦。まずはホーム戦でマルク・ゴンサレスのゴールで追いつき、1-1のドロー。続くアウェーではトマーシュ・ネチド、本田圭佑の2ゴールで2-1と勝利を収め、準々決勝進出を果たしている。 両チームはこれが初対戦。しかし、CSKAは2009-10シーズンの準々決勝で現在マドリーを率いるジョセ・モウリーニョ監督が当時指揮官を務め、最終的に優勝杯を掲げたFCインテル・ミラノに敗れているため、今回はリベンジを狙いたいところだ。UCLでの最高成績となった、その準々決勝では第1戦、第2戦とも0-1で敗れている。 CSKAはセビージャ戦より前に対戦したスペイン勢はわずか2チーム。そのうち2008-09シーズンのUEFAカップ・グループステージではRCデポルティボ・ラ・コルーニャをモスクワで3-0と破っている。さらにクラブの歴史で最も特筆すべき成果の一つとして、1992-93シーズンのUCL2回戦、6カ月前に欧州チャンピオンズカップでクラブ初の優勝杯を掲げたばかりのFCバルセロナにカンプ・ノウで3-2で勝利し、2試合合計スコア4-3で勝ち抜けた実績もある。 ベスト16進出を果たしたCSKAだが、これは主にアウェー戦での強さによるものだ。グループステージ第6節では、インテルに2-1で勝利したことで、グループBの4位から2位に浮上し突破を決めた。対照的にホームでは振るわず、インテルとLOSCリール・メトロポールに敗れたが、トラブゾンスポルASには3-0で勝利している。 マドリーは直近2回のロシアでのアウェー戦をいずれも制しており、2008-09シーズンのUCLグループステージではFCゼニト・サンクトペテルブルクに2-1で、さらに2002-03シーズンの2次グループステージでもFCロコモティフ・モスクワに1-0で勝利している。ただしロコモティフ戦に勝つ以前、マドリーのロシア勢との対戦成績は3分け4敗で、この中には3連敗も含まれている。 マドリーはグループステージで計19ゴールをマーク。一方で失点はわずか2に抑えた。アウェー3試合はいずれも無失点で、GNKディナモ・ザグレブ戦は1-0、オリンピック・リヨン戦は2-0、AFCアヤックス戦は3-0で勝利している。 会場はスタディオン・ルジニキ、主審はビヨルン・カイペルス。 |
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28:45- | ナポリ | v | チェルシー | |
会場 / 審判 | Stadio San Paolo | Referee : Carlos Velasco Carballo (ESP) | ||
UEFAチャンピオンズリーグのグループステージでマンチェスター・シティーFCの突破の望みを打ち砕いたSSCナポリ。このベスト16の第1戦では、同じイングランド勢のチェルシーFCにも同様の打撃を与えたいと考えている。 両者が顔を合わせるのは今回が初めて。ナポリは欧州カップ戦のホームゲームにおける好調が今回も続くことを願っている。2008年に13年ぶりに欧州の舞台に復帰して以降、ホームでは11試合無敗をキープしており、最後にナポリで勝利した国外のチームは1994年12月のアイントラハト・フランクフルトだった。 ナポリがイングランドのチームをホームに迎えるのは、今回で3回目だが、過去17カ月に集中している。最初は2010-11シーズンのUEFAヨーロッパリーグ・グループステージのリバプールFC戦で、スコアレスドローに終わった。 2度目が昨年11月22日のシティー戦だったが、これはグループ突破を決める重要な一戦となった。エディンソン・カバーニの2ゴールで2-1と競り勝ったナポリは、最終的にシティーに勝ち点1差でグループAを勝ち抜けた。 ナポリはビジャレアルCFにもホームで2-0と勝利したが、FCバイエルン・ミュンヘンには1-1の引き分けに終わっている。第3節でバイエルンを本拠地スタディオ・サン・パオロに迎えたナポリは、開始早々トニ・クロースにゴールを許し、欧州の大会におけるホーム無失点記録が573分でついに途絶えた。 チェルシーは9年連続のベスト16進出だが、過去7回のイタリア遠征では1勝しかできていない。2003-04シーズンのグループステージでSSラツィオに4-0と快勝した以外、残る6試合では3分け3敗となっている。 最後にイタリアに乗り込んだのは、2年前の同じ決勝トーナメント1回戦。かつてチェルシーを率いていたジョゼ・モウリーニョ監督のFCインテル・ミラノに1-2と競り負けた。2試合合計3-1で勝ち抜けたインテルは、その勢いのままクラブ史上3度目の欧州王者に輝いている。 しかしノックアウト形式の対戦では、セリエAのチームに3試合で2勝を挙げている。2008-09シーズンの決勝トーナメント1回戦では、ユベントスに2試合合計3-2と勝利。それより前の1997-98シーズンUEFAカップウィナーズカップ準決勝でも、ビチェンツァ・カルチョを2試合合計3‐2と下し、最終的に2度目の優勝を果たした。 昨季のベスト16ではFCコペンハーゲンと対戦し、敵地での第1戦で2-0と勝利。2試合合計スコアも変わらず勝ち抜けたが、準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドFCにホームで0-1、アウェーで1-2と屈して敗退した。 会場はスタディオン・サン・パオロ。主審はカルロス・ベラスコ・カルバジョ。 |
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2月22日 水曜日 | ||||
28:45- | マルセイユ | v | インテル | |
会場 / 審判 | Velodrome | Referee : Cuneyt Cakir (TUR) | ||
敵地フランスに乗り込むインテル・ミラノの監督クラウディオ・ラニエリの目標は、UEFAチャンピオンズリーグで3季連続となる準々決勝進出の足掛かりを築くこと、そして敵将ディディエ・デシャン監督に借りを返すことだ。 デシャン監督はASモナコFCを率いていた2003-04シーズン、UCL準決勝でラニエリ監督のチェルシーFCを2試合合計5-3で下し、決勝に駒を進めている。 両チームの初対戦は、2003-04シーズンのUEFAカップ準々決勝。マルセイユはホセ・アニーゴ監督の下、ホームとアウェーでインテルに1-0と連勝し、最終的には決勝まで勝ち進んだ。地元マルセイユでの第1戦ではディディエ・ドログバが、敵地イタリアでの第2戦ではキャメル・メリアムが決勝点を挙げている。ハビエル・サネッティは、アルベルト・ザッケローニ監督が率いたインテルの一員として2試合とも出場した。 今大会の両チームが本拠地で残した成績を考えると、ホームアドバンテージはあまり役に立っていないようだ。興味深いことに、どちらもグループステージでは地元で2敗。ホームでは勝ち点3しか獲得できなかったが、アウェーで勝ち点7を積み上げている。 マルセイユはCL2季連続となるが、それ以前に11年のブランクがある上、優勝した1993年を最後にベスト16の壁を越えていない。 ホームにイタリア勢を迎えた直近の試合で敗れており、2009-10シーズンのグループステージでACミランに1-2で競り負けた。セリエAのチームに対しては、本拠地スタッド・ベロドロームで4勝1分け2敗の成績を残す。 1993年、UCL決勝でミランを1-0と退けたが、1999年のUEFAカップ決勝ではパルマFCに0-3で敗れている。 インテルは2010年に優勝し、昨季も準々決勝まで勝ち進み、8季連続でUCLのベスト16に進出。グループBを首位で通過したインテルは、今季すでにフランスの地で勝利を収めており、昨年10月にLOSCリール・メトロポールを1-0で下した(リールにはホームでも勝利)。敵地フランスでの通算成績は5勝3分け3敗。 会場はスタッド・ベロドローム。主審はジュネイト・チャキル。 |
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28:45- | バーゼル | v | バイエルン・ミュンヘン | |
会場 / 審判 | St. Jakob-Park | Referee : Nicola Rizzoli (ITA) | ||
FCバーゼル1893のハイコ・フォーゲル監督は、決勝トーナメント1回戦の第1戦で古巣であるFCバイエルン・ミュンヘンをスイスに迎える。 かつてFCバイエルン・ミュンヘンのユースチームを率いたフォーゲル監督は、トルステン・フィンク監督がバーゼルの指揮を執っていた昨季もアシスタントコーチとしてバイエルンとグループステージで対戦し、2連敗した。バイエルンにはこれが4季連続でのグループステージ突破となるのに対し、バーゼルのUCLベスト16入りはクラブ史上2度目。準々決勝まで進んだのは、1973-74シーズンの1度だけである。 UEFA主催クラブ大会における初対戦となった2010年9月28日のザンクト・ヤコブ・パルクでの試合では、89分にバスティアン・シュバインシュタイガーが決勝点を挙げ、バイエルンが2-1で勝利。シュバインシュタイガーは56分にもPKで得点し、アレクサンダー・フライの先制ゴールを帳消しにしていた。 ミュンヘンでの一戦でも、ルイス・ファン・ハール監督率いるバイエルンが勝っている。フランク・リベリの2得点とアナトリー・ティモシュチュクのゴールで3-0と快勝し、バーゼルをグループステージ敗退に追い込んだ。 UEFA主催クラブ大会においては昨季が初対決だったバイエルンとバーゼルだが、1962-63シーズンのインターシティーズ・フェアーズカップで対戦している。第1戦を3-0で制したバイエルンは、第2戦が行われなかったため、そのまま勝ち進んだ。 バーゼルとしては、ホームでマンチェスター・ユナイテッドFCに2-1で競り勝ち、グループCの2位に入って、ベスト16進出を決めたグループステージ最終節同様の番狂わせを起こしたいところだ。しかし、それには5試合で4敗というドイツ・ブンデスリーガ勢とのホームでの対戦成績を改善しなければならない。 バイエルンは、グループAを首位通過し、今季の予選プレーオフでFCチューリヒを1-0と下したのを含め、UCLのアウェーゲームではここ9試合で6勝を挙げている。 バイエルンのユップ・ハインケス監督は、1987-88シーズンにもやぱりバイエルンを率い、 ヌーシャテル・ザマックスFCと欧州チャンピオンズカップ2回戦で対戦している。第1戦を1-2で落としたものの、ローター・マテウスがアウェーで得点。ミュンヘンでの第2戦では終盤に流れを変え、87分にハンス・プフリュグラー、90分にユルゲン・ベグマンがゴールを挙げた。 会場はザンクト・ヤコブ・パルク。主審はニコラ・リツォーリ。 |
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